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【行動変容栄養講座 認知症のメカニズムと食事での対策について】についてのご報告

こんにちは!manabi運営 飯野です。
今回は先日開催しました、
【行動変容栄養講座 認知症のメカニズムと食事での対策について】
についてのご報告です。

高齢化社会にともない、今後「認知症」がさらに増加していくと言われています。
誰もが他人事ではない、とても身近なテーマかと思います。
そのような中で、認知症についての正しい知識がより求められていきます。
現在、健康診断の血液検査結果から認知症のリスクがわかる研究が進んでいます。
今回はその判定法を開発された、以前にも一度manabiセミナーにご登壇いただいた酒谷薫先生からお話いただきました。

【講師】

酒谷薫(さかたに かおる)先生
東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻 特任研究員

<経歴>
1981年 大阪医科大学医学部医学科卒業、同脳神経外科入局、同大学院入学
1987年 同大学院修了、米国New York大学医学部脳神経外科・博士課程研究員
1989年 同大学脳神経外科・助教授
1990年 米国Yale大学医学部神経内科・客員助教授(兼任)
1995年 北京日中友好病院脳神経外科・国際協力機構(JICA)長期派遣専門家
2003年 日本大学医学部脳神経外科学系・光量子脳工学分野 教授
2012年 日本大学工学部電気電子工学科 教授、次世代工学技術研究センター長
2019年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任教授
2021年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員

<学位>
医学博士(大阪医科大学大学院医学研究科・脳神経外科学専
攻、1987年授与)
工学博士(北海道大学大学院工学研究科・システム情報工学専攻、1998年授与)
専門医
日本脳神経外科学会専門医

<受賞>
日本医師会医学研究奨励賞(2010年)
「光イメージング法を用いた脳の健康に関する生涯発達研究」

【印象的だったこと】

「認知症は生活習慣病であり、食事療法で予防が出来る!」が今回のセミナーの一番のポイントとなっていました。
これまで、認知症について「早期治療で、進行を遅らせる」という認識はありましたが、さらに早い段階(年齢)からの予防がとても大切だと知ることが出来ました。
また特別な検査ではなく、一般的に受けている健診データから判断出来るとのことで、まだまだ自分は関係がない、と思っている若年層に伝えていきたいことだと感じました。

【参加者の声】

沢山の感想をいただきました。一部ご紹介いたします。

・認知症と生活習慣病は大きく関与しているとは思っていなく、非常に興味深い内容でした。また、説明も非常にわかりやすく、疑問点もなく、楽しく参加できました。また、いろいろなお話を聞きたいと思いました。貴重な時間をありがとうございました。

・認知症も食事により予防効果を高めることができるということを学べて良かったです。
特定保健指導を受けられる方に、メタボの改善が認知症の予防につながるということを伝えていこうと思います。

・認知症は原因が分からなくて怖いというイメージのものから、最近はより身近で予防をしていこうという流れがあると思います。今回の講義からも、食事指導が非常に重要であることが理解でき、やりがいに繋がるなと感じました。

・認知症が食事とここまで関係があったことは驚きでした。生活習慣病の予防が認知症の要望に繋がることを今後指導の際に役立てていきたいと思いました。

など

【まとめ】

認知症予防に食事や運動など生活習慣が大きく関わっていますが、「生活習慣病」についても同じことが言えます。数値が少し高くなったくらいでは、痛くもかゆくもない状態なので、なかなか自分ごととして、早めの取り組みが難しいことが多いように思います。

認知症予防の取り組みとしては、より早い段階で始めることが重要とのことでした。
今回学んだ「認知症予防について」は、特定保健指導などの現場でも、対象者の方により自分の体のことへ興味をもってもらえるきっかけ作りになると感じました。

【manabiセミナーについて】

毎回、ご参加いただいたみなさんの熱心なご様子、またその熱意に刺激をもらっています。
これからもmanabiでは「もっと学びたい!」をサポートしていけるような、セミナーを開催して参ります。
次回は9月29日に、
「行動変容栄養講座 女性の更年期から閉経~身体の理解と栄養~」を開催予定です。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

https://manabi-nt.jp/guest_events



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