ぶりっつ!戦記 ~電脳灯争戦3~
プロローグ
「電脳灯争戦//」が、終わった。
優勝することはできなかったが、「一番露出して暴れる」という最大の目標は、4試合プレイすることで達成することはできた。ただ、こうすればよかったなあ、次はこうしたいなあと思った部分があったのも事実。
大会が終わり、あたしはnoteに記事を書き記しながら「もしも第3回があったらこうするんだ」という構想を頭で練る日々を過ごした…。
2022年11月。
主催・遊我さんから、待ちに待った「電脳灯争戦Ⅲ」の準備を行う旨の告知がなされた!
ただしここ1年で主催・遊我さんのリアル環境は大きく変化し、時間があまりとれないことと、前回大会が12チームと巨大になりすぎたことから、第3回電脳灯争戦は規模が縮小し
出場チームは全8チーム(主催推薦6チーム+抽選2チーム)
となることが告知された…。
まず次回大会に出るためには、何らかの方法で主催にアピールしなくてはならない…!
第1章 部隊編成
チームアップ!
前回大会後の反省点を踏まえて、「電脳灯争戦Ⅲ」に向けて、以下の活動指針を掲げて活動をすることにした…
今回は「ベビーフェイス」なチームにする
あまりにガチすぎない統率者を選択する
対戦相手に特定カラー推しのチームが予想される(特に緑)ので、こっちは逆に5人それぞれが各色を担当してばらけさせたい
実力以外に、エンタメのできるメンバーを選ぶ
できるだけ、これまで電脳灯争戦に出たことのない人から選ぶ
多くのイラストレーターさんを巻き込んでいろんなものを作る!
構想の段階では「プロプレイヤーにお願いをしてこっそり謎のVtuberとして出てもらう」ことも考えたけど、「電脳灯争戦Ⅲ」の開催告知がなされたのが2022年12月、本番の7月まで8か月もあるのに競技マジックを主とするプレイヤーのスケジュールを抑えるのは現実的ではなかったので、このプランは封印した…!
「これまで電脳灯争戦に出たことがないプレイヤー」を選ぶ際、あたしにはいつか声をかけようと思ってた人たちがいた…
遡ること2022年7月…
「電脳灯争戦//」に感化された元・夢幻連合のメンバー、大文字ひのこが主催した3人チーム戦「Trispark」で、あたしが所属する「くろりけっ!」は初戦で「シン・まっしろしろすけ」とマッチアップすることが事前に発表され、大会が盛り上がることを期待しつつお互いに試合前からじゃれ合っていた…
本番でも試合前に掛け合いしてくれたり、面白いことにノッてくれそうな感じだったので、(ましろしろは所属している「のあずあ~く」に召集されると思われ)久里瀬・L・ブランと朝比奈ましろにチーム結成のオファーを出し、2人とも長らく電脳灯争戦の出場を熱望していたので、あっさり快諾していただいた!
問題はここから…
条件にあうメンバーの候補を見た目の第一印象からある程度はピックアップしていたものの、ここからはTwi…Xでしか見たことがなくて、話したこともコラボしたこともない新しいVtuberに声をかけることになるため、3人で話し合い、配信や動画を確認しながらピックアップしていくことになった…!
3人が所属しているEDHサーバで、ある黒ギャルの姿を見かけるようになったのは、そのころだった。
配信を見てみると、とってもリアクションが明るくて、面白い!!
「こういう娘がチームには欲しいな」とビビっときて、これまで全然絡んだことがなかったけれど、ダメもとでダイレクトメッセージを送っていた…
お返事はまもなく来て「ヒストリックブロールやったことない」「MTGアリーナの資産があまりないのが心配」「でも楽しそうだからちょっと考えさせて」ということだったので、参考資料として前回大会の決勝の動画を添付し、吉報をじっと待つ…
そして2日後…
ここに最強エンターテイナー黒ギャル・霧島響希が加わったのだった…!
さあ、あと1人だ…!
5人に推し色を割り当てるとしたら緑に据えたいと思っている新人Vtuberさんが、偶然にもフクロウが運営として一枚噛んでいる「Magic the Gathering Streamers Tournament」に来るようになり、参加者だけでなく総合配信もやるようなアグレッシヴな子だったのでその実況の様子をチェックするようになった…なかなかにおとなしいかと思いきや武闘派な一面も持つそのギャップがよかったり、イラストも自作し自分でセルフ受肉する才能が素敵だと思ったので、霧島さんと同じように勧誘した…!
「ヒスブロ熱はアツいけど、企画のアーカイヴ見て判断したい!」
ということなので、同じく前回大会決勝の動画を紹介…!
エニィ・ターゲットが5人目として加入決定!
これで5人、新チームメンバーが出そろった…!
推し色決め
チームは「それぞれが1色ずつ推し色を決めてその色を含んだ統率者を採用する」ことに決めていた。
あたしの頭の中では「朝比奈さんが白、ブランちゃんが黒、エニィちゃんが緑」とあらかじめ割り当てている。ただ、赤と青については全く決まっていないこと、本人の意思をできるだけ尊重したいことから、あらためて全員に「何色を担当したいか」を聞いた…!
というわけで闘志のアツいきりしーには赤を担当してもらい、あたしは青担当に…!
キービジュアル作成
2022年春の「電脳灯争戦//」閉幕直後にチーム最後のコラボ企画「夢幻連合慰労会」が行われた。
これはメンバーが交代で麻雀し、トップが最下位に罰ゲー…こほん、「お願い」をし、その人が可能な限り叶えるという、結果的に阿鼻叫喚となった企画である…
で、「お願い」に従い2022年12月に「夢幻連合大阪オフ」が行われた!この際にYAZAWAさんが相棒のラセツさん(@rasetu_yazawa)を誘って参加、その際に次回「電脳灯争戦」のお話をしてその際にはイラストの依頼をさせていただく約束をし、このたび「ぶりっつ!」のキービジュアルを描いていただく流れとなったのだ…!
「全身でポップでカワイイ感じで」という、ざっくばらんなオーダーからこんな素敵に仕上げていただいたのだあ…!
すっごくかわいいラセツさんのキャラクターは、いろんな動画で使われた…!
顔合わせ
2023年2月9日、新チームの初配信を配信した…!
まずは5人に興味を持ってもらうべく、みんなにVtuberとして、それからプレインズウォーカーとして、の2つの自己紹介カードを記入してもらった…!
この日まで5人がボイスチャンネルに集ったことはなく、今聞き返すと距離感を図ったり、突っ込みをまだまだ遠慮したりと、初々しい感じが視聴者にも感じられたと思う…!
チーム名選定
初配信の後半では、チーム名を決めるための投票を行った!
投票に先立ち、全メンバーにチーム名の候補を挙げてもらったが、これが全然集まらない…
しかたなく、X(旧Twitter)上で候補を公募することに…!
ブランちゃん「そんなことしたら、変な候補にされちゃうかもしれないじゃん!」
真名結「大丈夫!そんなチーム名を弾き出す選定方法にするから!」
というわけで、集まった候補が以下の通り…素敵なものから、ヤバそうな香りがするものまで玉石混交だあ…!
選定方法は2ステージ制を採用!
第1ステージでは、メンバーにそれぞれ「上位3つに順に3点、2点、1点」を、視聴者には「上位2つに順に2点、1点」を割り当て、各候補の総得点を1位から順に並べた…。
第2ステージは、第1ステージの1位から順番に候補を真名結を除く4人に提示し、「承認」「否決」のどちらかを選んでもらった。「全員が胸を張って名乗れるチーム名であるように」ということで、最初に4人全員が「承認」した候補を正式チーム名に採用することにした…!
というわけで、以下の通りに第1ステージが終わり、第2ステージは一発で全員承認…「ぶりっつ!」が新チーム名に決定した!
ロゴ制作
前回の「電脳灯争戦//」では全チームにロゴ作成の義務があった(「クレイドル」は大会中に正式ロゴが完成するまでは仮のロゴを使用した)こともあり、チーム名が決定次第、チームロゴを作ることに決めていた…!
前回「夢幻連合」のロゴは二條舞衣さんが苦心して作成したが、今回は作り慣れている人にお願いしようと思い、ちょうどそのころ仕事を熱望していた眞白井エイドさん(@mashiloy_aid)にお願いすることにした!
お仕事募集のnote記事からロゴ注文ページを経由して依頼!
皆さんご存知の通り、あたしの右脳はおしごと全くできないので、あとは眞白井さんに全てお任せ…!
どのようにロゴが完成したか、その過程は眞白井さんの書いた「ぶりっつ!」さんチームロゴが出来るまでをご参照あれ!
眞白井さんやチームメンバーとも何度も打ち合わせ話し合いを行い、みんなが大満足のロゴが堂々の完成だあ…!
参加決定
2023年2月9日、主催の遊我さんからあたしのもとに、「ぶりっつ!」の「電脳灯争戦Ⅲ」参加決定の連絡が!
チームメンバーには即刻伝えましたが、チーム発表配信が行われる2月16日までは口外しないようにとの指示があったので公には秘密にしてました…!
そして2月16日、参加チーム発表!
後日、主催の遊我さんが招待したと公言されたチームが「まっしろしろすけ(仮)」と「クレイドル」の2チーム
その他に、若干のメンバー変更こそあれど、これまでの系譜を継ぐチームが3チーム
そして新興チームが3チームとなった…!
ちなみに出場申し込みチームがちょうど8チームだったため抽選は行われなかったが、実際にはほかにも出場する予定であったものの締め切りまでに申し込みをするのを忘れたチームもあり、その場合どうなったのか気になった…
相手の顔も見え、「ぶりっつ!」はいよいよ作戦行動を起こし始める…!
SDキャラ作成
キービジュアルは前述のとおりラセツさんに依頼したが、馴染み深いSDキャラはママに作ってもらおうということで、すーさん(@ace13jp)にお願いした!
まずはラフを作っていただき、メンバーに要望を確認!
エニィちゃんが「表情をもっとアホっぽく」、ブランちゃんは「もっとセクシーに」ということで、これをすーさんにお伝えして改良してもらい、可愛く仕上がった…!
前哨戦の作戦
「ぶりっつ!」は、あたし以外のメンバーが電脳灯争戦形式の試合経験がないチームなので、予行練習がてら前哨戦はやりたいと思っていた…!
前回大会は「メガネオ」をはじめとした多くのチームが前哨戦を企画していた。本番までは5か月もあり、そこまでなんとか企画の熱量を維持したいと思った…!
「何試合やるか」「どことやるか」については、いろいろ考えた。
その結果、前哨戦の初戦は大人気チームで前回大会にも出場している「クレイドル」に、最終戦は昨年の因縁がある「のあずあ~く」に挑むことに決め、その他はメンバーと相談したりその時期の流れによって決めることにした。
で、「クレイドル」との前哨戦のポスターを作った時にエニィちゃんをピックアップして描いてもらった時に
「前哨戦4回と本番のポスターで『ぶりっつ!』のメンバーの全員を描いてもらえばいいんじゃ!?」
と思いつき、前哨戦の回数は4回と決まった…!
第2章 深緑戦 vsクレイドル
「クレイドル」とは?
「クレイドル」は系譜としては「電脳灯争戦(無印)」に参戦した「もりいつつ🌳🌳🌳🌳🌳」を継いでいる。
「電脳灯争戦//」に先立ち、リーダーのとりぷるさんが自らチームをプロデュースして結成した、緑信心にあふれ緑をこよなく愛するチームだあ!
前回大会では、最終的に優勝した「バードウォッチ」と初戦でマッチアップし敗れてしまった…
1年一緒に活動し、絆が強くなった緑の申し子達が再び電脳灯争戦に挑む…!
とりぷる:
「山形県米沢市の森代表芋煮醤油派連合会長兼骨砕きエルフ」
このチームのリーダーで、米沢の森にすむエルフのおねえさん。マジックが、緑が、そしておっぱいが大好き!ここ最近は声を出すことができないので自枠配信ができていないが、存在感とカリスマは今でも絶大!
名前の由来は 『3』という数字が自分の人生において最もラッキーナンバーだったから。 そのまま"スリー"だと味気ないので"トリプル"に。昔はカタカナで「トリプル」表記だったけど平仮名の方が可愛いため改名したとのこと。
魚骨ファング:
「骨太筋トレ魚スター」
筋トレ配信系プレインズウォーカーで、受けたダメージ分自らに筋トレを課するパワー系!いつでもアツさを忘れない!
ちなみに魚骨は「魚の骨が喉に刺さり病院にお世話になったエピソード」から、ファングが元々のニックネームで通称ファンネル(コミケのおつかい)の亜種GNファング(機動戦士ガンダム00に登場)が由来とのこと。
納屋住まいのR:
「ナヤの洗練されし神童」
リアル高校生!みんながJKだの17歳だの自称することはあれど、彼は本当にガチで高校生!なので、R-18についてはマジで配慮せねばならない…
前回大会では唯一チームで勝利を挙げ、将来性と実力を見せつけ気を吐いた!
名前の由来はナヤカラーが好きで変換の時にいつも「納屋」が出てくるのでこれを採用、そこにイニシャルもつけたとのこと。
大豆ちゃん:
「純真可憐葉緑少女」
北の大地の美少女!
デジタルマジックもテーブルトップマジックもガッツリ堪能している、根っからのデュエリスト!
最近はマーク2ndさんといろんなコラボをしていることが多い。
名前の由来は大豆製品が大好きでその中でも特に好きな「大豆麺」→「大豆☆MEN」→かわいいアバターができたのを機に「大豆ちゃん」と改名したとのこと。
甘味屋翠夏:
「三重の生んだ動物愛護巫女」
三重県の魅力を全力でお伝えするぶらり観光系地元密着Vtuber、ちなみに三重県での推しスポットは鈴鹿市の椿大神社らしい。時々旅をして、行く先の素敵な写真の中に納まっている。
名前の翠夏は、カチューシャと髪色が由来なんだとか。
マーク2nd:
「極彩色のドットアーティスト」
ドット絵でMTGのカードを描く、唯一無二の技を持つ極楽鳥さん。
あまりにくちばしでインクをつっつきすぎて口から赤マナが出ているとも?
ちなみにイラストで一緒に描かれるラー油の瓶「みーさん」は、マーク2ndのリアル妹さんである。
もともとマークという名前だったが、X(旧Twitter)のパスワードを忘れてログインできなくなり新規アカウントを作った際に2ndがついたらしい。
宣戦布告
2023年3月になり、作戦行動を開始!
設定上、前哨戦は「電撃戦なので、相手の本拠地に押しかけて仕掛けている」ことになっているので、相手の流儀に合わせ今回「ぶりっつ!」は緑の統率者を使用する縛りを自らに課することにした。
(この際の発想をもとに、この後のすべての前哨戦にはなにがしかの統率者を選ぶ際の制約を設けることになった)
で、ただやっても面白くないかなと思って罰ゲームについても打ち合わせをしたのですが…
…「おっきいつづら」は「クレイドルはお清楚チームだから選ばないだろ」と冗談のつもりで書いたんだけどね…💦
というわけで、「深緑戦 vsクレイドル ~負けたらリーダーおしおきR18イラスト~」の調印が完了した…!
(ちなみに「深緑戦」は遊我さんが命名したもので、今後の前哨戦も遊我さんにつけてもらったのだ)
ポスター
今回のポスターはすーさん(@ace13jp)にお願いした…!
SDキャラの名手に、あえて1週間前に非デフォルメで依頼をする無茶振り…!
それでも描けてしまうすーさんは、天才なのだあ…!
依頼内容としては、「ボクシングなどの格闘技のポスターのような感じで」とお願いしたのだ…!
ベテランでカリスマのとりぷるさんに、新鋭で喧嘩っ早いエニィちゃんが突っかかっていく構図の、素敵なポスターが出来上がった…!
ポスターのフレーズは「アウトレイジ ビヨンド」で西田敏行さんが一喝したセリフをベースにしている…!
対戦表も当初はあたしが作ろうと思ってたんだけど、あたし作業過程を見かねたすーさんが「こう作るんだよ」と見せてくれ、結局作っていただいた…!
この対戦表作成のために、SDキャラクターも描きおろしてもらった!
深緑戦
今回の目標は「まず勝ち負けは度外視し、本番の試合形式や、みんなで話し合ってプレイを導き出す過程を体験してほしい」なので、罰ゲームはかかっているものの、メンバー達には「勝ち負けは気にせず楽しめー!デッキは自分たちで自由に作っていいからねー」と伝えた…!なので、全員のデッキの中身は当日までほかのメンバーが全く知らない状態…!
2023年4月12日、「深緑戦」当日…
収録開始5分前のあたしたちは、浮足立っていた…
「ねえねえ、きりしーは!?」
「Discordには『まにあうっすー、20時過ぎくらいには家着きそう』って書いてたよ!?」
「だよねー、体調悪いなら連絡はくれそうだけど…大丈夫かしら…」
予定の21時、配信開始!
しかし、きりしーがやってくる気配はない…
仕方なく、先鋒だったきりしーの試合をとりあえず中堅戦に後回しにすることに…
次鋒 エニィ・ターゲット vs 甘味屋翠夏
先手はエニィ。第1ターン《むかしむかし》から《ラノワールのエルフ》、第2ターンは《エルフの幻想家》《造命の賢者、オビア・パースリー》、第3ターンに《生けるレガシー、カーン》と素早く自陣を展開する。
後手の甘味屋は第2ターン《導路の召使い》第3ターンには《ラノワールの幻想家(M21)》とマナクリーチャーを展開していくが、エニィは《ギャレンブリグ城(ELD)》の力も借りて早くも第4ターンに《巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape(IKO)》を投入し甘味屋の《ラノワールの幻想家》を叩き潰す!
《巨大猿、コグラ》は甘味屋の《ケンリスの変身(ELD)》で3/3の鹿へと姿を変えるが、エニィは《秘密を知るもの、トスキ(KHM)》を召喚すると鹿になったコグラを攻撃させカードを引いていく。甘味屋は統率者である《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ(CLB)》を場に出し自陣を整えようとするが、エニィの手から放った《孔蹄のビヒモス(CMM)》が獣たちの壮大なる蹂躙を呼び起こし踏み荒らした!
ぶりっつ! エニィ・ターゲット 勝利!
【ぶりっつ! 1-0 クレイドル】
まずはエニィちゃんがいい滑り出しを見せた!
中鋒 朝比奈ましろ vs 大豆ちゃん
先手の大豆ちゃんが《切なる想い(ELD)》(1/1人間トークン生成)、《硬化した屑鉄喰らい(ONE)》、《恋煩いの野獣(ELD)》と展開。
一方の朝比奈の手札には2枚のリセット呪文《神の怒り(DMR)》《審判の日(ZEN)》があるものの白マナを出せる土地が場にも手札にもない。《選択(WOC)》でデッキを掘り進み、白マナを出せる土地1枚目をゲット。手札には《除外(INV)》があるものの、盤面が押されていることもあり統率者の《浄化の刃、シャナ(DMU)》を出す。
大豆ちゃんは《恋煩いの野獣》でさらなるクロックを加え、《巨森の波動(NEC)》で土地を伸ばしていく。朝比奈は《浄化の刃、シャナ》で殴り返し、打ち消し呪文のマナを残しながらターン終了時にカードを引いていく。
大豆ちゃんの《長老ガーガロス(M21)》には《除外》を合わせ、ドロー呪文とシャナの能力でライブラリーを読み進めると、ようやく2枚目の白マナを生み出せる土地に到達する。大豆ちゃんが《ラノワールの部族(MH1)》を追加した返しに戦場には《神の怒り》が吹き荒れる。大豆ちゃんは《ラノワールの部族》を《タイヴァーの抵抗(ONE)》で護る。これは許可するが、返しでプレイされた統率者《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル(ONE)》に《物語の終わり(M20)》を合わせると、盤面に《ニクスの祭殿、ニクソス(THS)》が追加され《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》のリプレイを危惧し、朝比奈は迷わず《審判の日》を放つ。
まっさらになった盤面に大豆ちゃんは打ち消されずアドバンテージを稼げる《秘密を知るもの、トスキ(KHM)》をプレイ、これを朝比奈が《証人保護(SNC)》で処理する。大豆ちゃんは続いて《秋の占い師(MID)》をプレイし、これが通されると《歴史の彼方(BRO)》を続けざまにプレイ。朝比奈は少考して手札の《キオーラ、海神を打ち倒す(THB)》で十分に守れると判断し通す。《銀の精査(DMU)》で3枚引き、そして《キオーラ、海神を打ち倒す》をプレイ!手札がなくなった大豆ちゃんがトップから引き込んだ《世界の導管(ONE)》を《否定の契約(FUT)》、次ターンの《森林の目覚め(BRO)》も《対抗呪文(DMR)》、反撃の呪文をすべて弾ききり、朝比奈が熊とクラーケン・トークンで押し切った!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 2-0 クレイドル】
あまりにも申し訳程度の緑要素で実質白青コントロールと化していたため、終了後にクレイドルに謝りに行く一同。その後、「緑を申し訳程度にしか使用していないデッキ」を「パセリ」と呼ぶようになったそうな…そして、ぶりっつ!メンバー内でも「ひなちゃんはぜんぜんお清楚じゃなくて本当はヤバいやつなのでは?」という疑念が渦巻くようになったとか…
そして2試合が終わったが、きりしーからの返答はない…
仕方なく、きりしーの試合を一番最後に回し、副将戦と大将戦を先に行うことに…
副将 久里瀬・L・ブラン vs 納屋住まいのR
先手の納屋住まいのRが《電結のネズミ狩り(MH2)》、後手の久里瀬が《穢れ沼の騎士(MOC)》のスタート。
納屋住まいのRは手札の《レオニンの戦導者(M19)》も考慮し第3ターンに《紋章旗(ELD)》を白を指定してプレイ。攻撃した《電結のネズミ狩り》は《穢れ沼の騎士》と相打ちとなる。
ターン終了時に久里瀬は《黒槍の模範(ELD)》をプレイし、メインで攻撃後《夜鷲のあさり屋(ZNR)》をさらに追加していくがこれには《剣を鍬に(2ED)》が合わせられる。納屋住まいのRが自ターンに《レオニンの戦導者》を戦場に繰り出すと今度はこれを久里瀬が《暗殺者の戦利品(GRN)》で葬り、納屋住まいのRが《花の大導師(AFR)》を繰り出せば久里瀬は統率者の《群集の威光、ヴラスカ(WAR)》から接死を持つ暗殺者トークンを出しけん制、この暗殺者トークンを《花の大導師》で無力化して《装飾庭園を踏み歩くもの(SNC)》を繰り出せばこれを久里瀬が《原初の力(M21)》で暗殺者もろとも打ち落とすなど激しいリソース消耗戦が繰り広げられる。
納屋住まいのRは再び自陣を再構築すべく、《宝石泥棒(SNC)》と相棒の《孤児護り、カヒーラ(MUL)》をプレイ、カヒーラの効果で4/4になっている《宝石泥棒》が《畏怖の香り(MH2)》で《黒槍の模範》を一方的に落とし盤面の天秤は納屋住まいのRに傾いたと思われた。
しかし久里瀬がここで放ったのが必殺の《戦争の犠牲(WAR)》!
