【リレー投稿】私の羅針盤_vol.7 りこ
まなびのみなとで広報を担当している梶村です。まなびのみなとInstagramの画像作成やnoteの投稿をしています。
まなびのみなとに入って4年と7ヶ月になりますが、社会に出て1年と9ヶ月になります。
昨年度は目に見えない働き方をしていたので、”最近何をしているの”を聞かれることが多かったですが、この半年は”今は楽しいですか”と聞かれることが多くなりました。
昨年は楽しくない顔をしていたのか、今がよほど楽しそうにしているのか。
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ーこれまでー
人形ごっこや室内でおままごとをした記憶はあまりないけど、幼稚園の居残りのとき、外で野草や木の実であやしい薬草を作りながら病院ごっこをするときはいつも患者さんでした。外で遊ぶことが好きだけど、本を読むことと何かを作ることがなによりも好きで、幼稚園で身長は一番小さいのに、誰の作品よりも大きな箱でギターを作ったそうです。よく借りていた絵本はぐりとぐら、そらまめくんのべッドでした。
ひとり遊びは苦手だけど、ゲームは続かず、病院の待ち時間は折り紙をひたすらしていた記憶があります。
小中学生の時、同級生のみんなと同じように話したいという思いから、グループには属しませんでした。かといって、毎週のように習い事のあとに遊ぶ友達もいたし、特別仲が悪いと言う人もいなかった。でもなぜか、偶然いたグループでトラブルが起きて巻き込まれることが多すぎるくらい多かった。またか、と思いつつしっかり巻き込まれた。
言い争いは苦手で、嫌いです。言い争いになる瞬間に上手く逃げるようになった。今でも言いたいことはすぐに言えないので、言わないようになりました。
でも思いつき度は高く、思いついてできるかもと思ったら作り方を調べたり、目的地までの過程を調べたり、明日いけるかもと思えば行ってしまうくらい興味のあるモノコトには入り込んでいけるよくわからない世界観を持っています。
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ー大学生のころー
島にいない時に島の未来が進んでいくことが受け入れられず、
「帰りたい」と毎日のようにつぶやいていたし、「島にいない余白の4年間」とずっと言い続けてきました。とは言いつつ、コロナ禍もあり計2年と少しの時間を島で過ごしてきました。
島は想像よりはるかにゆっくりと未来に進んでいました。
「なんで島に帰りたいのか」
大学受験と大学に入学して聞かれることが増えました。
「島に育ててもらったから」
と答えていたが、大学の卒業研究で、
「なんで島に育ててもらった感があるのか」
を何回も考えました。
「見守られてきたから」
これが、大学卒業時の答え。
いいことも悪いこともあるし、見守られてるということは常に見られているということだけど、全部受け入れてくれるからと思っているからだと思っています。
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ーいまー
この半年で苗字じゃなくて名前で呼ばれることが増えました。
言いたいこととかあった出来事はすぐに言わないと解決できない環境にいます。どうやったら同じことを繰り返さないか、何をして導くか。導けないんじゃないか。
受け取るものが多い。もっと他の言い方があったんじゃないかと反省する日も多い。
たまにそんな日もあった方がいいなと思います。
何かを受け取ってほしいし、原体験やきっかけを将来思い出してほしい。
ルーティン化しない方が自分に合っていて、変化がある方が面白いことが起こる気がします。
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恩返しをしたいとずっと言っていたのですが、恩を返せるような人間にはまだまだなれておらず、今はまだ返しているわけではないと感じているところです。
今働いている環境で日常や今関わっている子どもたちに私が島で島の人たちに受け取った恩を撒き散らしている、そんなイメージでいます。
島で生きる、島で働くことを探して、今でもいろんなところに声をかけてもらっています。
小学校の習い事をたくさんした経験がなければ高校の地域活動にあれほど参加していないだろうし、高校の時の経験がなければ今こんな状態になってないと思う。
18年前に幼稚園の担任の先生だった先生や、小学校の時の担任の先生たちのいる職員室にいたりします。
あの頃はビビりで何もかも怖くて、泣いたり、黙ったり、一歩踏み出すことに時間がかかったり、人と出遅れるとさらに時間がかかっていた。けど、いまは未来に一歩ずつでも進んでいるから、この先深くなる人生を島で進める。
初回となるリレー投稿のテーマを決める時に広報のメンバーと話し合い、”私の羅針盤”というテーマを決めましたが、私にこれといった羅針盤はまだなく、大学を卒業して大崎上島に帰ることを決めて、島に住み続けることを決めたくらいです。それだけのこと。だけど自分で決めたことなので重く受け止めています。
自分がそうだったように、日常の中で小さな体験がいつまでも覚えているように、今の島の子どもたちが大人になった時、このときのこんな出来事覚えているとかそんな話ができるように、まなびのみなと事業でも暮らしの中でも関わり続けていきたいです。
お読みいただきありがとうございます。
一般社団法人まなびのみなとをよろしくお願いします。
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