116本目『クマとみつばち』Beezy Bear 1955年【ドナルドダック主演作をすべて観る】
前回:
あらすじ:
養蜂場に務めるドナルドがいつものようにハチの世話をしていると、いかにも同僚であるかのようにふるまい、ハチの世話をするふりをしてハチミツをいただこうとしているクマのハンフリーを発見。ドナルドは犯人(ハンフリー)が潜伏しているブラウンストーン国立公園の管理事務所にやってくる。
コメント:
ドナルドがメインと見せかけて、ハチミツを狙って暴れるクマ公ことハンフリー・ベアのほうが出番が多い。再三注意されているのにもかかわらず、有刺鉄線の向こうにあるドナルドのハチミツを前にのたうち回るクマ公はほとんど麻薬の中毒患者。狂気じみていて非常にすばらしい。
備考:
・『クマ公とミツバチ』という旧邦題もある。
・シネマスコープ作品。のちにスタンダードサイズに再構成してタイトルバックを差し替えたバージョンも存在する。
・タイトル画面だけに登場するハチにはスパイクという名前がついており、『ドナルドの摩天楼』(1940年)ほか、ドナルドとプルートの主演作にたびたび登場している。