《花の大導師》《孤児護り、カヒーラ》《紋章旗》と土地1枚、しめて1対4の交換となる。
納屋住まいのRは統率者の《潜伏工作員、アジャニ(DMU)》を完成化コストで支払い、《ジアーダの贈り物、ラクシオール(SNC)》でクリーチャー化する。これでアジャニを攻撃することがないようにする狙いがあったが、久里瀬の《巨大猿、コグラ(IKO)》で落とされてしまう。
納屋住まいのRは《ふくれた汚染者(ONE)》で踏みとどまろうとするが、《巨大猿、コグラ》に対する回答が見つからない。久里瀬は対緑カード《荒廃甲虫(M20)》と《頭巾様の荒廃牙(M21)》も追加。納屋住まいのRも《市民の奉仕者(SNC)》《探索する獣(ELD)》で迎え撃つが、久里瀬のキッカー《豊穣の碑文(LTC)》が《ふくれた汚染者》を叩き潰す。続くフルアタックにブロッカーをあてがい、盤面は《荒廃甲虫》だけになるが、納屋住まいのRのライフは残り3に。再興を賭けた統率者《潜伏工作員、アジャニ》のリプレイは《古き神々への拘束(KHM)》で叩き落され、マナが足りずにプレイできない《原初の飢え、ガルタ(CMM)》と《孔蹄のビヒモス(CMM)》を抱えたままプレイできない納屋住まいのRのライフを《荒廃甲虫》が削り切った。
ぶりっつ! 久里瀬・L・ブラン 勝利!
【ぶりっつ! 3-0 クレイドル】
均衡した消耗戦、一時納屋住まいのR側に天秤が傾きかけたが、それをブランちゃんの《戦争の犠牲》と《巨大猿、コグラ》で強引に引き戻した。
途中、ブランちゃんのDiscord画面共有が映らなくなるハプニングがあったが、ブランちゃんの口頭状況説明でみんなが把握して助言していたのが印象的だった…みんな、なかなかにできる…!
早くも「ぶりっつ!」のチーム勝利が決まり、とりぷるさんが剥かれることは決定したが、ここは3勝と言わず5勝して力を見せつけようと思いながら試合に臨む…!
大将 真名結 vs マーク2nd
先手のマーク2ndが《アロサウルス飼い(JMP)》《楽園のドルイド(WAR)》、後手の真名結が《ラノワールのエルフ(M19)》《裕福な亭主(AFR)》でスタートし、それぞれが急いで布陣を敷いていく。
マーク2ndは《ウェザーシード盟約(DMU)》をプレイすると次ターンには《ラノワールの壌土語り(DMU)》《水蓮のコブラ(ZNR)》をプレイしマナを伸ばしていく。真名結は統率者の《モンスター見聞家、ヴォーロ(AFR)》で未来のアドバンテージに期待する布陣を作るとこちらは次ターンに《水晶壊し(IKO)》を変容し《ウェザーシード盟約》を破壊、《腐れ花(ONE)》をコピー込みで2体出していくが、返しに《強行突破(IKO)》でヴォーロが落とされてしまう。真名結は《ビビアン・リード(M19)》《茨の騎兵(M20)》を展開していくが、第1ターンに出された《アロサウルス飼い》が暗い影を落としていた。手札に《洗い落とし(VOW)》が腐っていたのだ…マーク2ndがクリーチャーを並べ、《向上した精霊信者、ニッサ(ONE)》が奥義を放つまで、ただ真名結は見ていることしかできなかった。
クレイドル マーク2nd 勝利!
【ぶりっつ! 3-1 クレイドル】
第1ターンで事実上終わってしまった…!
4試合が終わってもきりしーの反応はなく…きりしーのデッキと同じものを持っているあたしが、仕方なくきりしーの代理に打って出ようとした…その瞬間…
なんというグッドタイミング!!
ヒーローは遅れてやってくる…本当に持っている娘だあ…!
たいへん恐縮しながらきりしー登場!
はりきって帰ってきたけど、パソコンの前で2時間寝落ちしちゃったらしい…よくこのタイミングで起きれたね…!
先鋒 霧島響希 vs 魚骨ファング
先手の霧島が第1ターン《むかしむかし(ELD)》で土地をサーチし、第2ターンに《精神迷わせの秘本(M21)》の切り出し。
一方の後手・魚骨は土地が2枚で止まってしまう。
土地が止まっているうちに、と霧島は《ファイレクシアの肉体喰らい(BRO)》を試作コストでプレイするが、これは《リリアナの勝利(WAR)》で葬られてしまう。
魚骨は3枚目の土地を引き込むと《背教の死神(KHM)》を繰り出すが、この切削では特に機体は墓地に落ちなかった。霧島は《精神迷わせの秘本》のページをめくり5枚目の土地を引き込むと、アタックしてきた《背教の死神》に《放浪皇》を合わせて除去するが、《放浪皇》は《骨の破片(MH2)》で落とされる。
魚骨は《オリークの伝承魔道士(STX)》を繰り出すが、ライブラリーから直接機体を墓地に送ることができてしまうこのクリーチャーが許されるわけがなく、霧島がこれを《喉首狙い(MOC)》で即座に除去、そして待望の7枚目の土地を引き込むと統率者《偉大なる統一者、アトラクサ(ONE)》をプレイし、《エメリアの呼び声(ZNR)》《天上都市、大田原(NEO)》《最古再誕(DOM)》《正気泥棒(GRN)》《羅利骨灰(DMU)》と、5枚もの強力なカードを手にする。魚骨は《偉大なる統一者、アトラクサ》を《灯の燼滅(MOC)》で退けると満を持して統率者《大牙勢団の総長、脂牙(NEO)》をプレイ、墓地の《肋骨艇(ONE)》を場に戻して攻撃に差し向けるが、霧島は返しに《大牙勢団の総長、脂牙》を《最古再誕(DOM)》で退け、続くターンは引き込んだ《星界の大蛇、コーマ(KHM)》をプレイ、これが盤面に定着し海蛇トークンが生産されていく。さらに《最古再誕》の3章は、捨ててあった《絶え間ない飢餓、ウラモグ(BFZ)》をリアニメイトと、やりたい放題!魚骨は一発逆転《告別(NEO)》という切り札を切るが、霧島は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を《天上都市、大田原》で戻し、続くターンにプレイして魚骨の土地を2つ奪う。さらにとどめとばかりに再度統率者《偉大なる統一者、アトラクサ》をプレイし6枚ものカードを入手!最後は《鋼の熾天使(BRO)》でウラモグを飛ばし、霧島が圧倒的物量で押し切った!
ぶりっつ! 霧島響希 勝利!
【ぶりっつ! 4-1 クレイドル】
このデッキも緑要素はせいぜい3枚で
「ぶりっつ!は緑の統率者のくせにパセリばっかり」
というレッテルをはられるのであった…
深緑戦は「ぶりっつ!」の勝利!
とりぷるさん、おしおきR-18イラスト化決定…!
深緑戦 決戦の後で
とりぷるさんの初めて(のR-18)は大事にしたいと思い、skebを散々吟味した結果、クイーンブレイドのキャラクターデザインでお馴染みのF.S先生(@xxFSxx7)に依頼した…!
どのようにリクエストしたかは、あたしのリクエストページを参照してね…
一番びっくりしたのは、こんなハイクオリティなイラストをわずか1日で完成・納品させたこと…プロはすごい…!
【R-18】https://twitter.com/Artificer_yui/status/1648317192793116673?s=20
第3章 龍鬼戦 vsじょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ
作戦立案
2度目の前哨戦は5月中旬下旬をめどに計画された。
まずはメンバーに「どのチームとやりたいか」を挙げてもらった。
というわけで、アンケートの結果第2回が「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」、第3回が「メガネオ」となった!
ただ、「じょーくるほーぷす」との前哨戦の交渉は難航を極めた。
どのような縛りを設けるか、罰ゲームはどうするのかについてひたすら議論を繰り返した。
迷走して「じょーくるほーぷすが負けたらおじが美少女化」というのもあったが、宗教上の理由でこの案は却下された。
同時進行でポスターを作っていた時の構図から「2人はDemonとDragonでともにD、どっちのDが強いか争ったら面白いかな」という企画になった。「自分の信じる種族が負けた時点で罰ゲームみたいなものでしょ」ということで、特に今回は罰ゲームは定めず、抗争の内容が決まった…!
ちなみに当時統率者にできるドラゴンとデーモンをここに示すと…
《ドラゴン 50種》
《デーモン 27種》
…デーモンはドラゴンの半分くらいの選択肢なのだ…
しかも、例によって「ぶりっつ!」は各メンバーが担当色を含んだ統率者を使うことになっているので、ひなちゃんとエニィちゃんは実質担当色が含まれているニューカペナのボス3種類しか選べないのだ…!
「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」とは?
「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」は、天紅龍さんのDiscord内でメンバーを募集して集まった、3人のバ美肉と2人のおじによる新チームだあ…!ちなみに流れとしてはユウキ・ルーンハートさんのリスナーが配信に集まっているうちにリスナーの一人、天紅龍さんが美少女化し、今回「電脳灯争戦に出よう」と言い出したので、その流れでリーダーにさせられたそうな…
天紅龍:
「紅のレジェンダリードラゴン」
「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」のリーダー。当初は一視聴者だったが、いつの間にかこっちの世界にハマってしまいAI研究の末、龍少女の体を生成しVtuber化した。ちなみにMTGに初めて触ったのは第5版らしく、実はおじでもある…?
バーチャルギガントサウルスちゃん:
「輝く瞳はクウィンタプルシンボル」
「のあずあ~く」の主要メンバーであるが、貴重な緑髪メンバーとして「電脳灯争戦」「電脳灯争戦//」では「もりいつつ🌳🌳🌳🌳🌳」から出場していた。今回は「もりいつつ🌳🌳🌳🌳🌳」の不出場が決まり、天紅龍さんの誘いに呼応して新チームからの参加!いつも何かをむしゃむしゃしている…よく夢を見るが、非常に夢の中でもアクティブでその夢日記が話題となっている。
ユウキ・ルーンハート:
「天界から授かりし希望」
レトロゲーム大好き天使さん。前回は「レトロゲーマーMTG部」として出場。好きな呪文は《ハルマゲドン》《神の怒り》《ジョークルホープス》《絶滅の星》と物騒なので、天使のラッパを渡してはいけない。日々可愛くなる研究に余念がなく、AI研究が非常に進んでいるとのこと。
村雨猛:
「ジョニー流必殺剣士」
ジョニー(MTGで自己表現するプレイヤー、オリジナルデッキを作成したりがメイン)の名手で多くの動画を投稿したり大会に出場したりしている。また、MTG以外にもAmong Usを嗜んだり、知性溢れる配信者さんである!第4版からMTGをしている、ベテランデュエリスト!
らひにき:
「漆黒のおじさんデュエリスト」
顔出しの配信者さんで、初めての配信で視聴者凸待ち対戦会で「負けたらわさびを食う」ルールでプレイしている。非常にいろいろなデッキを作り配信しており、彼もジョニーかもしれない。
ポスター
今回のポスター作製はイベルネ・ハベルさん(@_Ya_Zu_)にお願いした…!
イベルネ・ハベルさんは雪の国からやってきた妖精であり、ふわふわ虫系Vtuberであり、、ポップから緻密でリアルなものまで幅広い画風を使い分ける画家であり、そしてバンド「やぎのめ」でツインボーカルの一翼を担ったりミュージックビデオを作ったり…本当に多才なのだあ…!
お仕事いつでも募集してるよーってことで、いろんな画風がいけるからどしどし相談依頼するのだあ…!
今回のポスターのテーマは「2つの『D』の名を継ぐ種族の戦い」、それをあたしの貧弱な右脳を絞ってこんな感じでお伝えした…💦
これをイベルネさんに実体化してもらったのが、これだあ…!
天紅龍さんとブランちゃんがキュートで可愛く舞うように戦うところも素敵なんだけど、「2つの『D』」をわかりやすくロゴ化するセンスにしびれたあ…!
そして、対戦表は引き続きすーさん(@ace13jp)にお願いした…!
おじの2人はアイコンそのまま活用し、バ美肉の3人分は新たに描きおろしてもらった!
龍鬼戦
2023年6月9日、「龍鬼戦」の日!
「ぶりっつ!」作戦会議室には、黒単とデーモンを徹底的に愛することでお馴染みの根絶さん(@MonoBlackDemon)がデーモン陣営として応援に駆け付けるなど、デーモンファンで大盛況だった…!
(一方の「じょーくるほーぷす」側も、ニコル・ボーラスを愛する鳥ッ狩さん(@Tolishmhf)をはじめとしたドラゴンファンがいっぱい来たとか)
デーモンファンの願いとプライドを背負い、負けられない種族戦争に「ぶりっつ!」が挑む…!
(ちなみに今回も「ぶりっつ!」は各メンバーのデッキ調整をほとんどしておらず、みんなのデッキの中身を見てません…なのであんな悲劇が…)
先鋒 エニィ・ターゲット vs ユウキ・ルーンハート
《試合》
ぶりっつ!視点 じょーくるほーぷす視点
先手のエニィは《ラノワールのエルフ(10E)》《培養ドルイド(RNA)》から第3ターン《鎖を解かれしもの、ポルクラノス(THB)》のロケットスタート!
一方のユウキは序盤が第2ターンに《精神石(WOC)》をプレイするのみ。
エニィは第4ターンに統率者《焼却するもの、ジアトラ(SNC)》をプレイするが、さすがにこれには《軽蔑的な一撃(WOE)》が刺さる。
しかし通ってしまった《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》の処理を強いられているユウキは返しにフルタップで統率者《ドラゴンの遺産、ローザン(CLB)》をプレイ。
ユウキの土地がフルタップになった返し、エニィは《星界の騙し屋、ティボルト(KHM)》をプレイし《ドラゴンの遺産、ローザン》を追放、《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》は6点ずつのクロックを刻んでいき、ユウキのライフは残り12へ落ち込む。ユウキは返しに《峰の恐怖(M21)》を繰り出すが、エニィは《星界の騙し屋、ティボルト》のプラス能力でユウキのライブラリートップから《黄金架のドラゴン(J22)》を引き当てると、《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》を攻撃に差し向ける。《焼却するもの、ジアトラ》の能力が見えているユウキは《峰の恐怖》をチャンプブロックするしかない。ユウキの場にアンタップしている唯一の土地《統率の塔(WOC)》から《洗い落とし(VOW)》を警戒したエニィは手札から《暗黒の儀式(A25)》も絡めて《ドロスの魔神(ONE)》《黄金架のドラゴン》とプレイし畳みかける。
ユウキは《記憶の氾濫(MID)》で解決策を探しに行くが、エニィの大軍を止めるすべを見つけるには至らなかった。
ぶりっつ! エニィ・ターゲット 勝利!
【ぶりっつ! 1-0 じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ】
イゼットに《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》を処理させるのは鬼畜の所業だよね…!まぜは幸先のいい出だし!
次鋒 霧島響希 vs バーチャルギガントサウルスちゃん
《試合》
ぶりっつ!視点 じょーくるほーぷす視点
先手のギガントが第2ターンに《秘儀の印鑑(C21)》を切り出すが、霧島が第3ターンに《プリズマリの命令(STX)》で叩き割り最速の《至高の者、ニヴ=ミゼット(MAT)》着地を阻止する。
ならばとギガントは続いて《侵略樹、次元壊し(MOM)》をプレイ。霧島はその返しで《プリズマリの命令》で生成した宝物も絡めて《欲深き者、エヴリン(SNC)》をプレイし、《鏡割りの寓話(NEO)》を引き当てるが、ギガントはすぐさま《至高の評決(LTC)》を放ち、プレイは許さない。
霧島はならばと次の脅威《燃え立つ空、軋賜(NEO)》をプレイ。除去されれば宝物から《蒐集家、ザンダー卿(SNC)》につなげる流れだ。一方ギガントは《蔓延する窃盗(SNC)》をプレイしなにかを秘匿する。さらに《燃え立つ空、軋賜》を《アルガイヴの歓迎》で撃墜。
置き土産に残した宝物をもとに、霧島は満を持して《石とぐろの海蛇(CMM)》をX=6で解き放つ!《至高の者、ニヴ=ミゼット》を全力で使い倒すならデッキは多色のカードで満たされるゆえ、このプロテクション(多色)が突き刺さるはず…!さらに霧島は《遺跡ガニ/Ruin Crab(ZNR)》もプレイするが、これにギガントが《豪奢(RNA)》から《蔓延する窃盗》の秘匿カード《波の巨人、クルシアス》を公開。霧島は冷静に《喉首狙い(MOC)》を合わせていく。
このまま《石とぐろの海蛇》でゴールまで殴り切りたいところだったが、《至高の者、ニヴ=ミゼット》から《至高の評決》が再活されダメージレースはゴールまでたどり着けない。
ついに霧島は統率者《蒐集家、ザンダー卿(SNC)》に手をかける!戦場に出るが、ギガントの手札は1枚なので何も誘発型能力は起こさない…
ギガントも統率者《至高の者、ニヴ=ミゼット》を再度プレイ、そして霧島は《蒐集家、ザンダー卿》で攻撃!ライブラリーを半分吹き飛ばし…
「なんでライブラリーアウト戦略にしたんだよ!」
「マッチアップ悪すぎるでしょ!」
響き渡るチームメイトの悲鳴…そして手札には《至高の者、ニヴ=ミゼット》に効かない単色除去たち…
ギガントの《希望の標、チャンドラ(MOM)》は《悪意の熟達(STX)》したものの、《蒐集家、ザンダー卿》は《苦渋の破棄(LTC)》される。
霧島は《蒐集家、ザンダー卿》をリプレイ、続くターンには《アモンケットへの侵攻(MOM)》を成功させギガントの《発展の暴君、ジン=ギタクシアス(NEO)》に変身するが、ギガントが《秘儀の注入(MID)》を打ち消させての《アルガイヴの歓迎》再活で撃墜されてしまう。霧島は必死に《蒐集家、ザンダー卿》を攻撃に差し向けてダメージレースを挑んだが、最後はギガントの《会稽(RNA)》が刺さってしまい惜敗となった…
じょーくるほーぷす バーチャルギガントサウルスちゃん 勝利!
【ぶりっつ! 1-1 じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ】
というわけで、「デッキをみんなで調整しないと、除去が刺さらなかったり友情コンボになってしまう時がある」という、わかりやすい反面教師になった…!
中鋒 真名結 vs 村雨猛
《事前対策》
《穢れたもの、ソルカナー(DMU)》を《破滅の龍、ニコル・ボーラス(M19)》感覚で調整してみたものの、ひたすら負け続ける…《穢れたもの、ソルカナー》は《破滅の龍、ニコル・ボーラス》ではなく、長期戦になると手数が足りなくなるだけだった…結局、前回大会の時のようにアグロにするのが一番しっくり来たのであった…
《試合》
ぶりっつ!視点 じょーくるほーぷす視点
先手の真名は《ギックス派の再利用者》《災いの歌姫、ジュディス(MUL)》とアグレッシヴに攻めたてる。
村雨は第3ターンにはじめて《セレスタス(MID)》をプレイするが、真名は第4ターンに《反逆のるつぼ、霜剣山(NEO)》の魂力も追加して総攻撃を加え、村雨のライフを11に落とす。次の総攻撃には《災いの歌姫、ジュディス》に《虚空裂き(SNC)》を合わせるものの、村雨のライフは6になり、追加した統率者《穢れたもの、ソルカナー(DMU)》の能力で4まで削れていく。村雨も《希望の標、チャンドラ(MOM)》で《穢れたもの、ソルカナー》《ギックス派の再利用者》の2体をを葬るが、残ったトークン2体と墓地から蘇生した《ギックス派の再利用者》でライフは持たなかった。
ぶりっつ! 真名結 勝利!
【ぶりっつ! 2-1 じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ】
あとで「いくら軸ずらしが本番では華だなとは言っても、前哨戦でやるのはちょっとエンタメ精神としてはよくなかったなあ」と思い返し、反省した…ごめんなさい…
副将 朝比奈ましろ vs らひにき
《試合》
ぶりっつ!視点 じょーくるほーぷす視点
まずは後手の朝比奈が第1ターンに《静寂の呪い(MID)》でらひにきの統率者《破滅の龍、ニコル・ボーラス(M19)》を咎める出だし。
らひにきは第2ターンに《剃刀鞭の人体改造機(BRO)》をプレイ。一方の朝比奈は白マナ2枚目を並べて《離反ダニ、スクレルヴ(ONE)》をプレイ、らひにきがこれに《稲妻(STA)》を放つが《ロランの脱出(BRO)》を合わせて回避する。
朝比奈の第4ターン、《策謀の予見者、ラフィーン(SNC)》を出せる状況ではあるが手札の《コジレックの審問(2X2)》をプレイすることも選択肢になり得る状況で、とりあえず先に《離反ダニ、スクレルヴ》を攻撃に出すとらひにきの手から《サメ台風(IKO)》がサイクリングされ、消極的にサメトークンを《致命的な一押し(AER)》をさせられることに。
ここまで、らひにきが黒マナを出せないカラートラブルになっていることを読み取った朝比奈は、らひにきの《冷鉄の心臓(J22)》を《記憶の欠落(STA)》してらひにきを自由にプレイさせない。朝比奈は満を持して統率者《策謀の予見者、ラフィーン》を投入、《離反ダニ、スクレルヴ》を攻撃に回して手札を回していく。らひにきは再度の《冷鉄の心臓》プレイはせず、《燃える魂、サルカン(MAT)》をプレイする。朝比奈は《徴税人(WOC)》も追加するが、序盤から《剃刀鞭の人体改造機》でライフが削られてきていることもあり攻撃は行わず、守りを固める。
らひにきは《彩色の灯籠(ONC)》《冷鉄の心臓》でようやくマナを伸ばし、一方の朝比奈もようやくカウンターを構えられる追加の青マナを引き込みながら《微風の歌い手(MOM)》(《策謀の予見者、ラフィーン》と《徴税人》を召集)をプレイする。飛行戦力で押されているらひにきは統率者《破滅の龍、ニコル・ボーラス》をプレイするが《軽蔑的な一撃(WOE)》されてしまう。しかしこれで朝比奈の手札はゼロになっており、らひにきは残った2マナで《悪魔の意図(BRO)》を通すことに成功。次のターンに盤面をひっくり返す《命運の核心(FRF)》を叩きつけるが、直前に朝比奈が引いていたのはあろうことか《ドビンの拒否権(TSR)》!逆転の策は不運にも打ち砕かれてしまう。
朝比奈の飛行軍団に強襲されるらひにきは、ここから《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》《戦利品奪取(KHM)》《塵へのしがみつき(THB)》と必死にライフを増やし粘るが、朝比奈が《黙示録、シェオルドレッド》を《運命的不在(MID)》し万事休す…フルアタックが、らひにきのライフはちょうどゼロにした…!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 3-1 じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ】
序盤はらひにきの事故に付け込むも手札が尽き、盛り返したらひにきに危うく盤面をひっくり返されるところ、カウンターをトップデッキしてこれが決め手になった…!
これでチームの勝利は確定、あとは自らの種族のプライドを賭けて戦え…!
大将 久里瀬・L・ブラン vs 天紅龍
《試合》
ぶりっつ!視点 じょーくるほーぷす視点
先手の天紅龍が《墓掘りの檻(MM3)》でブランの統率者《深海の破滅、ジャイルーダ(MUL)》を咎め、第2ターンは《恐るべき仔竜》で小突き、第3ターン《無謀なバーバリアン(CLB)》を繰り出す。
一方のブランは第2ターン《秘儀の印鑑(C21)》からの《血瓶の調達者(VOW)》で仔竜の進軍を塞ぐ。天紅龍は土地が山2枚で止まってしまい、その隙にブランは《鏡の間のミミック(VOW)》で2体目の《血瓶の調達者》も生み出し、逆に空から激しく攻め立てる。天紅龍は《無謀なバーバリアン》を生贄に捧げ《銅纏いののけ者、ルーカ(IKO)》をプレイ、《恐るべき仔竜》にマイナス能力をプレイし変身させようとするが…思わぬ角度で第1ターンに設置した《墓掘りの檻》が自身に刺さってしまい変身失敗!
《血瓶の調達者》2体が最後までビートダウンを完遂した…!
ぶりっつ! 久里瀬・L・ブラン 勝利!
【ぶりっつ! 4-1 じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ】
…回してみないと何が起きるかわからない、という教訓を今日は得ることができた…
最後は
「いやあー強かったですねえー吸血鬼が!」
とみんなにイジられるブランちゃんであった…!
龍鬼戦は「ぶりっつ!」の勝利!
インターミッション
口上とキャッチフレーズ
「電脳灯争戦Ⅲ」では、チームの「個人」のキャラクターにも焦点を当てるテーマがあるので、主催の遊我さんによって「口上」と「キャッチフレーズ」が設定されることになった…!
先に他のチームのキャッチフレーズや口上がサーバ内では発表されていたが、その傾向をみるとあたしの口上は前回大会の影響が反映されてしまいそうで、それじゃ面白くないなと思ったので、あえて遊我さんにはこんな要望を出した…!
これを受けて5人に設定された「口上」と「キャッチフレーズ」がこれ…!
抽選会
2023年5月13日、公開抽選会が行われた!
抽選方法は予選の7月20日から23日までの4試合に、登場したチームがルーレットに従って割り当てられていくシステム!
まずは20、21日しか予選に参加できない2チームが「メガネオ」→「ぶりっつ!」の順に先に抽選
続いて22、23日しか予選に参加できない「UPOTU BLACK」が抽選
その後は残った5チームが抽選となる…!
多くのチームが代表者のみ参加する中、「ぶりっつ!」は気合入れすぎて4人登場、そこそこ暴れた…!
そして、あたかも台本に導かれたように先行した4チームがそれぞれかぶらず4試合に振り分けられ、抽選会は大変盛り上がった…!
奇しくも、ぶりっつ!の初戦は最初の前哨戦「深緑戦」で対戦した「クレイドル」にきまった…!
統率者選定
「電脳灯争戦Ⅲ」の本戦で使用する統率者の告知締め切りは、本戦2か月前の5月19日と決まり、そろそろ使用する統率者を決める必要が出てきた…
ちなみに今大会の統率者は「機械兵団の進軍:決戦の後に」までと定められ、「指輪物語」を統率者にすることはできないルールとなった。
また、「ぶりっつ!」は「前回大会の反省から強すぎる統率者は選ばない」「自分の推し色を含む統率者をえらぶ」を独自の条件としていた。
というわけで、各メンバーには自分なりに統率者を選定していただき、あたしが念のためチェックする方式にさせていただいた…!
今回は各メンバーに「この統率者を選んだ理由」を語ってもらった…!
ちなみにメンバーと統率者のSDキャラは、おなじみすーさん(@ace13jp)に描いていただいた!
すーさんは「#ブロールとボク」という、自身と統率者のSDキャラをペアにして描く企画を不定期に進行中だあ…今後も描き続けるとのことで、乞うご期待だあ…!
【朝比奈ましろ】
「青白の入った統率者は宗教上の理由で確定で、もう一つどうしようかなと思ってました。攻めても戦えてコントロールもできるってことでバントカラーの統率者にしようと思って《契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ(SNC)》を調整してたら、なんか《実地研究者、タミヨウ(EMN)》とかいうクソ強統率者に当たるんですけど!そっちにします!って感じで決めました。」
プラス能力が「最大2体のクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたびにカードを1枚引く」で、自分のクリーチャーにつけてもよし、相手のクリーチャーにつけてもよし、タミヨウを落としに行こうとするとアドバンテージをいっぱい取られてしまう…ということでなかなかにエグい統率者なのだあ…!
【真名結】
「せっかくだから最新エキスパンションから選ぼうと思っていろいろ探したんだー《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》と《ザルファーの声、ジョルレイル(MAT)》ですごく悩んだんだけど、ナーセット好きな人がまわりにいっぱいいたのと、デッキを組む時にクセがあるんだけどうまく噛み合ったら見栄えがいいってことでナーセットにしたんだ…!」
クリーチャー以外の呪文をプレイすると果敢が誘発するけど、効果的に殴るにはクリーチャーが必要、ということで非常にバランスが悩ましい、よくできているカード…!ブンまわると墓地から再度呪文を唱えてもっかい果敢するし、たまに相手の墓地から拝借して美味しい思いをしたりと、ポテンシャルがいっぱいなのだあ…!
【久里瀬・L・ブラン】
「これは実は電脳灯争戦に参戦するのが決まった時からある程度考えていました。出るからには『デーモンもしくはデーモンに関係する統率者』でなければ。もちろんそのほかのデーモンも候補に入っていましたが、『どうせやるなら自分の好きな奴を相棒にして挑み、やれるだけのことをやって負けるならそれも仕方ない』という気持ちが強くありました。
この方向性は今後も変わることはないと思います。
『機械兵団の進軍:決戦の後に』でも《囚われの黒幕、オブ・ニクシリス(MAT)》が収録されましたが、あちらはコンボに全振りした構築をする方が強いものの、そのほかの軸ずらし戦法には不向きなこともあり、悩んだ末《敵対するもの、オブ・ニクシリス(SNC)》を選択しました。」
ラクドスカラーということで除去てんこ盛りのミッドレンジで戦うことが多くなりそうだけど、軸ずらしでアグロにするとなおさらに生きるプレインズウォーカー!
デーモンへの愛に、デッキは答えてくれるかな…!?
【霧島響希】
「◆建前
バーンデッキはTCG界の大花火!
初参加で自分の印象を刻み付けるためにドデカい花火を打ち上げたかった!!!
◆本音
火力を顔面に叩き込みの気持ちいい!!
それが倍!!!
気持ちよさも2倍!!!!
Fooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!」
単色、しかも火力を使ってはじめて生きてくる統率者…!クセがあり料理は難しく対策もそれなりにされると思うけど、芯に当たればとんでもないポテンシャルがある…!さあ、やっちゃお…!
【エニィ・ターゲット】
「自分と同じドライアドでストーリーも好きというのが一つ。テーブルトップの統率者でも愛用しており、極上の血コンボに関してはそのままアリーナでも再現できるので扱いに慣れていたというのがもう一つですね」
《魂浸し、ダイナ(STX)》と《極上の血(JMP)》があれば無限にライフを吸い続ける、テクニカルなコンボデッキ!
日々使い慣れたコンボを、メタられた状態でもしっかり決められるか…!?
第4章 彩鏡戦 vsメガネオ
本当の電撃戦
作戦行動「龍鬼戦」が終わったのが6月4日…そして数日後、次の侵攻先「メガネオ」との決戦日が6月21日と決まる…!
「…準備期間が…短い…!」
大慌てで企画の内容を詰め、ポスター作製のオーダーを発注…!
「ぶりっつ!」は、これくらいでは弱音を吐かない…これができなきゃ電撃戦を名乗ることすら笑止…なのだあ…!
「メガネオ」とは?
2021年8月にリーダーの眞白井エイドを中心に眼鏡男子のみで結成された、知的フェチ系集団である!
もともとは「眞白井エイド」「ルルーク」「MoTo」「木ノ葉秋鷹」の4人で構成されていたが、電脳灯争戦に必要なのは5人ということで、5人目として「血染めのダイチ」がチームに加わり、そのまま正式メンバーとなっている。
前回大会であたしが所属した「夢幻連合」が本戦1回戦で激突し、この時はなんとか3-2で辛勝したが、策士も多くなかなかに侮れないチームだあ…!
眞白井エイド:
「アゾリウスの霊体研究者(スピリッター)」
メガネオのリーダー。パイオニアフォーマットの普及に邁進しており、週刊ふんわりパイオニア(通称ふんパイ)という新聞記事を発行している。最近は実際のデュエルショップにも置かれるようになったとのこと。他にもデザイナーの一面があり、ロゴの製作やトーナメント使用するパネルのデザインなど多岐にわたってオンラインで活躍している。
ルルーク:
「不屈のベビーフェイス」
MTGやFPSなど、あらゆるゲームを配信するVtuber…たまに顔出し配信もしているのでVtuberと呼んでもいいのか最近わからなくなってきた。
テニスのコーチをしており、試合中のメンタルについての分析をしたりもしている。
ちなみに「ルルーク」の名前の由来は「ルーク」という名前が先にあってゲームで使うためにユニークになるまで頭にルを足してたことが由来とのこと。
MoTo:
「赤き雷鳴の最適解」
第1回「電脳灯争戦」では「誰がなんと言おうとMTGV」のメンバーとして出場し《ドミナリアの英雄、テフェリー》から3通りのゲームレンジを繰り出す策士っぷりを発揮し、これが「電脳灯争戦」の戦略の礎となった。前回今回ともに、大会開催が告知された瞬間に《炎の番人、ヴァルダーク(MUL)》を使用することを宣言している。第4回もあったらヴァルダークだろうな…
血染めのダイチ:
「時計仕掛けの紅伯爵」
電脳灯争戦//に合わせて新規加入したメンバー。まじすとでもコンスタントに戦績を残している。赤を含んだデッキが好きらしい。毎週土曜深夜には「オールナイトMTG」というラジオ番組を配信している。オールナイトと銘打ってはいるが0時を回る前には終了する健康志向番組である。
木ノ葉秋鷹:
「渦まく知識のライブラリアン」
木ノ葉図書館の管理人。最近はファイレクシア大好きお兄さんの一面を強く推してきている。ちなみにあたしと同じく「フクロウ」をベースにしたアバターの配信者さんである。
作戦行動
今回はどのようなルールでプレイするか悩み、こんな感じで提案させていただいた。
で、3つ目の案に興味を抱かれたので、今回は「ギルド対抗戦」となった!
「ぶりっつ!」は、資産が少ない順に先に選べるように配慮した。
ピックの結果はこちら
自身を縛るのが大好きな「ぶりっつ!」は、さらに「可能な限り、統率者は『ラヴニカブロック』から選択する」制約まで勝手に設けたのだった…!
ポスター
今回は「龍鬼戦」と「彩鏡戦」の間が2週間余りしかない状態だった…
こうなると、いくらいろんなイラストレーターさんに描いてもらいたいと思っても納期が間に合わない可能性が高いため、今回は困った時のママ…すーさん(@ace13jp)に無理を承知で超特急でお願いした…!
今回は、なんとなくいつもとは違った構図にしてほしくてこんな依頼を…
そして、すーさんが1週間の超特急で仕上げてくれたのがこんなに妖しさあふれドキドキしちゃう素敵なものに…!
キャッチフレーズの「今宵ハ赤イ月ガ綺麗デスネ」は、お馴染み夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという逸話(実は出典不明なんだとか)と、血染めのダイチさんのモチーフにかけて。
そして、ポスターの絵にいつの間にか「許嫁だけどろくでもないドラ息子と、運命を受け入れるしかない箱入り娘」という謎の設定がつき…
「負けると相手のお宅に婿入りデスマッチ」になってた…
そうそう、例によってSDキャラのほうも対戦表のために書き下ろしてもらった…いつも無茶振り聞いてくれて本当にありがとう…!
彩鏡戦
2023年6月22日、「彩鏡戦」の日!
今回は少し真面目に調整しようと、あたしが4人分の相手の予測されるデッキをぶつけて対戦したところ、あたしが8割ほど勝ってしまい、みんなの自信を奪い去ってこの日を迎えちゃいました…
先鋒 久里瀬・L・ブラン vs ルルーク
先手はルルーク。後手のブランはダブルマリガンで6枚からのスタートを余儀なくされる。
ルルークは《影槍(LTC)》をプレイすると第2ターンに《鍛冶場主、コル(KHM)》を繰り出す。一方のブランは第2ターンに《若き紅蓮術士(2X2)》をプレイするが、ルルークは第3ターンに《スカイクレイブの大鎚(MOC)》をプレイ、《鍛冶場主、コル》に装備して序盤から大きなクロックを刻みつける。
続くターンにルルークは統率者《激情で錬磨された者、ナヒリ(MAT)》をプレイ。ブランの手札には《魂の粉砕(ZNR)》があるため、《鍛冶場主、コル》との選択となるが、《激情で錬磨された者、ナヒリ》をいったん場に出させてこれを除去。返しにブランは《ヘンリカ・ダムナティ(VOW)》をトップデッキするが、誤ってプレイ前に戦闘フェイズに入ってしまい除去するタイミングを逸してしまい、返しにルルークが《古代を継ぐ者、ナヒリ(ZNR)》をプレイし1/1トークンが生成されてしまい《鍛冶場主、コル》を除去できなくなってしまう。ブランは《大勝ち》をプレイするが追加の除去カードは引けない。《ヘンリカ・ダムナティ》と、統率者の《災いの歌姫、ジュディス(MUL)》をプレイ、ルルークのブロッカーを《ヘンリカ・ダムナティ》の能力でどかし《古代を継ぐ者、ナヒリ》を落とすことには成功する。
ルルークは4/4飛行の《鍛冶場主、コル》に《影槍》も装備してブランのライフを8にまで削る。一方のブランも《ヘンリカ・ダムナティ》を変身させてこちらも絆魂アタックでライフを12に戻す。さらに空は6/6の《血瓶の調達者(VOW)》で止めようとする。しかしルルークは構わずに《鍛冶場主、コル》で攻撃、ブランがブロックを宣言すると《ミラディンの悪断(MOM)》をプレイして先制攻撃にて一方的に葬り去る。ブランにはこの《鍛冶場主、コル》を除去する方法がない。仕方なく《ヘンリカ・ダムナティ》との絆魂同士の殴り合いに持ち込むが、サイズも相手が上なだけに、打ち負けてしまった…
メガネオ ルルーク 勝利!
【ぶりっつ! 0-1 メガネオ】
中盤で《鍛冶場主、コル》を落とせるチャンスを逃してしまう、序盤中盤終盤と《鍛冶場主、コル》に圧倒されてしまった…
次鋒 真名結 vs 木ノ葉秋鷹
《事前対策》
《侵攻の伝令、ローナ(MOM)》はリアニメイトプランで来るケースが多いと考え、墓地対策をある程度投入することになった。また、対人メタまで考えると多数の除去と打ち消しを入れる傾向があると考え、ヒストリック環境で投入できる限りの打ち消し不能呪文を盛り込むことにした…!
《試合》
ぶりっつ!視点 メガネオ視点
先手の真名は第1ターン《渦まく知識(2XM)》から第2ターン《秘儀の印鑑(WOC)》とプレイしていくが、後手の木ノ葉が《精神石(WOC)》《墓掘りの檻(MM3)》とつないで真名の統率者《首席議長ヴァニファール(RNA)》の能力を咎める。
ならばプランBだと真名は《うろつく蛇豹(J22)》をプレイ、一方の木ノ葉は強力カード《時計技師、ルスコ》、《アモンケットへの侵攻(MOM)》と協力カードを連打していく。真名は《聖域の織り手(CMM)》から早々に《ティラナックス・レックス(ONE)》までつなぎ、速攻で木ノ葉のライフを早くも10にまで落とす。このまま走り抜ければ…!
しかし木ノ葉は《染みついた耽溺(SNC)》から《魂の粉砕(ZNR)》につないで《ティラナックス・レックス》を撃退する…!
「ここで刺さる除去はデッキ100分の1か2くらいなのに…!」
《アモンケットへの侵攻》も完了させ、これが墓地に落ちていた《トレイリアの大魔導師、バリン(J22)》となり《聖域の織り手》をバウンス。さらに《シェオルドレッドの勅令(ONE)》で《うろつく蛇豹》も退けられ真名の盤面は空っぽに…手札差も水をあけられ、このまま木ノ葉が押し切った…。
メガネオ 木ノ葉秋鷹 勝利!
【ぶりっつ! 0-2 メガネオ】
《ティラナックス・レックス》で押し切れる予定だったんですが薄い対策を引かれちゃってダメでした…追い詰められる「ぶりっつ!」…
中鋒 霧島響希 vs 血染めのダイチ
先手の霧島が第1ターン《むかしむかし(ELD)》(《自然の聖域、アルゴス(BRO)》を入手)すると、血染めのダイチが《エルフの神秘家(M14)》をプレイするのを見て、待ってたとばかりに《オークヘイムの敵対者(ELD)》をプレイ。返しの血染めのダイチは《役立つ案内人、スメアゴル(LTR)》で迎え撃つ。霧島はこれを《削剥(VOW)》して進軍させカードを引いていく。血染めのダイチは続いて《豪華の王、ゴンティ(CMM)》をプレイ。霧島は統率者の《ボーラスの壊乱者、ドムリ(WAR)》をプレイ、マイナス能力で血染めのダイチの《エルフの神秘家》を落として《オークヘイムの敵対者》を攻撃へ。血染めのダイチは相打ちにせずこれを通し、返しに《豪華の王、ゴンティ》が《ボーラスの壊乱者、ドムリ》を攻撃して落とし、《貪欲なチュパカブラ(RIX)》が《オークヘイムの敵対者》を屠って盤面が逆転する。
霧島は《燃え立つ空、軋賜(NEO)》をプレイ、死亡して宝物トークンを出して伸ばす狙いがあったが、プランを打ち砕く《抹消する稲妻(BRO)》で退けられて場は血染めのダイチペースに。
それではと、霧島は続いて《再燃するフェニックス(RIX)》を繰り出す。これは除去されない代わりに血染めのダイチは《真夜中の空、殉至(NEO)》を盤面に。さらに霧島が《蔦草牝馬(M19)》、血染めのダイチが《エシカの戦車(KHM)》とお互いに盤面の圧力が増していく。ここで霧島は6マナに到達し《目覚めた猛火、チャンドラ(CMM)》をプレイ、エレメンタル以外3点の火力で血染めのダイチの盤面を一掃(霧島の《蔦草牝馬》はエレメンタルで対象外)するが《真夜中の空、殉至》が止められない。さらに血染めのダイチが返しで《食肉鉤虐殺事件(MID)》をX=3でプレイし、再び霧島の場もまっさらになってしまう。
ならば再度盤面を一から作ろうと、霧島は《群れの希望、アーリン(MID)》から狼トークンを生産。血染めのダイチは攻撃で《群れの希望、アーリン》を落とすと満を持して統率者《ゴルガリの女王、ヴラスカ(GRN)》をプレイしプラス能力を起動。霧島は《食肉鉤虐殺事件》を《自然への回帰(MOC)》し、返しに《壮麗な日の出(VOW)》で狼トークンを強化して《ゴルガリの女王、ヴラスカ》を落としていく。地上はお互いの盤面を消耗しあっているが、肝心の飛行戦力《真夜中の空、殉至》の解決策を見つけられない霧島にライフのタイムリミットが迫る。血染めのダイチは再度《ゴルガリの女王、ヴラスカ》をプレイ。
霧島はここで《エンバレスの宝剣(ELD)》をトップデッキ!
《壮麗な日の出》でライフを得、血染めのダイチの場にある《ハイドラの巣(AFR)》も計算し、狼1体に《エンバレスの宝剣》を纏わせ《ゴルガリの女王、ヴラスカ》を再び退ける。しかし血染めのダイチがここで叩きつけたのは、当たり千金の《アガディームの覚醒(ZNR)》X=4!《貪欲なチュパカブラ》の能力は《タイヴァーの抵抗(ONE)》でかわすものの、霧島のライフは3、血染めのダイチのライフが19、これにて終幕…と思われた。
霧島のドローは《森》、これで土地6枚と《秘儀の印鑑》1枚の7マナが使える状況。
「あー、これはダメかな…?」
「待ってください…」
エニィが最初に気づく。そして、真名結もこの盤面をじっと見つめると、はっと目を見開く。
耳打ちされ、かっと目を見開いた霧島、《エンバレスの宝剣》がついた狼トークンに《ドラゴンの運命(BRO)》をプレイ。そして《壮麗な日の出》で「対象の土地は緑3マナを出す」を選択する。いきなり空からの20点攻撃で、霧島が危機一髪から勝利をつかんだ!
ぶりっつ! 霧島響希 勝利!
【ぶりっつ! 1-2 メガネオ】
終始圧倒されていた盤面、しかし細い勝ち筋をなんとか見つけ出し、大逆転…!
一人では気づけないかもしれなかったけど、5人いればなんとかなる、それが「電脳灯争戦」のいいところ…!
副将 エニィ・ターゲット vs MoTo
先手のMoToは最初の2ターン土地を置くのみの静かな滑り出し。
後手のエニィが《軍団の上陸(XLN)》《整列ロープの係員》からのスタート。
MoToは第2ターンの終了時に《尊敬される語り手、ニアンビ(M21)》をプレイする。第3ターンもMoToは土地を置くのみ。
エニィはアタックでライフを詰めながら後続として《喜ぶハーフリング(LTR)》をプレイするが、これは打ち消されないことを嫌ったのかMoToが《剣を鍬に(2ED)》する。ならばとエニィは《アヴァシンの巡礼者(ISD)》を追加。《整列ロープの係員》の永久効果でトークンが出て場のクリーチャーは4体。
MoToはここで《テフェリーの後見(M21)》をプレイする。
エニィは《イトリモクの成長儀式(XLN)》から《秘密を知るもの、トスキ(KHM)》を導き出す。クリーチャーは4体なのでターン終了時に《太陽の揺籃の地、イトリモク(XLN)》に変身。
MoToは満を持して統率者《ドミナリアの英雄、テフェリー(DOM)》をプレイするがエニィがここに《一時の猶予(LTR)》を合わせて一度お引き取り願う。
エニィは《秘密を知るもの、トスキ》をプレイして攻撃、《整列ロープの係員》と《尊敬される語り手、ニアンビ》は相打ちするがこの戦闘中に2枚ドロー。さらに引いていた《静寂の呪い(MID)》で《ドミナリアの英雄、テフェリー》を縛る。
MoToは実質キャントリップと化した《時間のねじれ(S00)》から、次ターン《日没を遅らせる者、テフェリー(MID)》につなぐ。
エニィは統率者《不和のトロスターニ(GRN)》をプレイして攻撃に向かわせるが、これには《テフェリーの防御(STA)》が当たり濃霧状態に。(その際に対象不適正となり《静寂の呪い》が墓地に落ちる)
MoToは《日没を遅らせる者、テフェリー》のマイナス能力でカードを探しに行くが、プレイしたのは《トレイリアの大魔導師、バリン(J22)》のみ。
エニィの《国王ダリアン四十八世(DMU)》こそ《物語の終わり(M20)》で打ち消されるものの、《不和のトロスターニ》で少し大きくなったエニィの総攻撃が勝利の凱歌をもたらした。
ぶりっつ! エニィ・ターゲット 勝利!
【ぶりっつ! 2-2 メガネオ】
今回はMoToさんがヴォーソス重視構築だったので救われた…!
(練習では多数の一斉呪文を入れてくることを想定し、練習会をしたところほぼ100%青白側が勝利してエニィちゃんがノイローゼになりかけた)
大将 朝比奈ましろ vs 眞白井エイド
後手の朝比奈がまず《追われる証人/Hunted Witness(GRN)》《ネファリアのグール呼び、ジャダー(MID)》と切り出していく。眞白井は《ネファリアのグール呼び、ジャダー》を《静電破》で除去、返しに《鏡割りの寓話(NEO)》を繰り出す。
朝比奈はそれをうけて《血塗られた刷毛》をプレイ。
眞白井は《鏡割りの寓話》第2章で手札を2枚交換するが、土地を引けない。シャーマン・トークンで攻撃するのみにとどまる。
朝比奈は《波止場の料理人(NEO)》を盤面に追加。シャーマン・トークンが宝物・トークンを出し続けることを阻止するために他のクリーチャーの攻撃はせずに終了。眞白井はエンドに《銀の精査(DMU)》でカードを2枚引く。
朝比奈は返しのシャーマン・トークンの攻撃を熟慮した結果、通す。
土地が詰まり気味だった眞白井は4枚目の土地をようやくセット、さらに《秘儀の印鑑(C21)》で大きくマナを伸ばしていく。朝比奈は血・トークンを《波止場の料理人》でドローに変え、返しに《灯の収穫(WAR)》で《キキジキの鏡像(NEO)》を叩き割る。
眞白井が《覆いを割く者、ナーセット(CMM)》をプレイ、マイナス能力が《目覚めた猛火、チャンドラ(CMM)》を導く。朝比奈は《ザンダーの目覚め》を返しに設置、死亡誘発アドバンテージをさらに強固にしていく。
ここで眞白井が放つ《川の叱責(XLN)》は《一時の猶予(LTR)》いったん弾く。
しかし朝比奈のここまでの戦力がことごとくパワー0か1で、眞白井のシャーマン・トークンがずっとライフを穿ちながら宝物・トークンを生み出している。
眞白井は統率者《ラル・ザレック(DGM)》をプレイ。これを朝比奈が《運命的不在(MID)》で一旦退ける。
朝比奈のターンになり、まず《無私の救助犬(M21)》をプレイ、対応して眞白井が《波止場の料理人》を《不死者の討滅(LTR)》しこれがドローと《ザンダーの目覚め》のドラフトカードに変換される。続いて統率者の《テイサ・カルロフ(TUR)》も通るが、返しに満を持して《川の叱責》が朝比奈のパーマネントをすべてバウンスする。朝比奈は《血塗られた刷毛》《血の芸術家(J22)》《無私の救助犬(M21)》で盤面を再構築。しかし《婚礼の発表(VOW)》は《非実体化(M21)》で返されてしまう。
眞白井は《目覚めた猛火、チャンドラ》をプレイ、プラス能力起動。
朝比奈は返しに《テイサ・カルロフ》、2体目の《血の芸術家》《婚礼の発表》をプレイ。《目覚めた猛火、チャンドラ》の3点全体火力を使えば《テイサ・カルロフ》の死亡誘発能力重複により逆に死にかねない状況になった。眞白井のライフは15。
眞白井はシャーマン・トークンを攻撃、これを朝比奈が《テイサ・カルロフ》でブロック。2体の《血の芸術家》がそれぞれ2回ずつ誘発して4点のドレインで眞白井のライフは11。眞白井は《テイサ・カルロフ》に《敵の徴用(LTR)》をプレイしこれを朝比奈が《ファイレクシアの塔(USG)》に捧げさらに4点ドレイン誘発。眞白井はさらに《時の支配者、テフェリー(M21)》をプレイ、《血の芸術家》1体をフェイズアウトさせると《目覚めた猛火、チャンドラ》マイナス能力で3点全体火力を発動。朝比奈が残った《血の芸術家》を《無私の救助犬》で護ろうとするところにさらに《ブレス攻撃(CLB)》を合わせてなんとか除去には成功するが、エンドに眞白井が血・トークンを生贄に捧げ《血塗られた刷毛》の効果で眞白井のライフは3!
返しの朝比奈のターン、《ギックスのくぐつ師(BRO)》を引き込み血・トークンが導いた《ロークスワイン城》のドローで2点をドレイン、そして《ギックスのくぐつ師》を生贄に捧げることで《血の芸術家》が最後の1点をもぎ取った!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 3-2 メガネオ】
朝比奈の盤面は終始小粒であったが、最後は2体の《血の芸術家》と《テイサ・カルロフ》の組み合わせが一気にライフを詰めていった…!
彩鏡戦は「ぶりっつ!」の勝利!
ということで、「朝比奈エイド」として婿入りとなったそうな…めでたし、めでたし…
第5章 最終試練
遊我さんのやりたいことリストに
「ヒスブロの名手5人のチームに、今大会のリーダー5人で結成したチームをぶつけたい」
というのがあり、7月に開催されることになった!
各チームのリーダーで結成される「チャレンジャーチーム」のメンバーを立候補制で募ったが、リーダーで手を挙げたのが「蒼紅ちか(まっしろしろすけ(仮))」「眞白井エイド(メガネオ)」「天紅龍(じょーくるほーぷす ~バ美肉タッチおじ~)」「真名結(ぶりっつ!)」の4人しかおらず、そこでリーダー以外からも公募し「TKY(UPOTU BLACK)」が加わった。
対する「ドリームチーム」のメンバーはこの通り…!
ヤバい人しかいない…
清涼院慎:
「リス保護区組合組長」
「電脳灯争戦」では「誰が何と言おうとMTGVtuber」、「電脳灯争戦//」では「Bird Watch」としてそれぞれ優勝している。今回も出場予定だったものの、うっかり参加申し込みを忘れたとの情報も…
これまで一貫して《リスの将軍、サワギバ(MH2)》を統率者にして戦い続けている。
鳥ッ狩:
「苦悶苦痛のマエストロ」
清涼院慎と同じく、これまで電脳灯争戦を2連覇している。「電脳灯争戦//」を優勝した日に「第3回は出場せずに見守る」と宣言、今回は運営所属となり、予選を解説する。ニコル・ボーラスを愛し、苦痛を伴うリソース戦を好む。
根絶:
「極黒のエルダーデーモン」
MTG界でも顔の知られた「黒いデーモン愛好家」で、オンラインだけでなくテーブルトップでも黒いデッキを駆り、いろんな大会に出場しては好成績を収めている。「ELDER DEMON HIGHLANDER」と書かれたプレイマットが印象的!
二條舞衣:
「黒衣の処刑執行メイド」
「電脳灯争戦//」では「夢幻連合」のメンバーとして真名結と同じチームで活動していた。自分が勝敗を左右するプレッシャーのかかる場面を多く勝利したMTGの実力と、多くのVtuberを見てきたことでどうしたら面白くなるかエンタメのキモをよく知っている!
重寝累花:
「ヒストリックブロール溺愛好家」
皆が認めるガチのお清楚系Vtuberさんであり、ヒストリックブロールとともに生きるお方。ヒストリックブロールが好きで好きで多くの記事や解説を多数こなしており、そのためか逆にプレイするのを見る機会のほうが貴重なほど。ちなみにMTG以外の企画もなかなかお清楚で「fall guysお清楚崩れたら配信終了」という企画が15分で終わってしまったことも…
ペアリングは上記のように決定!
あたしは二條舞衣とのマッチアップ!
「夢幻連合」対決…うっ、頭が…ああ…
この難敵には一筋縄ではいかないので、試合数日前からはみんなでデッキを調整!
あたしがいくつかサンプルデッキを持ち込んで調整をした…!
そして迎えた2023年7月2日、最終試練本番…
せっかくなので「チャレンジャーチーム」はTKYさんにリーダーをやってもらい、代表して挨拶をしてもらった!
先鋒戦はドリームチームの清涼院慎さんが勝利、次鋒はTKYさん、中堅は眞白井エイドさんが勝ってチームとしてはチャレンジャーチームが2-1でリードという大変精神的にラクな状態で、出番を迎えた…!
副将 真名結 vs 二條舞衣
《対策》
まず1ターン目の《敏捷なこそ泥、ラガバン(MUL)》を自由にさせないように軽い除去を厚くとり、ライフを高水準に保ちながらブリンクシステムで徐々にじわじわとアドバンテージを広げていくことを目指した。
まずは先手二條が統率者《敏捷なこそ泥、ラガバン(MUL)》をプレイし、後手の真名が即座に《証人保護(SNC)》するご挨拶から。
二條は続いて《勢団の銀行破り(NEO)》から《改良式鋳造所(C18)》《イラクサ嚢胞(MOC)》と展開し、さらに茶色デッキのアド源《神秘の炉(M20)》も繰り出していく。
一方の真名も《回路の修理屋(NEO)》《玻璃池のミミック(ZNR)》(《回路の修理屋》をコピー)とプレイしライフを高水準に保ちながら《深海住まいのタッサ(THB)》でブリンクシステムを構築、さらに次ターンは《悪斬の天使(M21)》を出して《玻璃池のミミック》も《悪斬の天使》へとブリンクし攻める姿勢を見せていく。
しかしここに二條の《絶滅の星(CMM)》が突き刺さり、すべてのクリーチャーが絶滅。
真名は無人の大地に《ギスヤンキの戦士、ラエゼル》をプレイ、《島》を捨てて《イリシッドの隷属者、ラエゼル》へと専門化し《ワームとぐろエンジン(BOR)》を抽出。さらにこれを《深海住まいのタッサ》でブリンクしもう1枚《ワームとぐろエンジン》を抽出。
二條はブリンクにて除去回避能力が失われた《イリシッドの隷属者、ラエゼル》を《引き裂く流弾(DTK)》と《目覚めた猛火、チャンドラ(CMM)》のX=2の合わせ技で除去。(《イリシッドの隷属者、ラエゼル》のまま統率者領域に移動)
真名は《ワームとぐろエンジン》をプレイするが、次のターンに7マナしかなく操縦者トークンと《勢団の銀行破り》が起きているのを見て、特に《深海住まいのタッサ》でタップすることなく《目覚めた猛火、チャンドラ》でアタック、二條は操縦者トークンを差し出す。《改良式鋳造所》から生み出されるトークンがプレインズウォーカーの守りを固め、二條はアド源になる《オルサンクのパランティール(LTR)》をプレイ。真名はターンエンドに《放浪皇(NEO)》をプレイし食い下がろうとする。さらにメインには2枚目の《ワームとぐろエンジン》をプレイするが、二條の巧みな《改良式鋳造所》の立ち回りで攻撃も通せずライフも得られない。
そして二條はついに《神秘の炉》でトップから《ファイレクシアへの門(BRO)》が開き、真名のワーム2体と侍トークンが飲み込まれる。残された3/3トークンは《目覚めた猛火、チャンドラ》の3点火力でなぎ倒され盤面は綺麗に…残された《放浪皇》に二條は《勢団の銀行破り》を走らせるがこれは《剣を鍬に》で退けられる。
真名はようやく《告別(NEO)》で二條のアーティファクト群をすべて退場させるが、プレインズウォーカーを触ることができない。《無私のパラディン、ナダール(AFR)》を出して攻め続けようとするが、二條の《希望の標、チャンドラ(MOM)》で《放浪皇》もろとも除去されてしまう。再度《イリシッドの隷属者、ラエゼル》をプレイするが入手したのは《隔離するタイタン(BOR)》が2枚と解決にならない。ついに二條が《約束された終末、エムラクール(EMN)》に到達、コントロールは奪われ勝負は決した。
ドリームチーム 二條舞衣 勝利!
ミッドレンジで来るだろうとは予測していたが、あたしの予想よりもさらに二條舞衣のデッキは後ろに重心を置いてきていた…!空からの空襲をケアしたら、相手は大気圏外から攻めてきたみたいな感じだあ…
あたしのデッキにプレインズウォーカー対策が薄かったのも敗因だったなあ…
最終試練は、大将戦で重寝累花が3ターン連続プレイし
「これがヒスブロです!」
「子供が泣いてますよ!」
「ヒスブロのネガティブキャンペーンか!?」
と全員が突っ込み、つつがなく終了した…!
第6章 海神戦 vsのあずあ~く
前世の記憶
「電脳灯争戦//」の際は、唯一の前哨戦を「のあずあ~く」に仕掛けた。
その際にリーダー・小鳥遊のあから言い渡された条件は「負けたほうがタガメを食べて食レポ」であった…
接戦の末、2対2で迎えた大将戦…たった1ターンの2択でハズレを引いてしまい敗北…神戸に行き食レポ(虫、視聴注意)…生臭いコオロギとサソリ、噛み切れないタガメ、心のダメージ…
「このまま、やられっぱなしではいられない…!」
やり返すために…前哨戦の最終戦は「のあずあ~く」と、最初から決めていた…!
今回は、のあちゃんを…泣かすっ…!
「のあずあ~く」とは?
「のあずあ~く」は、小鳥遊のあをリーダーとして結成された銀河系海賊集団だあ…!
電脳灯争戦の参加できる人数は5人と限られており、「のあずあ~く」のメンバーは10人を超えるため、本隊以外にも、いろんなチームに傭兵のごとく参加したりする…前回の「電脳灯争戦//」は「のあずあ~く」のメンバーがリーダーをしているチームが3つ、「のあずあ~く」のメンバーが参加するチームが4つと、一大勢力となっていた…!
本隊は全員のプレイングのレベルが高いので、なかなかの難敵である…!
小鳥遊のあ:
「最強豪傑清楚キャプテン」
「のあずあ~く」を創設した、通称「船長」。可愛い姿から繰り出されるお下劣なセリフのギャップがすごく魅力的!リーダーであるにもかかわらず、船員に勝手に魂を細切れにされ賭けられたり、二條舞衣に8000円相当のレアカードで他人に自らの人権を売り渡されたりと、威厳尊厳についてはほぼない扱いとなっている。ただ、いざとなった際には豪気に体を張り、エンターテイナーとして船員に鑑といえる姿を見せ続けている。
谷川サラ:
「死の八重奏クラーケン」
「のあずあ~く」の参謀であり、保護者であり、ブレーキであり、良心。数年前に純粋な蛸の姿に変わった。前回の前哨戦では虫を食うフクロウを温かく見守るのみならず、一緒にタガメを食べるというやさしさも見せた。競技マジックにも力を入れている…!
満天みつき:
「高知から来た傭兵少女」
もともとは高知県中土佐町ご当地Vtuberとしてスタート。
貴重な緑髪から、「もりいつつ🌳🌳🌳🌳🌳」にスカウトされることが多く傭兵として活躍することが多かったが、ついに本体からの出場!MTG以外にも多数の知的なコラボを企画提供している…!
ましろしろ:
「お清楚 お狐」
狐耳の和服美人。5色をこよなく愛しており、その愛はヒストリックブロールのみならず、スタンダードやパイオニアでも健在。その一方でカジュアルなマジックのほうも大好きだがこっちのほうは尖ったデッキを作りすぎてある企画でただいま「最弱王」の称号を頂戴しているとか…お仕事が大好き!らしい…
tago:
「酒豪のコイントスキャット」
前回大会では「投稿野郎Vチーム」のリーダーとして活躍したが、対戦の合間に呑みまくっていた模様。ヒストリックブロールの理解が深い策士であり、統率者に依存しないデッキ(通称:見せ統率者)をぶつけたり、ちょっとした番外戦術をぶつけたりすることも!
作戦立案
のあずあ~くとの前哨戦は「電脳灯争戦Ⅲ」の開催時からずっと構想にあったので、草案はすぐに立てることができた。
前回は、リーダーだけが発売されたばかりの「神河:輝ける世界」から統率者を選出する縛りを設けたが、今回は発売されたばかりの「指輪物語:中つ国の伝承」が、本戦では統率者として選べないルールに決まっていたので、逆に今回の前哨戦では全員が「指輪物語:中つ国の伝承」から統率者を選択することになった
罰ゲームは、虫よりもエロのほうがみんなが幸せになると考え「負けたらリーダーR-18」マッチとなった…ちなみに前回は使用されなかったが、チーム負けが早々に確定しても相手を道連れにできるプランBシステムも設定されている。
ただ、統率者を「指輪物語」に限定したことで、案の定ではあるが両チームで3体、使用したい統率者がかぶっていることが判明した…
そのため、視聴者向けにできるだけ多くの統率者を見ることができるように「ぶりっつ!」は「のあぞあ~く」と被った統率者については以下のようにかぶらないものへと変更した。
【エニィちゃん】《フロド・バギンズ(LTR)》→《統一王、アラゴルン(LTR)》
【ブランちゃん】《冥王、サウロン(LTR)》→《サウロンの口(LTR)》
【真名結】《トム・ボンバディル(LTR)》→《引退した忍びの者、ビルボ(LTR)》
ポスター
今回のポスターはモデルを霧島響希にし、エニィ・ターゲットさん(@AY_TT_Vt)に描いていただいた!
のあちゃんといえばラップとロジックハラスメント、というわけでのあちゃんvsきりしーのラップバトルのシーンを描いてもらった…!
ちなみにポスター内のライム(歌詞)はエニィちゃんの自作なのだあ…!
そして、「のあずあ~く」のSDキャラも例によって、すーさんに作っていただいたよ!みんなかわいいね…!
海神戦
今回は罰ゲームがかかっていたので、決戦の日までちゃんと数日集まって、みんなで練習した!
2023年7月8日、海神戦、決戦の日!
昨年の屈辱を、熨斗をつけてお返しする…!
先鋒 エニィ・ターゲット vs 満天みつき
先手の満天が《戦慄衆の侵略(CMM)》設置のスタート、対する後手のエニィは《角笛城での結集(LTR)》からの攻撃が初動となった。
満天は第3ターンにさっそく統率者《役立つ案内人、スメアゴル(LTR)》をプレイするが、エニィは《終わりなき踊りのガリア(THB)》から《モリアの坑道(LTR)》アンタップイン、《レンジャーの松明(LTR)》で《役立つ案内人、スメアゴル》を除去と素晴らしい対応!
ならばと満天は《処刑者の族長、ヴラーン(ONE)》《アヤーラの誓約者(MAT)》とプレイ。これに対しエニィは意を決して第4ターンに統率者《統一王、アラゴルン(LTR)》をプレイ、生き残れば今後の戦闘が有利になる状況ではあったが、さすがに黒いデッキ、これにはすぐに返しで《害悪な掌握(M20)》が突き刺さる。
さらに満天は《暗黒の儀式(A25)》を絡めて《一つの指輪(LTR)》を追加、これがそのまま一方的なアドバンテージを生み出していく。エニィは《騎士国のエオメル(LTR)》をあえて走らせることでトークンを生産するが、これに満天の《大渦の脈動(ARB)》が刺さりクロックが安定しない。
満天が繰り出した《ネファリアのグール呼び、ジャダー(MID)》をエニィが《砕骨の巨人(ELD)》で《踏みつけ(CLB)》、さらに《戦慄衆の侵略》で大きくなった3/3ゾンビトークンを《稲妻(STA)》して勢いをそごうとする。しかし戦闘で相打ちを繰り返し、除去しあっていけば当然、《一つの指輪》を保持している満天が一方的にアドバンテージを得ていくことになる…
エニィは《グルールの呪文砕き(RNA)》《縄張り持ちのカヴー(MH2)》とプレイし、満天が《戦慄衆の侵略》《一つの指輪》で自爆することに一途の望みをつなぐ。
しかし満天は《雪上の血痕(KHM)》で反撃の可能性を持つクリーチャー群を薙ぎ払い、さらに《硬鎧の大群(NCC)》から土地をプレイして地上を虫で埋め尽くしていく。
エニィは再度統率者《統一王、アラゴルン》をリプレイ。赤い呪文による直接ダメージを狙うが、これが満天の《疫病造り師(J22)》で落とされてしまい、万事休した…
のあずあ~く 満天みつき 勝利!
【ぶりっつ! 0-1 のあずあ~く】
《一つの指輪》のエグさが際立つ一戦となった…!ずるいよおー!!
次鋒 久里瀬・L・ブラン vs 谷川サラ
先手のブランが《侵攻の伝令、ローナ(MOM)》、後手の谷川は統率者の《フロド・バギンズ(LTR)》をプレイするがブランはこれを《リリアナの勝利(WAR)》で退ける。谷川は《ゴバカーンへの侵攻(MOM)》で《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》を追放、さらに《静寂の呪い(MID)》で手札の《裏切りの棘、ヴラスカ(ONE)》を指定されたので、ブランは《侵攻の伝令、ローナ》の能力でライブラリーを掘り進めながらこれを墓地に送る。
ブランは4枚目の土地を求め、《ネファリアのグール呼び、ジャダー(MID)》のプレイでアンタップさせながら必死に掘り進めてなんとか土地を掘り当てる。谷川は再度《フロド・バギンズ》をプレイするが、ブランはエンドに《オークの弓使い(LTR)》をプレイするとメインで5枚目の土地に到達、満を持して統率者《サウロンの口(LTR)》をプレイし3/3になったオーク軍団トークンを攻撃に繰り出していく。ならばと谷川は必殺アドバンテージ源《一つの指輪(LTR)》をプレイ!しかし先鋒戦と違い今回はブランの場に《オークの弓使い》がいるため、引きまくるわけにはいかない。
ブランは《深海住まいのタッサ(THB)》も追加し《サウロンの口》をブリンク、これでオーク軍団は6/6にまで膨れ上がった。谷川はタッサを承知で《オークの弓使い》に《ケンリスの変身(ELD)》を張り付けて指輪の能力を起動するが盤面の解決には至らず、逆にブランが《ゴバカーンへの侵攻》で追放されていた《黙示録、シェオルドレッド》をついにプレイ、さらに《灯の分身(CMM)》が2体目の《黙示録、シェオルドレッド》となり谷川の《一つの指輪》の能力を封じ、押し切った!
ぶりっつ! 久里瀬・L・ブラン 勝利!
【ぶりっつ! 1-1 のあずあ~く】
今度も《一つの指輪》を出されたが、今回は《黙示録、シェオルドレッド》と《オークの弓使い》が抑止力となり、なんとか1ゲームを取り返した…!
中鋒 霧島響希 vs tago
先手のtagoは1マナと非常に軽い統率者《サウロンの破滅、フロド(LTR)》を早々にプレイ、続くターンには2/3絆魂にして攻撃していく。さらに第3ターンには《ナズグル(LTR)》で《サウロンの破滅、フロド》に指輪を握らせていく。
霧島は第3ターンの《網投げ蜘蛛(OGW)》が初動となるが、これは《シェオルドレッドの勅令(ONE)》で除去されてしまう。
tagoはターン終了時に《ナズグル》を《指輪嵌め(LTR)》して指輪を進化させようとするがこれは霧島がキッカー《羅利骨灰(DMU)》で阻止。しかし2体目の《ナズグル》で指輪は第2段階となり、ルーティング能力が始まる。霧島は《永久の証人(MH2)》で《羅利骨灰》を回収し少しでも出血をとどめようとするが、tagoは《サウロンの破滅、フロド》と《ナズグル》で淡々と突撃を繰り返し、霧島のライフを詰めにかかる。霧島のライフは13に。
tagoが追加の《ナズグル》をプレイするのに対応し霧島は場の《ナズグル》を《羅利骨灰》しようとするが、これに《神々の思し召し(2X2)》が突き刺さり大ダメージをうけ、霧島のライフは残り3へ。何か解決はないかと霧島は《変わり樹の共生(ZNR)》に頼るが、そこに答えはなかった…
のあずあ~く tago 勝利!
【ぶりっつ! 1-2 のあずあ~く】
奥義を決められる前にあっさりとライフを削られてしまった…
先にリーチをかけたのは「のあずあ~く」!
追い詰められてしまった…
副将 朝比奈ましろ vs ましろしろ
先手の朝比奈が《離反ダニ、スクレルヴ(ONE)》からのスタート。
後手のましろしろは《喜ぶハーフリング(LTR)》《フロド・バギンズ(LTR)》とプレイする。ましろしろの土地が《森》《平地》なのを見て「事故なのでは」と読んだ朝比奈は《運命的不在(MID)》で《喜ぶハーフリング》を除去するが、ましろしろは《カザド=ドゥームのトロール(LTR)》の沼サイクリングから《ザンダーの居室(SNC)》をサーチ、目論見は外れる。
朝比奈は4マナにスムーズに到達するとさっそく統率者《イシリアンの領主、ファラミア(LTR)》を繰り出す。ましろしろが殴ってくれば兵士が3体生産、殴らなければカードを1枚ドローとなる自動アドバンテージマシン、ましろしろ最初の選択は前者で、兵士が3体生まれる。
一方のましろしろは《統一王、アラゴルン(LTR)》をプレイし、続くターンは統率者《トム・ボンバディル(LTR)》!《フロド・バギンズ》の抱える指輪は伝説のクリーチャーが出るとともに進化を続ける。朝比奈は渾身のブロックでサイズアップした《フロド・バギンズ》を相打ちとするが、多数の兵士を失ってしまう。
ましろしろが《ナズグル》を追加し、ついに指輪は最終形態に。さらに《オークの弓使い(LTR)》を追加され、ましろしろが攻撃しないことで発揮される《イシリアンの領主、ファラミア》の能力が朝比奈の首を真綿のように締め付けていくことに。悪いことは続くもので、盤面をひっくり返すカードが必要にもかかわらず朝比奈が引くのは土地、時々打ち消し呪文…か細い勝利の紐、飛行クリーチャー《救いの疾翼、メネルドール(LTR)》は《シェオルドレッド(MOM)》で落とされてしまう。
ましろしろの続いて繰り出す《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》には《物語の終わり(M20)》を何とか合わせ、朝比奈は《一つの指輪(LTR)》にたどり着くが、《オークの弓使い》がいる手前大っぴらに能力を使うことができない。ならばと《天空射の士官(BRO)》を繰り出し空からの逆転を再び目指すがこれも《皇国の地、永岩城(NEO)》で落とされ勝利への糸がブツリと切れてしまう。ましろしろの《シェオルドレッド》の変身には対応して《アルガイヴの歓迎》をぶつけ、お互いに決定的な盤面になることは防いでいくが、そうなると《オークの弓使い(LTR)》のダメージが本体に入り天秤がじりっじりっとましろしろ側に傾いていく。
朝比奈は《新ベナリアの守護者(DMU)》を引き入れる。後援すれば占術でき破壊不能もつけられる、久々のアタッカーらしいアタッカー!
さっそく自ターンに喜び勇んで攻撃、後援でサイズアップをするが…
「では、《トム・ボンバディル》でブロックを…」
「あ…」
そのとき、朝比奈のライフ、5…盤面には《統一王、アラゴルン》…
「トムは、投げ捨てるもの!」
リプレイされた《トム・ボンバディル》が本体に3点のダメージを与え、間もなく朝比奈のライフは尽きた。
のあずあ~く ましろしろ 勝利!
【ぶりっつ! 1-3 のあずあ~く】
(真名結の罰ゲーム決定)
「英雄譚をある程度いれてくるはず」と読んでエンチャント除去を投入したが、見事に軸ずらしをされてしまい、朝比奈のデッキには一斉除去が含まれていなかった…完全に読み違えての敗北…
というわけで、チームの成績はこの時点で1勝3敗、勝敗はついてしまった…
ここで、事前の取り決め通りに「プランB」が発動する…!
この大将戦であたしが勝った場合は、あたしと道連れでのあちゃんも罰ゲーム!
しかし、あたしが負けた場合は…あれ、取り決めが…
「真名結が負けた場合はどうしますか…?」
「えっと………言われるままに、な、なんでもします!
「!?…本当にいいんですか…!」
「は、はい…!」
負けたら臓器を売られても文句を言えない…背水の陣で大将戦の幕が開いた…!
大将 真名結 vs 小鳥遊のあ
《事前対策》
《冥王、サウロン(LTR)》は出てしまった場合、強力な護法能力で除去することがほぼ不可能!
なので、序盤から細かいビートを仕掛け、カウンターであとは構える「カウンターアグロ戦略」にすぐに決まった。
ただし、しっかり単体除去を連打されたりするとあっさり負けることが多く、勝率はほぼ五分五分と予想…
《試合》
ぶりっつ!視点 のあずあ~く視点
先手の真名は《第三の道の偶像破壊者(BRO)》をプレイし、これを小鳥遊が《冥府の掌握(MID)》で除去する立ち上がり。
続いて真名は統率者《引退した忍びの者、ビルボ(LTR)》を繰り出し、これは除去されずに返しに小鳥遊が《ヴォルダーレンの末裔、フロリアン(MID)》で応える。
指輪を持った《引退した忍びの者、ビルボ》はブロックされずに宝物トークンを生み出す。真名は《若き紅蓮術士(2X2)》を追加。小鳥遊のターンに《ヴォルダーレンの末裔、フロリアン》に《厚かましい借り手(ELD)》の《些細な盗み》をぶつける。小鳥遊は《コジレックの審問(2X2)》で真名の手札にある《呪文貫き(ZEN)》を落とし、《痛ましい絆》でカードを2枚引くがここで土地が止まってしまう。
その間に真名は《引退した忍びの者、ビルボ》へ《海駆けダコ(IKO)》を変容、カードを引いていく。小鳥遊はここで渾身の《兄弟仲の終焉(BRO)》を引き込んだが、赤マナ2つが盤面にない。《秘儀の印鑑(WOC)》《精神迷わせの秘本(M21)》をプレイし、次ターンに盤面を一掃する下ごしらえをしていくが、真名はさらに《戦闘研究(DMU)》まで《引退した忍びの者、ビルボ》にエンチャント、《兄弟仲の終焉》でも流せない2/4になってしまう。
せめて取り巻きだけでも、と小鳥遊は《兄弟仲の終焉》を放つが《神秘の論争(ELD)》に阻まれ、逆にエレメンタルトークンが増えてしまう。
最後の抵抗にと小鳥遊の繰り出した《時計技師、ルスコ》も《不許可(AER)》され、大将戦はあっという間に決着がついたのだった…
ぶりっつ! 真名結 勝利!
【ぶりっつ! 2-3 のあずあ~く】
(小鳥遊のあも、道連れで罰ゲーム決定)
戦いは、終わった…
「ぶりっつ!」は敗れはしたが、罰ゲームを食らう真名結も、チームメイトも、そして「のあずあ~く」の船員たちも、なぜか全員が清々しい笑顔を浮かべて、大団円で「海神戦」は幕を閉じた…!
海神戦 決戦の後で
今回は2人分の「おしおきR-18イラスト」というわけで、小鳥遊のあちゃんからは選択について一任されたので、何人か吟味した結果、「最も艶やかに美乳を描く」観点から、ももやまかねちち先生(@momoyama_tits)に制作をお願いした…!
というわけで、本邦初公開、みんなの未来を切り開くために権力者のもとで百合枕営業をする真名結と小鳥遊のあの写真がこちら…
【R-18】https://twitter.com/Artificer_yui/status/1682254074459328515?s=20
第7章 電脳灯争戦Ⅲ 予選 vsクレイドル
マッチアップ確定
「電脳灯争戦Ⅲ」の予選1週間前、「ぶりっつ!」vs「クレイドル」のマッチアップ発表…!
これまでの「もりいつつ🌳🌳🌳🌳🌳」や「クレイドル」は、遊び心があふれていたり用途が極端に狭い統率者を選択、逆に言えば付け入る隙のあるマッチアップもあったが、今回の「クレイドル」は統率者のチョイスから本気だ…楽なマッチアップは一つもない…!
発表した日から、メンバーの調整に対して手厚くサポートできる体制を整えた!
メンバーは忙しいながらも、できるだけ顔を出して調整に来てくれた!
全員が揃わないときでも、個別に調整の相談があったりして、少しの時間でも相談したりマッチの練習をしたり調整した…!
「電脳灯争戦Ⅲ」開幕!
2023年7月20日、ついに「電脳灯争戦Ⅲ」開幕…!
開幕戦は「メガネオ」vs「ベンチウォーマーズ」の、同サーバーのメンバー同士のマッチアップ!
前回大会の経験もあり、策士も数多く所属する「メガネオ」と、新興チームながら他の大会でも優秀な成績を収め強力な統率者チョイスとなっている「ベンチウォーマーズ」の対戦がすごく楽しみで、「ぶりっつ!」のメンバーはみんな開幕戦の戦いっぷりに首ったけになった!
結果は、4対1で「ベンチウォーマーズ」の勝利!
手堅いプレイングと強力な統率者が、「メガネオ」をわずかに上回った!
とはいえ、メガネオもルルークがあえて後手を選ぶなど、一見すると奇策なプレイで見事勝利を収めるなど、きっちり爪痕を残した!
この思考については記事があるので是非読んでみるのだ…!
準決勝の相手は決まった…でも、まずは目の前の試合に勝つのが大事…!
ポスター
「電脳灯争戦Ⅲ」予選のポスターは、乙戸りまさん(@RimaOtuto1010)に描いてもらったのだ!乙戸りまさんは逆読みの通り、イタリアのお菓子「マリトッツォ」をモチーフにしたVtuberさんで、「Vtuber100人描いてみた」や「ワンドロ」などの、イラストを描く才能を生かした企画を多数やっていて、しかもその絵がとってもむっちりしてみる人々をドキドキさせるのだ…!
今回のポスターで「ぶりっつ!」のメンバー5人分となるので、今回はあたしを描いてもらった!
設定としては「深緑戦から3か月、お互い修行に修行を重ね爆乳になって再会…3か月会わざれば刮目して見よ」というやつ!
ちなみに実際の真名結は大変貧しいので解釈違いなのですが…2Dではなんでもできるってわけで…!
「電脳灯争戦Ⅲ」予選
1週間、可能な限り調整を続けて迎えた2023年7月21日…!
ついに、決戦の日がやってきた…!
「ぶりっつ!」の目標は「可能な限り露出して暴れるために決勝進出」なので、負けられない…!
開幕前から全員が緊張した面持ちで作戦室に集結した…!
そしてオープニング!
「ぶりっつ!」は前哨戦を4回やったこともあり、みんななかなかいい感じで入場したり挨拶したりできてたと思う!
あと、とりぷるさんはしゃべれなくてもインパクトハンパないし、マーク2ndさんも現場監督としてチームを盛り上げようとしているのが伝わった!
さあ、3か月ぶりの顔合わせ、いざ尋常に…!
先鋒 エニィ・ターゲット vs 魚骨ファング
《事前対策》
エニィちゃんは基本戦略が「《魂浸し、ダイナ(STX)》と《極上の血(JMP)》」による無限コンボなので、《サリアとギトラグの怪物(MOM)》が相手は、もちろんこちらが一瞬の隙を突くことができれば無限コンボで勝つことができるが、もしもこちらの目的を相手が知っていて警戒されてしまうとクリーチャー除去やエンチャント破壊などでコンボを阻害されやすく厳しい…!
勝負の行方は「EDHでも既知である無限コンボを、相手チームが知っているかどうか」にかかっていた…!
先手は魚骨。
エニィは《不気味な教示者(ME3)》と《楽園のドルイド(WAR)》《裕福な亭主(AFR)》があり、コンボスタートが見込める絶好のハンドを手に入れる。
しかし第2ターンに魚骨が《暮影の騎士(DMU)》をプレイ、「ライフを得られない」能力により最速コンボハンドが阻害されてしまう…
パンプ能力、威迫能力により早々にライフを詰められる可能性がありエニィは目の前の脅威を排除する必要が生まれた。第2ターン《楽園のドルイド(WAR)》から第3ターン《甦りし悪夢、ブレイズ(DMU)》とプレイしていくが、《甦りし悪夢、ブレイズ》は《無情な行動(CMM)》されてしまう…
そして魚骨は統率者《サリアとギトラグの怪物(MOM)》を追加。
エニィは仕方なく《不気味な教示者(M21)》で脅威を排除するカードとして《戦慄衆の将軍、リリアナ(WAR)》をサーチ。
そして魚骨から追加のクリーチャーは出てくることがなく、次ターンに《戦慄衆の将軍、リリアナ》の能力で全クリーチャーの排除に成功する。
しかし魚骨は統率者《サリアとギトラグの怪物》を再度プレイ。エニィは《ウィザーブルームの初学者(STX)》《裕福な亭主(AFR)》と統率者の《魂浸し、ダイナ(STX)》をプレイするが、「対戦相手のクリーチャーがタップ状態で出てくる」《サリアとギトラグの怪物》の能力のため《戦慄衆の将軍、リリアナ》を守るブロッカーを用意することができない。次ターンの攻撃で《戦慄衆の将軍、リリアナ》を失ってしまう。
さらに魚骨の放った《煤の儀式(GRN)》でエニィはすべてのクリーチャーを失ってしまう。追い打ちで《グリッサ・サンスレイヤー(ONE)》も後続に追加。
エニィは引いてきた《ヴェールのリリアナ(DMU)》で《サリアとギトラグの怪物》を退場させるが、魚骨は《悪ふざけの名人、ランクル(ELD)》を走らせて《ヴェールのリリアナ》を撃墜する。リソースも盤面も遅れをとっているエニィは《ロークスワイン城(CLB)》を起動してライフを削りながらブロッカーとしてこちらも《グリッサ・サンスレイヤー》を用意するが、魚骨は《オークの弓使い(LTR)》をプレイすると全軍攻撃、《グリッサ・サンスレイヤー》同士は相打ちするが、《悪ふざけの名人、ランクル》の生け贄能力で盤面は全滅…結局最後まで《悪ふざけの名人、ランクル》に対する回答をえることはできなかった…
クレイドル 魚骨ファング 勝利!
【ぶりっつ! 0-1 クレイドル】
ファングさんの《暮影の騎士》がコンボ阻害と序盤からのクロックを刻み、こちら側が常に後手に回る状況になってしまった…
こちらのクリーチャーも的確に盤面も除去されてしまい、打つ手なく押し切られた…
次鋒 霧島響希 vs 納屋住まいのR
《事前対策》
赤単に対して相手は緑黒、バニラではあるものの《ヤーグルとムルタニ(MOM)》はタフネスが6もあり1枚で焼けるカードは《バーニング・ハンズ(AFR)》くらいしかない。相手のクリーチャーに対応していると手札がいくらあっても足りないので、速攻クリーチャー、飛行クリーチャー、そして直接ダメージ呪文で相手の本体ライフを先にゼロにすることを目指した…!
先手の霧島はまず第1ターンの終了時に《火遊び(MID)》を本体に打ち込みライブラリーを操作、第2ターンに《ミシュラの研究机(BRO)》を設置する。一方、納屋住まいのRは第2ターンに《楽園のドルイド(WAR)》をプレイするのが初動。
霧島は第3ターンに《暴れ回るフェロキドン(XLN)》で攻める姿勢を見せるが、一方の納屋住まいのRは第3ターンで《暗黒の儀式(A25)》から統率者《ヤーグルとムルタニ(MOM)》が降臨!
熟慮の末、チャンプブロックの利く《再燃するフェニックス(RIX)》をプレイし、何もないことを祈るが…納屋住まいのRの第4ターンは《影槍(LTC)》で《ヤーグルとムルタニ》にトランプル付与してからの《強行突破(IKO)》!
《強行突破》で本体15点、エレメンタルクリーチャー・トークンが出て1点、アタックをブロックしても本体トランプル18点…盤面を理解する間もなく、ゲームは終わった…
クレイドル 納屋住まいのR 勝利!
【ぶりっつ! 0-2 クレイドル】
おそらく再現性0.01%と思われる強烈な4ターンキルを食らうきりしー…
でも、インタビューでの「ずるいよぉー4ターンキルはダメだよぉー」と気丈にインタビューに答えるきりしーはとってもよかった…こんなエンターテイナーが欲しかったんだ…!
「ぶりっつ!」は、開始1時間であっという間に2連敗を喫してしまった…
ちなみに、これまで2回の「電脳灯争戦」でチームが2連敗から3連勝したケースは…ない…
ただ、この状況でも下は向かない、それが「ぶりっつ!」…!
中堅 真名結 vs 大豆ちゃん
《事前対策》
統率者《復活した精霊信者、ニッサ(MAT)》の性質上、クリーチャーが多く並ぶと予想されたので一斉除去を多めに入れた。その際、《英雄的介入(AFC)》や《ユアンティの鱗盾》で一斉除去をかわされる危険性を避けるため、一斉除去は《太陽降下(MOM)》《招待制(VOW)》《告別(NEO)》を優先して入れ、それだけで不足と考え余った枠で《神の怒り(DMR)》《審判の日(ZEN)》を追加した。
真名の最初に配られた初手はこの通り。
チームの後がない真名は、とりあえず回すことができるこの初手のキープを検討していたが…
エニィ「除去がないのが気になります、ここは100点の手札を求めるべきです!」
真名「…死ぬなら、前のめりに死ねってことですね…!?」
ダブルマリガンの末、上記から《バーニング・ハンズ(AFR)》を戻して試合開始!
第1ターンはお互いに土地を置きあうが、ここで大豆ちゃんが本来は《復活した精霊信者、ニッサ(MAT)》とともに使用したいはずの《広漠なる変幻地(ONE)》をフェッチしたことから
「大豆ちゃんは初手で土地にトラブルを抱えているのでは?」
と真名は推定…!
真名は第2ターンに《無私の侍(NEO)》をプレイ。今後の《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》を守るカードだ…
一方の大豆ちゃんは第2ターンに《培養ドルイド(RNA)》をプレイ。
真名は第3ターンのメインにテンポをとりつつライブラリーを読み進めようと《消えゆく希望(MID)》で《培養ドルイド》をバウンス。4枚目の土地が手札にある状態でトップの《放浪皇(NEO)》を残す。
ここで大豆ちゃんに異変が。3枚目の土地を置くことができず《培養ドルイド》のリプレイにとどまる。マナトラブルに付け込むため、真名はターン終了時に《貴族の不面目》を打ち込み《培養ドルイド》の能力を失わせ、メインで満を持して統率者《悟った喪失者、ナーセット》を投入する。
大豆ちゃんはここで3枚目の土地をようやくセットし、《野に降る》をプレイ、4枚目の土地を迎え入れる。
大豆ちゃんが盤面を立て直す前に押し切りたい真名は総攻撃、《貴族の不面目》を墓地からコピーして《培養ドルイド》を排除、《放浪皇》もプレイして大豆ちゃんのライフを12まで落とす。侍トークンを生成して戦線を横に伸ばす。
大豆ちゃんは統率者《復活した精霊信者、ニッサ》をプレイ、ここで《寓話の小道》をフェッチして4マナから《終わりなき巣網のアラスタ(CMM)》をプレイする。インスタント・ソーサリーが必須なマナのデッキには有効な一枚だ。
真名は5枚目の土地をセットし《金属の徒党の種子鮫(MOM)》をプレイし、《悟った喪失者、ナーセット》、《無私の侍》、侍トークンの3体で攻撃し、今度は墓地の《消えゆく希望》をコピーして《終わりなき巣網のアラスタ》をバウンス、《金属の徒党の種子鮫》が培養トークンを生む。1/2の蜘蛛トークンは出るもののこれは《悟った喪失者、ナーセット》のチャンプブロックに消費され、残った2体がともに3/3で《復活した精霊信者、ニッサ》では受けられないため大豆ちゃんは熟考の末これらを通す。ライフは6へ。
大豆ちゃんは《シルバーバックの古老(DMU)》をプレイ後、《エルフの再生者(J22)》につなげ4点ライフを得て10とした。
真名が何か除去を求めて《サメ台風IKO)》をX=0でサイクリングすると、引き込んだのが《バーニング・ハンズ》!
一の太刀で《復活した精霊信者、ニッサ》、《悟った喪失者、ナーセット》の放つ二の太刀で《エルフの再生者》を燃やし、サイズアップした軍団が希望をつないだ…!
ぶりっつ! 真名結 勝利!
【ぶりっつ! 1-2 クレイドル】
エニィちゃんの助言が、結果的に生きたマッチとなった!
初手をそのままキープしたならば、おそらくもっさりした動きになって大豆ちゃんの反撃を容易に許していたかもしれない…
「ぶりっつ!」、反撃開始…!
副将 久里瀬・L・ブラン vs 甘味屋翠夏
《事前対策》
調整の結果、判明した事実はただ一つ。
「《焼却するもの、ジアトラ(SNC)》の能力を使われたら負け、使われる前に除去したら勝ち」
能力を使われた場合は、生み出された宝物トークン3つによって容易に統率者《焼却するもの、ジアトラ》のリプレイを許しリソースで負けるが、6マナと重い統率者ゆえ、能力を使わせずに除去できれば8マナそろえてリプレイするのが難しくその間に押し切れると考えられた。なので、プレイについては5マナから6マナ目がプレイできるシーンではフルタップにせず除去を構えることを優先した。
甘味屋の《アロサウルス飼い(JMP)》に《アングラスの暴力(WAR)》、《不屈の補給兵(MOC)》に《害悪な掌握(M20)》と、ブランが除去をぶつける立ち上がり。
甘味屋は第4ターンに疾駆で《敏捷なこそ泥、ラガバン(MUL)》を走らせ、ブランから奪い取った《漆黒軍の騎士(M20)》をプレイ。
ブランは《敏捷なこそ泥、ラガバン》の疾駆に対応できる《鏡割りの寓話(NEO)》をプレイする。
甘味屋はこれをうけて《野生の心、セルヴァラ(CMM)》《敏捷なこそ泥、ラガバン》をプレイ。
《野生の心、セルヴァラ》を生かしておくと統率者《焼却するもの、ジアトラ》のプレイを許してしまうため、ブランはこれの除去を策定。《波の巨人、クルシアス》をプレイして、甘味屋のアップキープに《魂の粉砕(ZNR)》を打ち込むプランとする。
ところが土地を1枚捨てて野望(大きいマナコストのカードを抽出)を選択すると、引いたのが《暗黒の儀式(A25)》で、残りマナから《魂の粉砕》と《悪意の熟達(STX)》の代替コストが両方払えるようになるため、ここでプラン変更…!
甘味屋のアップキープに《暗黒の儀式》からの《魂の粉砕》で《野生の心、セルヴァラ》を排除、甘味屋は6枚目の土地を引けず、代わりに《果て無き空、空羅(NEO)》をプレイ。
ブランは土地を引かせることを嫌いエンドに《悪意の熟達》を代替コストで除去するのを避け、続く自ターンのメインで正規コストの《悪意の熟達》で追放する。さらに《指名手配の殺し屋、ラヒルダ》を追加。土地は野望で《思考囲い(TSR)》へと変わる。
甘味屋は6枚目の土地を引き込めず、《再誕槽(ONE)》の追加にとどまる。ブランはここぞとばかりに甘味屋の残り2枚の手札を確認、赤赤が揃わずに出せていなかった《黄金架のドラゴン(J22)》を捨てさせる。(残り1枚は《デーモゴスのタイタン(STX)》)少しでもライフを詰めたいため、この場では役に立たない《指名手配の殺し屋、ラヒルダ》を犠牲に統率者《敵対するもの、オブ・ニクシリス(SNC)》を繰り出し、デビルトークンを出しつつ甘味屋の手札を責めていく。
甘味屋はここでも6枚目の土地を引けず、動けない。
ブランはここで畳みかけようと、先ほど《波の巨人、クルシアス》の野望で導き出した《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》をプレイ、そして《食肉鉤虐殺事件(MID)》をX=0でプレイする。《キキジキの鏡像(NEO)》でデビル・トークンをコピーし攻撃に差し向け、甘味屋のライフを12とする。
甘味屋は6枚目の土地を引けなかったが《真夜中の空、殉至(NEO)》をプレイ。それを見たチームメイトがブランに耳打ちをする…
「場の《バグベアの居住地(AFR)》込みのフルアタックをすれば勝てるのでは?」
何度かの計算の末フルアタックを決断し、リーサルダメージを与えることに成功した!
ぶりっつ! 久里瀬・L・ブラン 勝利!
【ぶりっつ! 2-2 クレイドル】
甘味屋さんがずっと6枚目の土地を引けなかったという、ぶりっつ!にとってはツイていた部分もあり、ブランちゃん勝利!!
これでチーム成績は2勝2敗のタイに…奇跡を起こすためにはここで、ひなちゃんがやるしかないよ…!
大将 朝比奈ましろ vs マーク2nd
《事前対策》
当初は多数の増殖カードを採用して《実地研究者、タミヨウ(EMN)》の奥義を即起動して《全知(WOT)》状態にして勝つ、というプランを検討していたが、《向上した精霊信者、ニッサ(ONE)》側が素直に緑単アグロで攻めてきた場合は《実地研究者、タミヨウ》を守りきることができず奥義に行けず負けることが多発、土地をきちんと多めに入れて一斉除去を投入したバントコントロールにした。
(増殖奥義バージョンは後日、別のマッチアップで活躍することになる)
《英雄的介入(AFC)》や《ユアンティの鱗盾》で一斉除去をかわされる危険性があるので、一斉除去は《太陽降下(MOM)》《招待制(VOW)》《告別(NEO)》を優先して入れることにした。
先手のマーク2ndが、第2ターン《絡みつく花面晶体(ZNR)》からのスタート。
第3ターンの《水蓮のコブラ(IMA)》は《方程式の改変(MOM)》で弾くが《極楽の羽ばたき飛行機械(MH2)》は通り、これでマーク2ndは5マナを確保する。
朝比奈は第3ターン、《自然の怒りのタイタン、ウーロ(THB)》をプレイして土地を伸ばす。
マーク2ndはこの返しで統率者《向上した精霊信者、ニッサ》をプレイする選択もあったが、《葉冠の幻想家(DMU)》《エルフの大ドルイド(LTC)》と展開することを選択!
ここで手札の《太陽降下(MOM)》を打たないと《向上した精霊信者、ニッサ》が暴れかねないため、朝比奈は祈りながら《渦まく知識(2XM)》を放つ。必要なのは、アンタップインできる白マナが出せる土地…そこには…
後手の朝比奈は《見捨てられた交差路》をアンタップイン可能、《太陽降下》がマーク2ndの軍勢をすべて飲み込んでいく…!
マーク2ndは《頂点の記録者(ONE)》《ヤスペラの歩哨(KHM)》で立て直しを図るが、朝比奈は統率者《実地研究者、タミヨウ》をプレイし、マイナス能力でこれらを縛る。そして次ターンに動きのなかったマーク2ndを尻目に《セラの使者(MH2)》を投入、クリーチャーからのプロテクションを得る…!
ここからは電車道で、《セラの使者》と《太陽降下》が産み落とした4/4のファイレクシアトークンがブロックされることなく通り抜けていく…さらに《放浪皇(NEO)》からの侍トークンも加わり、そのまま寄り切った…!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 3-2 クレイドル】
ぶりっつ! 準決勝進出決定!
いきなり2連敗してあとがなくなり、かなり精神的にもタフな戦いだったが、みんなが一丸となって逆境を楽しみ、そして跳ねのけることができた…!
「クレイドル」の緑に対する愛情を胸に、「ぶりっつ!」は次なる戦いに臨む…!
第8章 電脳灯争戦Ⅲ 準決勝 vsベンチウォーマーズ
予選は続く
翌日も翌々日も、あたしたちは予選の様子に首ったけになった…!
「のあずあ~く」と「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」は、3対2で「のあずあ~く」が勝利!
実力十分なのに、これまでは統率者をあっさりガンメタされたり、盤面でうっかりミスをやらかして負けてしまう「のあずあ~く」だけど、今回は船長も本気の統率者選びをしており、チームワークも抜群でやはりこれまで唯一の皆勤賞チームは伊達じゃないってところを新興チーム相手に見せつけていた…!
「 UPOTU BLACK 」VS「 まっしろしろすけ(仮) 」は、実力者揃いの「UPOTU BLACK」があっさり2連勝し中堅戦も黒音紅ケイさんがかなり押していたところから、yamiさんが逆転の《出現の根本原理(IKO)》を引き当て2ターンをゲットし鮮やかな逆転勝利、そこから風向きが変わってずべりちゃん、蒼紅ちかさんが勝利をつかみ3対2で「まっしろしろすけ(仮)」が準決勝進出となった!
さて、問題の「ベンチウォーマーズ」戦である…
「まじすと」などのオンライントーナメントでも成績を残しているマジックの地力の高さに、遊びのない本気の統率者選び…かなりの難敵だ…
予選最終日、ついにマッチアップが発表!
この日から、血を吐き眼を抉られ腕をもがれるような激しい調整の1週間が始まった…!
「ベンチウォーマーズ」とは
「ベンチウォーマーズ」は「メガネオ」のサーバーの一角「ベンチウォーマーズ」というチャンネルでたむろしているメンバーを集めたチーム…とのこと…
ちなみに以下メンバー以外にも、「クレイドル」の魚骨ファングさんが「ベンチウォーマーズ」のメンバーでもあるらしい…
yowatoki:
「ゴルガリ団のパワーブレイカー」
「ベンチウォーマーズ」のリーダーで、ガンダムとMTG、特にゴルガリと《迷路の終わり》が大好きパワー系Vtuber!ちなみに衣装はポケモンの「レジギガス」をモチーフにしているらしい。確かにパワー系…
黒音古アオ:
「黒き疾風のブラックキャット」
イラストレーターとLive2Dに2人コンビ「アマカライフ」により生み出され、アマカラfamilyとして活動している。MTGでの活動の他にも、歌ってみたを出したり多方面で活躍している。MTG界では「UPOTU BLACK」の黒音紅ケイさんと名前が似ていることもあり、かつて某大会で「真のネコを決めよう」と戦ったことがあるとか。口上は「ねこすけ」さんと対になっている。
ねこすけ:
「白き閃光のホワイトキャット」
競技マジックをがんばっているプレインズウォーカーさんで、なかなかの好成績を挙げている。日々食べた御飯の報告をしてくれるのだが、「もやしサラダ」と言いながらもやしが大量に乗ったラーメンをアップしてくるなど、たいていはカロリーに富んだ強烈な飯テロをかましてくるで、見てる側はおなかがすく。口上は「黒音古アオ」さんと対になっている。
ラクイチ:
「マジカル酔拳免許皆伝」
少し酔っているくらいのほうが強いというギャル系プレインズウォーカー!
MTGの実力も抜群で、ここ3回出場した「まじすと(Magic the Gathering Streamer Tournament)」ではすべて決勝進出、うち1回は優勝というすさまじい成績を挙げている。
園巫りりぃ:
「水明のマジカルウィッチ」
本体は「瑞樹堂浄美」と名乗り、Virtual beingとしての存在が「園巫りりぃ」という魔女の姿の存在…らしい(ライラックさん情報、詳細はほとんどわからなかったと)MTGと音ゲー、なのに時々タイムラインでR-18…がすごくギャップとしてミステリアスでよい!
ポスター
今回は準決勝から決勝までは2日間しかないので、両方のポスターを兼ねる形で赤崎でんじろーさん(@denjiro99)に作成してもらった…!
「ぶりっつ!」5部作シリーズは前哨戦と予選で完結したので、今回は5人そろって、当初想定されていたコンセプトのうちの1つ「戦隊ものチーム」を意識し、バックに特撮の爆破を入れてもらってみんなで正義のポーズをとってみた…!
そして、SDキャラと対戦表は例によってすーさん(@ace13jp)に描いていただいた!
ラクイチさんの全身像がなかなか見つからなくて苦労した模様…!
そして、思ったよりもセクシーだった…!
「電脳灯争戦Ⅲ」準決勝
2023年7月28日…
満身創痍になり、確固とした自信もないままにあたしたちは準決勝の日を迎えた…
何人か体調を崩してはいたが、なんとか脱落することなくこの日を迎えることができた「ぶりっつ!」メンバー!
そこに、「ベンチウォーマーズ」のねこすけさんがダウンし参戦できない、という報が…
「…お相手さんも、準備に満身創痍だったんだなあ…」
同情し、身を案じてしまう一同であった…
先鋒で出場予定だったねこすけさんの代理で、yowatokiさんが全く同じデッキでプレイすることとなった。
先鋒 真名結 vs ねこすけ(代理:yowatoki)
《事前対策》
前回大会「夢幻連合」の際にYAZAWAさんが《樹の神、エシカ(KHM)》を使用していたが、その師匠に当たるのがねこすけさん。よって、通常の《虹色の橋(KHM)》をプレイするパターンと、アグロパターンがあることを知っており対策が読めない…前者パターンをされてプレインズウォーカーが出るのが一番きついので、《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》との相性が非常に悪いのは承知で、打ち消し呪文を多めに積んだ。
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 ベンチウォーマーズ視点
先手はyowatoki。
第2ターンに《コジレックの審問(2X2)》で真名の《ゴバカーンへの侵攻(MOM)》を叩き落とす。真名は落とされなかった《エスパーの歩哨(MH2)》を出すがこれには《切り崩し(DMU)》が当たる。
それでは、と真名はターン終了時に《渦まく知識(2XM)》をプレイ、第3ターンに2マナを残し《静寂の呪い(MID)》でyowatokiの《虹色の橋(KHM)》を締め上げる。
yowatokiは《痕跡をたどる》《連携探索(DMU)》でマナを伸ばしていく。真名も2マナを立てながら《航路の作成(XLN)》でライブラリーを掘り進める。
yowatokiは統率者を《樹の神、エシカ(KHM)》側でプレイ。真名は返しに《鏡割りの寓話(NEO)》をプレイする。トークンは《致命的な一押し(AER)》されるが真名は次のターン手札を2枚入れ替え6マナに到達すると満を持して統率者《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》をプレイする。
yowatokiはこの返しで《安らかなる眠り(A25)》をプレイ。真名は2マナを立てており、手札に《否認(AER)》がある状況であったが、後続の強力プレインズウォーカーをプレイされることを恐れこれを通し、墓地がすべて追放される。yowatokiはこれ以上のプレイなくエンドを宣言。
真名は返しに《苦々しい再会(BRO)》から《離反ダニ、スクレルヴ(ONE)》をプレイ。除去に対しても《苦々しい再会》で速攻を付け守りに行ける状態にしたが、yowatokiは《離反ダニ、スクレルヴ》に《引き裂く流弾(DTK)》、メインで《悟った喪失者、ナーセット》に《丸焼き(M20)》と丁寧に除去していく。
真名はここで《思考の旋風(MOC)》をプレイ、これが通る。続くターンには再度《悟った喪失者、ナーセット》をプレイ。
yowatokiは《悟った喪失者、ナーセット》を《慮外な押収(KLD)》しようとするがこれは《否認》される。続くターンは門を起動してカードを抽出し《不屈の巡礼者、ゴロス(M20)》をプレイするがこれも《かき消し(SNC)》。打ち消すたびに《思考の旋風》が新たな打ち消しを引っ張り込んでいく。
真名は長引いてトップデッキされる前に早期決着をつけようと、前のターンにセットした《ストーム・ジャイアントの聖堂(AFR)》をクリーチャー化してクロックをかけにいく。《ストーム・ジャイアントの聖堂》は《樹の神、エシカ》でブロックされ統率者領域に移動、yowatokiは続くターンに《虹色の橋(KHM)》側でプレイするがこれを《軽蔑的な一撃(WOE)》。《思考の旋風》がさらに《否定の契約(FUT)》を導き出す。
次の《ストーム・ジャイアントの聖堂》の攻撃は対応しての《耐え抜くもの、母聖樹(NEO)》魂力で阻まれるものの、《僧院の導師(MOM)》が《苦々しい再会》の力をうけて速攻で攻撃!
そして残ったライフを《プリズマリの命令(STX)》が削り切った!
ぶりっつ! 真名結 勝利!
【ぶりっつ! 1-0 ベンチウォーマーズ】
門を多く採用した独特な造りはしていたが、オーソドックスなタイプだったためあたしのデッキの守備範囲内に収まっており、何とか勝利!
それにしても《思考の旋風》が強すぎた…!
まずは幸先のいいスタート!
次鋒 エニィ・ターゲット vs 黒音古アオ
《事前対策》
このデッキはエニィちゃんが紙でも使用することで一番知っているので、詳細の調整は本人の任せた。《統べるもの、ジョダー(DMU)》が出て圧殺されてしまうか、その前にコンボを決めるかの時間勝負である。
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 ベンチウォーマーズ視点
先手の黒音古は2ターン目まで土地を置くのみの静かな立ち上がり。
一方、コンボできる手札を追求しトリプルマリガン、初手を5枚まで減らしていたエニィは第1ターン《エルフの神秘家(M14)》から第2ターン《不気味な教示者(ME3)》で《極上の血(JMP)》をサーチすることに成功する。
黒音古は《厚顔の無法者、マグダ(KHM)》をプレイするが、土地が2枚で止まってしまう。
エニィは《厚顔の無法者、マグダ》を《牙の天稟(VOW)》で除去し、統率者《魂浸し、ダイナ/Dina, Soul Steeper(STX)》をプレイしてコンボの準備を着々と進めていく。
黒音古は3枚目の土地が引けず、なにもプレイできない。
エニィは5マナ目の土地を引き込むがこれがタップインのためこのターンのコンボ発動は叶わず、しかし《鋸刃蠍(CMM)》をプレイし、これでコンボ発動の準備は完了した。
黒音古はようやくここで3枚目の土地を引いたが、あまりに遅すぎた。
できることは《迷宮壊し、ミグロズ(ONE)》を出すのみ。
返しにエニィが《極上の血》をプレイし《鋸刃蠍》で攻撃。黒音古の場には《迷宮壊し、ミグロズ》でエンチャントを割るマナがなく、通しても、ブロックして《鋸刃蠍》を墓地におとしても無限コンボ発動。そしてこのコンボは強制的に誘発するため、投了すら許されない凶悪なものだった…
ぶりっつ! エニィ・ターゲット 勝利!
【ぶりっつ! 2-0 ベンチウォーマーズ】
エニィの攻めのトリプルマリガンが見事に勝利を導いた!
ちなみにチームとしては2勝0敗であったが、誰も楽観視はしていなかった…
なぜなら、中堅戦と副将戦は圧倒的不利マッチが続くから…
中堅 久里瀬・L・ブラン vs yowatoki
《事前対策》
中長期戦が決定的に厳しいので、前回大会の二條舞衣さんの対永廻檸檬戦を参考に、何度か調整した結果、相手に対応を押し付けるアグロプランを組むことにした。
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 ベンチウォーマーズ視点
先手のyowatokiが開幕から《樹上の草食獣(WAR)》、《探検(ANN)》、から第3ターン統率者《不屈の巡礼者、ゴロス(M20)》で《迷路の終わり(DGM)》を導くロケットスタート!
久里瀬も《教団の徴集兵(DMU)》《苦難の影(BRO)》と序盤からアグレッシヴに攻め込む姿勢を見せていたが…とりあえず《不屈の巡礼者、ゴロス》に《魔性(AFC)》を打ち込みアグロ先鋒を完遂しようとするが、yowatokiの《怒りの大天使(DMU)》ダブルキッカーが久里瀬のクリーチャー軍の露払いを済ませプラン粉砕!
クロックを外してしまえば、この後は《不屈の巡礼者、ゴロス》側の独壇場となる。再び《不屈の巡礼者、ゴロス》が現れ場に門が増えていく。久里瀬は《黄金架のドラゴン(J22)》を走らせ、宝物から黒マナをひねりだし《怒りの大天使》を叩き落すが、根本解決になるわけではない。
yowatokiは《不屈の巡礼者、ゴロス》の能力を起動、マナを伸ばしつつ《至高の評決(LTC)》で場のクリーチャー軍を一掃する。まだ終わらぬ、と久里瀬は《スカイクレイブの影(ZNR)》、そしてこれを犠牲にして統率者《敵対するもの、オブ・ニクシリス(SNC)》をプレイする。
しかしyouwatokiはみたび《不屈の巡礼者、ゴロス》をプレイ、9つ目の門をサーチ。久里瀬は干渉することができない。能力を起動、10番目の門をプレイし《迷路の終わり》を起動、yowatokiが見事完走したすきをつないだ…!
ベンチウォーマーズ yowatoki 勝利!
【ぶりっつ! 2-1 ベンチウォーマーズ】
yowatokiさんの初動がよすぎた…《不屈の巡礼者、ゴロス》は一度プレイできれば土地を1枚セットするだけで再度プレイできるので、打ち消せないカラーにとっては厳しい…!
副将 霧島響希 vs ラクイチ
《事前対策》
かなり調整したが、残念ながら《擾乱のドミヌス、ソルフィム(ONE)》側の勝算が見込めない厳しいマッチアップ…そもそもマナクリやマナアーティファクトを経由して4マナで出てくる《時を超えた英雄、ミンスクとブー(CLB)》は、ハムスタートークンのパンプに対応して火力で除去しても次のトークンは出てくるし、プレインズウォーカーを落とそうとすれば火力が足りなくなり、巨大になりすぎたハムスターには手出しもできない…お相手が事故ることを祈りつつ、できることを全力でやってもらうことに…
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 ベンチウォーマーズ視点
先手の霧島が2枚目の土地を置いたところで長考に入る…
「あれ、《墓所の門番(VOW)》って追放しなくても土地置いたら2点飛ばせたっけ!?」
…即答できない一同…意見が分かれ、おそらく土地を追放しないと発動しないと考え《ヴィーアシーノの紅蓮術師(J22)》から入る。
一方のラクイチは《指名手配の殺し屋、ラヒルダ》から入る。霧島は返しにこれを《灼熱の血(BNG)》で除去するが、土地が2枚で止まってしまう。ラクイチは《ヴィーアシーノの紅蓮術師》を《抹消する稲妻(BRO)》し、霧島のクロックは消滅…
霧島は3枚目の土地は引けず、仕方なく《敏捷なこそ泥、ラガバン(MUL)》を疾駆で走らせるが、満を持してラクイチの場に統率者《時を超えた英雄、ミンスクとブー(CLB)》が出てきてしまう。霧島はここで3枚目の土地を引き込み、《ウスガートの怒り》で《時を超えた英雄、ミンスクとブー》を退けるが、4/4のブーは残ってしまう。
ラクイチは5枚目の土地をプレイし《スラーグ牙(TSR)》を召喚、霧島にとってライフゲインと大型クリーチャーの二重苦を押し付けていく。霧島はまず土地を求めようと《歴戦の紅蓮術士(MH1)》をプレイし2枚交換していくが、なんと4枚目の時が引けない…そしてラクイチが《コグラとイダーロ(MOM)》を速攻で放り込み霧島のライフは9へ…《損魂魔道士(AKH)》を出し、《砕骨の巨人(ELD)》で《踏みつけ(CLB)》たり、精いっぱい抵抗したが、結局巨大なクリーチャーの群れに踏みつぶされてしまった…
ベンチウォーマーズ ラクイチ 勝利!
【ぶりっつ! 2-2 ベンチウォーマーズ】
元から厳しいマッチアップであったが、さらに土地も止まってしまってはワンチャンすらもなかった…
ただし、ここまでは戦前の予測通り…そして、あたしたちはこの最終戦に全リソースをつぎ込んでいる…!
大将 朝比奈ましろ vs 園巫りりぃ
《事前対策》
「軽いクリーチャーの群れはプラス能力で削がれ、重いクリーチャーはマイナス能力で奪われる」
この難敵の攻略にあたしたちはかなりの時間を費やした…
当初のひなちゃんプランは「毒性クリーチャーの群れで速攻で殴りきる」だったが、練習会で軽量除去数枚と《邪なる大魔導師、ターシャ》のマイナス能力によってあっさりと粉砕され、ひなちゃんは泣きながらどこかに行ってしまった…
その間、あたしは《しつこい請願者(RNA)》を40枚突っ込むプランも考えたが、これもいまいちであった…
数日後、久々に姿を見せたひなちゃんが、不思議なことを言い出した…
「相手のクリーチャーに打てて、自分の場に戻せるブリンクって知らない?」
「《次元切開(NEO)》とか《運命のちらつき(J22)》とかかな?どうしたの?」
「ううん、ないしょ~」
「???」
その後、エニィちゃんがこれに興味を示し、しばらく2人での調整が行われた…らしい。その成果はブランちゃんが確認し、相当感心したらしいが、詳細について、あたしも当日まで知らなかった…
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 ベンチウォーマーズ視点
後手の園巫が第1ターンに《思考囲い(TSR)》を放ち朝比奈の手札を暴露、《一時の猶予(LTR)》を叩き落す。しかし、その後はコントロール同士、魔法少女同士のドローゴーが続いていく。
「あっ…」
第3ターン、予定外の《無効皮のフェロックス(GRN)》を引いてしまい、顔を曇らせる朝比奈。もちろん呪文プレイの邪魔になるためプレイすることはなく、そのままゲームは進む。
第5ターン、土地が止まった朝比奈は相手の手札を使わせることを目的にあえてフルタップで統率者《実地研究者、タミヨウ(EMN)》をプレイ。園巫の回答は《復活したアーテイ(DMU)》で、このまま3点クロックを刻まれるわけにいかない朝比奈は次のターンに《運命的不在(MID)》で除去する。そして、再びドローゴーが続いていく。
次に仕掛けたのも朝比奈。土地が6枚ある状況で《アズカンタの探索(XLN)》からプレイ。園巫が《否認(AER)》を返し、朝比奈は手札の《吸収(DMR)》と《神秘の論争(ELD)》のどちらで返すかで悩む。結局、今後の《実地研究者、タミヨウ(EMN)》プレイ時に援護しやすい《神秘の論争》を残し《吸収》で応じ、《アズカンタの探索》を通す。しかし園巫の返しは《暗黒の儀式(A25)》からの《最後の望み、リリアナ(EMN)》!そして手札の《精霊界との接触(NEO)》ではプレインズウォーカーが対処できないことに、プレイ直前で気づく朝比奈…エニィが忠告を入れる…
「このリリアナで奥義されたら本当に負けですからね!」
朝比奈はまず《セレスタス(MID)》を通す。続くターンの統率者《実地研究者、タミヨウ》のリプレイは《対抗呪文》され、園巫がエンドにフルタップでプレイした《トリックスター、ザレス・サン(ZNR)》には残していた《神秘の論争》で返す。必死に《セレスタス》を回しプレインズウォーカーに対する回答を探すが見つけることができず、背に腹は代えられないと朝比奈はついに《無効皮のフェロックス(GRN)》をプレイすることを決断する。進行を邪魔する《メア湖の海蛇(ELD)》は、2マナ支払って封印を解き《襲来の予測(KHM)》で退ける。そしてぎりぎりで《最後の望み、リリアナ》を殴ることに成功し、リリアナの脅威は去る。園巫はついに統率者《邪なる大魔導士、ターシャ》をプレイ!
《邪なる大魔導士、ターシャ》がプラス能力を使用するのに、本体にしか興味がなく明らかに挙動がおかしい《無効皮のフェロックス》…園巫の《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》を《アーテイの嘲笑(DMU)》し、リプレイした《メア湖の海蛇》は《精霊界との接触》で隔離。そして依然《邪なる大魔導士、ターシャ》ではなく本体を殴る《無効皮のフェロックス》…
「頼む、奥義して…!」
園巫はここで《洗い落とし(VOW)》を引き込む。カウンターのサポートを受けたことで、ようやく奥義のトリガーを引く。
「来た…!!」
その時、朝比奈のアンタップしている土地は4枚。園巫の場に《タッサの神託者(THB)》が加わり、そして朝比奈のライブラリーがゼロになる…!
エンドに朝比奈は2マナを支払い《無効皮のフェロックス》の封印を解除、そして《タッサの神託者》に《運命のちらつき(J22)》を放つ!通してしまうと負けてしまう園巫はこれを《洗い落とし》で却下。朝比奈は《否定の契約(FUT)》を持っていたがあえてここは深追いをしない。
ファイナルターン、アンタップ、アップキープ…朝比奈は再度2マナで封印を破り墓地の《掘り返し(MID)》で《運命のちらつき》と《神秘を操る者、ジェイス(WAR)》を戻そうとする。園巫がこれに《霊気の疾風(M20)》を合わせるが、それを退ける《否定の契約》!園巫の反撃はこれ以上なく2枚のカードがライブラリーに戻され、引き込んだ《神秘を操る者、ジェイス》を叩きつけ自分にプラス能力を起動、これで特殊勝利が成立した…!!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 3-2 ベンチウォーマーズ】
勝利の瞬間、全力で喜び合う全員!
大一番で奥の手の必殺技が決まり、興奮せずにはいられなかった…!
1週間、ターシャのことを考え続けた、ひなちゃんの最高傑作は運営や視聴者に間違いなく強いインパクトを残した…!
全身全霊を注ぎ込んでデッキを組み、死力を尽くしでプレイした、ひなちゃん!
一世一代の奇策が、チームを勝利へと導いた!
さあ、「できる限りの露出をする」という目標は達成した、あとは去年の忘れ物を皆でとりに行こうか…!
第9章 電脳灯争戦Ⅲ 決勝 vsまっしろしろすけ(仮)
舞台は整った
激戦ですっかり消耗してしまったメンバーたち…
準決勝の配信直後、あたしはメンバーにこう伝えた…
「決勝は、各自でやりたいマジックをしてください…!調整会は特にしませんからね!」
2日で2チーム分のデッキを調整するのが困難ということもあるが、チームとして「決勝進出してすべての露出機会を得る」という目標をすでに達成したこと、そして何よりも「メンバー全員、デッキを自身で組み、自らを表現する能力を十分持っていることを感じた」という思いからだった…!
興奮冷めぬままに迎えた翌日の準決勝第2試合「のあずあ~く」vs「まっしろしろすけ(仮)」は、「まっしろしろすけ(仮)」が先鋒からいきなり3連勝を挙げて決勝進出決定!全般的にプレイの確実さと力強さを感じた…!
相手はこれまで熱望していたけどなかなか実現しなかった、「くろりけっ!」(デザイナーがkuloriさんと共通しているあたし、蒼紅ちか、yamiの3人組ユニット)のメンバーが所属している「まっしろしろすけ(仮)」!
これであたしが滾らないわけがない…人知れず、あたしは《暁冠の日向(NEO)》の対策を練り上げるのだった…
「まっしろしろすけ(仮)」とは?
「まっしろしろすけ(仮)」は、第1回の「電脳灯争戦」を見てどうしても出たくなってしまった「蒼紅ちか」が「白髪のプレインズウォーカー」を中心にメンバーを集めて「電脳灯争戦//」から出場しているチームである。
今回は、前回大会後にMTGのプレイシーンから離れることを宣言した加賀地結奈と入れ替わってAshimuがメンバーとして参加している。(ただし、一緒に戦おうという思いも込めて、立ち絵は引き続き加賀地結奈デザインを採用している)ちなみに運営として開設をしている重寝累花も「まっしろしろすけ(仮)」のメンバーである。
蒼紅ちか:
「ブルースカイクリムゾンヴァイオレンスゆるふわお清楚イゼット団員リーダー」
「まっしろしろすけ(仮)」のリーダー
MTGをどんどん知名度の高いゲームにするために日々いろんな企画で奮闘している。現在は「蒼紅杯」という新セットがリリースされると開催されるトーナメントを主催しており、競技プレイヤーがこぞって参加したり、解説や実況が本家公式顔負けだったり、この大会の結果が世界のメタゲームに影響を及ぼすようになったりと存在感を強めている。ちなみにカワイイ見た目をしているが男の娘である!
名前の由来は、好きなイゼットの「青赤」からで、下の名前が本名の一部とのこと!
Ashimu:
「イゼット団の特攻ギルド魔道士」
ヴォーソスとイゼット団をこよなく愛するヴァーチャルプレインズウォーカーで、とっても流暢なトークが魅力!当初は夜に変身した狼の姿であったが、最近は諸事情あり変身前の狼男の姿となっている。COVID-19で紙のマジックで遊びづらい時期に「フライデーアシムマジック」を創設し、毎週金曜日に3年間トーナメントを主催し続けている。ちなみに「Ashimu」は子供の頃からゲームでつけてた名前が由来とのこと。
庭白莉茉:
「白色美麗のコンバットクイーン」
基本的にMTGのリミテッド配信をしており、その美しい姿と堅実なプレイングからファンが多く集う。レズビアンであることを自己紹介で公言しており、将来の夢は「素敵なお姉さまに出合う」こと。かつて2度配信された「レズ風俗体験レポート」の回があたし的にとても尖っていたうえに興味深い話がいっぱいで好き…!
yami:
「天災の最強クラス魔法少女」
「第4回セカコロMTG」でいきなり優勝し新星のごとく現れた美少女!この時の賞金の半分で新しい体を得て魔法少女になった…!蒼紅ちかの、yamiちゃん第一印象は「自分で天才と自称するなんてやべー奴…近づかんどこ…」だったらしい…その後も競技マジックで大活躍している…!名前の由来は「覚えやすくて呼びやすかったら良いな〜くらいの気持ちで付けた名前で、気付いたら自分の本名が入ってた」とのこと。
ずべりちゃん:
「ずべらーの姫」
神河物語の「ずべら」を愛する少女。しかし「神河:輝ける世界」ではずべらが1体たりとも収録されず、マークローズウォーターに「Sorry」と言われ、3日間ほど悲嘆に暮れた模様…可愛くなるための精進を日々忘れず、見た目はもちろん、最近は声もかわいく変化した!最近わかったことだけど、思ったよりもずべりちゃんはグラマラス…!
ポスター
準決勝から2日でさすがにSDキャラの新規作成と対戦表作成はできないので、宣伝用対戦表は自作した。
で、このたびすーさん(@ace13jp)にこのnote記事のためにSDキャラと対戦表を同じような感じで描きおろしてもらった…!
やっぱり、違うよね…!
「電脳灯争戦Ⅲ」決勝戦
2023年7月29日…ついに決勝戦!
2日前と比べれば、あたしは非常にリラックスした状態でこの日を迎えることができた…!
ただ、隣のエニィ・ターゲットの様子が、なんだかおかしい…すごく力んでるような…
そのまま、オープニングに…まずは「ぶりっつ!」が呼び込まれるが…
ざわざわざわ…
(…そんなの事前に打ち合わせもなかったが!?)
かすかに動揺する、ぶりっつ!メンバー…
先鋒 エニィ・ターゲット vs Ashimu
《事前対策》
デッキの調整はすべて本人に任せたが、「ハンデスでリソースをずたずたにしてコンボを決める」ということで、大量のハンデスカードを投入したとのこと…!
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 まっしろしろすけ(仮)視点
先手のAshimuは2ターン連続でドローゴーが続き、エニィはコンボ成立のために相手のカウンターをかいくぐるプレイングを要求される。まずは第2ターン、《裕福な亭主(AFR)》をプレイ。これは通るが、返しに《絞殺(SNC)》される。続いてどうでもいい《血芽吹きのタリスマン》をプレイ、これも通る。
一方のAshimuは第4ターンに《一つの指輪(LTR)》!エニィのハンドずたずた戦略がさっそく綻んでしまう…仕方なく戦略変更、《血塗られた刷毛》から《血の芸術家(J22)》が導き出される。
Ashimuは《火の血脈、サルカン(M19)》を召喚。エニィはエンドに《血塗られた刷毛》で生み出された血トークンを起動すると《羅利骨灰(DMU)》を手に入れる。メインでは《戦争の犠牲(WAR)》を引き込むがAshimuの場にはアンタップの土地が2つありこれは通らないだろうとプレイはこらえ、統率者《魂浸し、ダイナ(STX)》を出す。そして《火の血脈、サルカン》を《シェオルドレッドの勅令(ONE)》で退ける。しかし《血の芸術家》は《稲妻(STA)》、そして《シヴの放浪者、サルカン》が出てきて《魂浸し、ダイナ》も焼かれてしまう。ここでもAshimuの土地は2マナ残っている。
エニィは再度《魂浸し、ダイナ》をプレイするがこれは《本質の散乱(DMU)》される。《シヴの放浪者、サルカン》がAshimuの手札に《シヴ山のドラゴン(DMR)》を生成していき、さらに場には強力な航空戦力《偏執的な収集者》をくわえていく。
エニィはここで《マインド・スパイク》を引き込みプレイ。Ashimuの手札から《洗い落とし(VOW)》と《海門修復(ZNR)》があり、引かれれば打ち消しは結局引かれると、後者を選択する。エニィは《薄暮薔薇の棘、ヴィト(J22)》を出していくがこれは《シヴの放浪者、サルカン》で焼かれていく。
エニィは引いてきたオリジナルの《血の芸術家》をプレイするがAshimuは《シヴの放浪者、サルカン》で手札に《シヴ山のドラゴン》を生成すると、《ミジックスの熟達(STA)》で墓地から《海門修復》をプレイし手札を大量に増やす。エニィは後続として《甦りし悪夢、ブレイズ(DMU)》を追加しプレッシャーをかけようとするが、あっさり《不死者の討滅(LTR)》で追放される。
Ashimuはエンドに《プリズマリの命令(STX)》で手札を整え、メインに満を持して《パルン、ニヴ=ミゼット(GRN)》が降臨する。彼が《好奇心(WOT)》を持ち、《一つの指輪》を起動すれば、そう、これは無限ドロー無限ダメージ…!
まっしろしろすけ(仮) Ashimu 勝利!
【ぶりっつ! 0-1 まっしろしろすけ(仮)】
私怨に取り憑かれたゆえに100%を出すことができなかったか…
それはともかく、ハンデスでハンドをずたずたにする計画であったが《一つの指輪》であっさり崩壊、こちらのクリーチャーはすべて綺麗に処されてしまった…
エニィ、Ashimu越え果たせず…
次鋒 久里瀬・L・ブラン vs 庭白莉茉
決勝前日…
で、悩んだ結果…
結局、いい人をやめられなかったね、ブランちゃん…!
《事前対策》
対戦相手のクリーチャーをどれほど的確に除去できるかにかかってくるだろう…
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 まっしろしろすけ(仮)視点
ゲームは後手の庭白が《野心的な農場労働者(MID)》から《平地》をサーチするところから始まった。
久里瀬は第2ターンに《秘儀の印鑑(C21)》、第3ターンに《悪意の神殿(DMC)》をセットしトップを確認すると《焦熱の連続砲撃(XLN)》であったことから、手札の《セッジムーアの魔女(STX)》をプレイすることを控えてターンエンド、除去を構える。
庭白は第3ターンに《鏡割りの寓話(NEO)》プレイ、宝物トークン生成を避けるために出てきたシャーマントークンは《ショック(10E)》で処理する。
久里瀬は《死の飢えのタイタン、クロクサ(MUL)》をとりあえず出して墓地に送りこむ。庭白は《鏡割りの寓話》の第2章を長考し、《黄金架のドラゴン(J22)》1枚だけを墓地に送って引く。《静寂の呪い(MID)》で《敵対するもの、オブ・ニクシリス(SNC)》を指定し、統率者《最初の黄金守護、ジョー・カディーン(ONE)》をプレイするがそこには久里瀬の《破滅の刃(ANN)》
が突き立てられる。
久里瀬はここで《暗黒の儀式(A25)》を引き込み6マナ使えるようになったため、プランを変更し《暗黒の儀式》を経由して《セッジムーアの魔女》をまず送り込む。そして庭白のターンに《白の木に花開く(LTR)》をプレイするのに対応して《キキジキの鏡像(NEO)》を《コラガンの命令(DTK)》で落とす。
しかし庭白が4枚目の土地をセットしプレイしてきたのは《エリシュ・ノーン(MOM)》、これが《白の木に花開く》で5/6になっていることにより久里瀬が思わずうめく。
とりあえず引き込んだ《大勝ち(J22)》で引くと《無垢の血(ODY)》が手札に入り、《食肉鉤虐殺事件(MID)》の合わせ技で《エリシュ・ノーン》にめどがつく。庭白は《結束のカルトーシュ(AKH)》を《エリシュ・ノーン》につけ、《領事の権限(KLD)》も設置。久里瀬の全除去計画の大きな支障にはならず、《食肉鉤虐殺事件》《無垢の血》で盤面をまっさらにすることに成功する。庭白は真っ白になった盤面に4/6となった《最初の黄金守護、ジョー・カディーン》を召喚する。
久里瀬は《死の飢えのタイタン、クロクサ(MUL)》を脱出させるが、タップインの《死の飢えのタイタン、クロクサ》の脇を《最初の黄金守護、ジョー・カディーン》がカードをもたらしながらすり抜け、そして《放浪者(CMM)》の一閃が《死の飢えのタイタン、クロクサ》を虚空へと薙ぎ払う。
手札の《黙示録、シェオルドレッド(DMU)》が出せなくなる久里瀬は《這い回るやせ地(ZNR)》で《放浪者》の忠誠カウンターを1に減らし、除去が使えないように仕向ける。庭白は《歓待の呪い(VOW)》を追加、さらなるアドバンテージで久里瀬を引き離しにかかる。
ここで《霜噛み(KHM)》を引き込んだ久里瀬は思わず《最初の黄金守護、ジョー・カディーン》に打ち込もうとするが、冷静なチームメイトに《放浪者》の常在型能力を指摘され、先に《這い回るやせ地》で落としてから《最初の黄金守護、ジョー・カディーン》を除去。庭白は3度目の《最初の黄金守護、ジョー・カディーン》プレイをするがこれを《害悪な掌握(M20)》で退けつつ《黙示録、シェオルドレッド》をプレイ、負けじと庭白がこれを《粗暴な聖戦士(MID)》で退けながら《新ベナリアの守護者(DMU)》も追加するなど、盤面のモメンタムがシーソーのように行ったり来たりする。
久里瀬は《予想外の授かり物(AFR)》で引きに行くが、有効なカードを引き込めず。ここに付け込むように庭白は《フロスト・ドラゴンの洞窟(AFR)》と後援された《新ベナリアの守護者(DMU)》で攻めたててくる。しかたなく久里瀬は《這い回るやせ地》を差し出してライフを守る。
庭白がプレイをしなかったので夜が訪れ《粗暴な聖戦士(MID)》は《月憤怒の粗暴者(MID)》(赤の4/4)となるが、久里瀬は《チャンドラの敗北(HOU)》をトップデッキし除去、《黙示録、シェオルドレッド》を取り返す。さらに統率者《敵対するもの、オブ・ニクシリス(SNC)》をプレイ、庭白は《静寂の呪い》のドローに変換する。するときっちり《神聖なる一撃(AFR)》を引き込んでおり《黙示録、シェオルドレッド》は退場!
庭白の追撃に抵抗するカードはさすがにもうこれ以上引けず、久里瀬はここで屈したのだった。
まっしろしろすけ(仮) 庭白莉茉 勝利!
【ぶりっつ! 0-2 まっしろしろすけ(仮)】
ショックからか「悪者コメント忘れたー」と頭を抱えるブランちゃん…
ラクドスの苦手なエンチャント連打が、今回はかなり苦しかった…
トントンの勝率と思われたが、今回は屈することになってしまった…
チームはこれでぶりっつ!が0勝2敗…
そして次は一番厳しいマッチアップになるきりしーyami戦…
この瞬間、あたしも、蒼紅ちかも、思わずつぶやいた…
「やばい、この決勝戦…3タテで終わっちゃう…!」
中堅 霧島響希 vs yami
《事前対策》
スゥルタイカラーでありライフゲイン方法も豊富、そもそも統率者《ジモーンとダイナ(MOM)》が土地を置きつつカードを引きつつライフもドレインしていくことから、結構厳しいマッチになることが予想された
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 まっしろしろすけ(仮)視点
先手の霧島はできるだけダメージを叩きだそうと《静電場(GRN)》《エレボール山の炎鍛冶(LTR)》と下ごしらえ。yamiは第2ターン《成長のらせん(RNA)》から第3ターン《自然の怒りのタイタン、ウーロ(THB)》と土地を伸ばし早くも5枚、ライフは28に。霧島の《エレボール山の炎鍛冶》アタックには《フェアリーの黒幕(MOM)》をぶつけてダメージを最小限に抑える。
「除去らないでくれ…!」
願いを込めて、霧島は統率者《擾乱のドミヌス、ソルフィム(ONE)》を叩きつける!
そしてその願いが通じたのか、yamiは《ハイドロイド混成体(RNA)》X=4のプレイのみで、《擾乱のドミヌス、ソルフィム》は除去されなかった!(yamiのライフは30へ)
霧島がニヤリと笑う。1週間、待ちに待った時間だ…!
まずは《レガーサへの侵攻(MOM)》で8点!そして《稲妻の一撃(DMU)》を本体に打ち込み6点!
ライフが16になったyamiは《川の叱責(XLN)》で霧島の盤面を一旦クリアにするが、副作用で《レガーサへの侵攻(MOM)》も戻ってしまう。
霧島は《擾乱のドミヌス、ソルフィム》をリプレイ!
対応したいyamiだったが、除去の姿はなく《多元宇宙と共に(BRO)》をプレイするが、デッキトップにいた《水蓮のコブラ(IMA)》をフリーコストにプレイするのみにとどまる。ちなみにyamiのデッキトップには《集団強制(RNA)》が待っている…!
ターン終了に霧島の4点《ショック(10E)》!yamiのライフは10!
そして返すターン、《レガーサへの侵攻(MOM)》で8点、そして《ヴィーアシーノの紅蓮術師(J22)》が!
ぶりっつ! 霧島響希 勝利!
【ぶりっつ! 1-2 まっしろしろすけ(仮)】
大番狂わせで、霧島が初勝利を挙げるとともに「ぶりっつ!」の窮地を救った!
後日「まっしろしろすけ(仮)」側のプレイも見てみたが、お互いに全力最善でプレイされていた…!《擾乱のドミヌス、ソルフィム》が除去されることなく本体を32点焼き切ったのは、まさにマジックの女神のご加護だったかもしれない…!
このシーンを描いた黒野陽子さん(@kuronoyouko_vpw)の大変かわいいファンアートも公開されていた…!
副将 朝比奈ましろ vs ずべりちゃん
《事前対策》
最終戦は「《実地研究者、タミヨウ(EMN)》の奥義に特化したい」という申し入れがあった。おそらくずべりちゃんが軸ずらしをしないと思われるため、エンチャント対策を適宜行えば有利に進むであろうと考えられた。
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 まっしろしろすけ(仮)視点
ずべりちゃんの《石の牙の聖域(M21)》を朝比奈が《エルフの神秘家(M14)》経由の《第三の道のロラン(BRO)》で粉砕するスタート。
ずべりちゃんは《真の木立ち(INV)》でエンチャントに被覆を付け、続いて《生命起源の御神体(NEC)》をプレイするが、これをあざ笑うような凶悪な2マナインスタント《自然に帰れ(M15)》がずべりちゃんの場を破壊、泣いてしまうずべりちゃん…
朝比奈は《実地研究者、タミヨウ(EMN)》のプラス能力を用いてドローを進めていく。ずべりちゃんの《古伝戦争の御神体(NEO)》を《血清の罠(ONE)》、これが通れば増殖で《実地研究者、タミヨウ(EMN)》の奥義が可能になるところだったが、さすがにこれにはずべりちゃんが《タミヨウの保管(NEO)》で阻止する。朝比奈は《頭目の神官》も追加し、ずべりちゃんが《夜陰の本殿(EMA)》を設置したところで《川の叱責(XLN)》も打ち込みずべりちゃんの場は再びまっさらに。
ずべりちゃんが《生命起源の御神体》をリプレイしてフルタップになったのを確認し、朝比奈は《球層の拡大(ONE)》から《実地研究者、タミヨウ》の奥義を起動、ここから一方的な朝比奈の非道が始まる。《守護者計画(RNA)》を場に出し手札のクリーチャーをすべてプレイしながらドローすると《有事の力(RNA)》で7枚引き直す。再びクリーチャーを出し切ってドローしきってから《川の叱責》を自分に打ち、すべての土地でないパーマネントを手札に加え、《守護者計画》再設置からまたわんさか引いて《海門修復(ZNR)》も交えて手札は40枚オーバー、やがてドローの過程で《アールンドの天啓(KHM)》と《Time Walk》にたどり着く。ずべりちゃんの《生命起源の御神体》は《第三の道のロラン》され、トークンは《血清の罠》され、最後は墓地に置かれたままにした《生命起源の御神体》も《硬化した屑鉄喰らい(ONE)》の能力で追放され、ずべりちゃんの場は三度まっさらに…最後はフルアタックが突き刺さった!
ぶりっつ! 朝比奈ましろ 勝利!
【ぶりっつ! 2-2 まっしろしろすけ(仮)】
「ひなちゃんはブランちゃんの何倍も極悪非道な悪魔」であることを知った一同であった…
決勝戦も、気づけば2勝2敗で最終戦に…!
そして、あたしの相手は、待ちに待った「お兄ちゃん」、蒼紅ちか!
これで燃えないわけがない…!
大将 真名結 vs 蒼紅ちか
《事前対策》
お互いジェスカイ、4マナのクリーチャーではあるが、似て非なる天地の強さの差…出てもすぐに仕事しない《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》と、出ただけで2マナの呪文が自分は1マナ、相手が3マナになる《暁冠の日向(NEO)》…《暁冠の日向》の着地を許さないよう、準決勝と同じく打ち消し呪文を多めにし、さらに《丸焼き(M20)》《引き裂く流弾(DTK)》《石術の連射(MOM)》などの打ち消されない除去を増やした…!
《試合》
総合配信 ぶりっつ!視点 まっしろしろすけ(仮)視点
先手の蒼紅が《静寂の呪い(MID)》で真名の統率者《悟った喪失者、ナーセット(MAT)》を咎める。
それをうけて真名は第2ターンに《無私の霊魂(CLB)》をまずはジャブとして放つ。
蒼紅は第3ターンに《真夜中の時計(CLB)》を設置。真名は《無私の霊魂》を攻撃させてから《航路の作成(XLN)》で2枚ドロー。
蒼紅がここで長考。5マナが使える盤面で考えに考え、《溺神の信奉者、リーア(MID)》をフルタップでプレイする!そしてこれが手札に打ち消しが3枚ある真名に突き刺さる!
真名は引き続き《無私の霊魂》を攻撃し4マナをオープンしてターンを終わらせる。
蒼紅は6マナ目の土地をセットし、統率者《暁冠の日向(NEO)》を放つ。
対応して真名は《溺神の信奉者、リーア(MID)》を《魂の仕切り(BRO)》するが、蒼紅は《一時の猶予(LTR)》で応酬する。すると真名はリーアを《とんずら(SNC)》し、《洗い落とし(VOW)》を切除コストで唱え、《暁冠の日向》の着地は阻止!
しかし真名は4マナで止まってしまい、なかなか動きがとれない…再び《無私の霊魂》のアタックのみにとどまる。
蒼紅は7マナ目として《エメリアの呼び声(ZNR)》をアンタップでプレイし、再度6マナで《暁冠の日向(NEO)》を投下する。真名は先程《一時の猶予》された《魂の仕切り》を再び《溺神の信奉者、リーア》に放つが、今度はこれを蒼紅が《奔流の機械巨人(CMM)》を追放しながらの《渦巻く霧の行進(NEO)》でかわす。《溺神の信奉者、リーア》はフェイズアウトしているため真名の《軽蔑的な一撃(TSR)》が通り《暁冠の日向》の着地はまたも阻止される。
真名は《無私の霊魂》の攻撃を続け、《僧院の導師(2X2)》を追加する。継続的な攻撃とダメージランドの影響で、蒼紅のライフは10まで落ちていた。
しかし蒼紅は冷静に《僧院の導師》を《魂の仕切り》する。さらに続くターンは《無私の霊魂》もフラッシュバックで《魂の仕切り》しクロックをすべて捌ききる。そして蒼紅の《真夜中の時計》が12時の鐘を打ち、再び7枚のカードをもたらす。真名は再度《僧院の導師》をプレイするが、これは《非実体化(M21)》で戻される。《溺神の信奉者、リーア》によるフラッシュバックを考え、真名は《若き紅蓮術士(J22)》のほうをプレイして構える。
蒼紅は《書庫の鍵》をプレイ。真名のライフが6に低下しており、ここで《稲妻(STA)》か《稲妻のらせん(RAV)》を引かれると《溺神の信奉者、リーア》経由でゲームエンドだったが、引くことができない。《灯の燼滅(MOC)》を手に加える。
真名はエンドの《多元宇宙の警告(KHM)》から、メインに《精鋭呪文縛り(STX)》で牽制をかけ、対応して蒼紅の手から《放浪皇(NEO)》が飛び出す。《ミジックスの熟達(STA)》を追放し、そして《溺神の信奉者、リーア》を除去までは至らないものの《貴族の不面目》でようやく沈黙させる。
しかし、《溺神の信奉者、リーア》と《真夜中の時計》によるアドの差は大きいものだった…潤沢なマナからプレイされた《暁冠の日向》は三度目の正直で着地し、《方程式の求解(STX)》が《マグマ・オパス(STX)》を導く。何か対応策を、と真名は《表現の反復(BRC)》に託すが、そこに回答はなかった…《神聖な粛清》を《ドビンの拒否権(TSR)》せざるを得ず、対応して放たれた《マグマ・オパス》が真名の軍勢を薙ぎ払い、日向の蹄が蒼紅に勝利をもたらした…!
まっしろしろすけ(仮) 蒼紅ちか 勝利!
【ぶりっつ! 2-3 まっしろしろすけ(仮)】
優勝は、まっしろしろすけ(仮)!
最後の最後が、勝てなかった…
でも、全力を尽くしたあたしは、悔しさはなく朗らかな気持ちだけが残った…まるでこの戦いが、心を浄化したかのようで…
まっしろしろすけ(仮)、優勝おめでとう…!
第10章 「ぶりっつ!」演説2023
「電脳灯争戦Ⅲ」の「ぶりっつ!」の活動を振り返り、今後に向けてよかった部分と、もっと改善できた部分を挙げていくね…!
よかったところ
《みんな仲良くできた》
全般的に仲良く最初から最後まで誰もが脱落することなくすべての活動ができた…!チーム結成から7か月間、その間に前哨戦4試合、本番3試合に全員がついてきてくれたのはまさに奇跡の所業なのかもしれない!
そして、あたしやブランちゃんのような「MTGにアツくなっちゃうおじさん」と、残った3人の温度差が出ないかちょっと心配だったけど、結局みんながMTGを心から好きだったからそのあたりは問題なかったね…!
《しっかりエンタメできた》
ブランちゃんやひなちゃんは「Trispark」で多少立ち回りができていたのである程度行けると思ってたけど、きりしーとエニィちゃんはこの企画が初めてのコラボだったからどうなるかなと思ったけど、結局杞憂だった!
きりしーはいろんな場面でいいリアクション見せてくれた!特に予選で伝説の4キルを食らった時のあの声は今でも耳に残るくらい最高だった!
エニィちゃんはほんわかとしているときと、シリアスモード(Ashimuさんに私怨をぶつけた時や、準決勝でトリプルマリガンして殺意を高めていた時)のギャップが大好きだった…!
ブランちゃんは残虐非道になろうとしてなれなくてみんなにいじられて、結局ついつい大人の対応しちゃうやさしいお姉ちゃんで、それも持ち味だった!
そして、ひなちゃんはやさしそうな顔をしながらも、やったことがよっぽど悪魔で極悪非道だったね…おまわりさん、真の黒幕は彼女です…!!
《少しファンが増えたかも》
今回は1か月に1回ほど露出するようにしたり、ポスターを依頼したりしたので、そのおかげかちょっぴりだけど「ぶりっつ!」ファンになってくれた人がいた…!「クレイドル」や「まっしろしろすけ(仮)」に引けを取らないチームになれるように今後も活動を続けていきたい…!
教訓
《負けてるときのリアクションが弱い》
ここが「ぶりっつ!」がまだ足りなくて、「クレイドル」や「まっしろしろすけ(仮)」が優れていた部分…!
盤面が優勢なときはみんなどんどん声を出せるけど、劣勢になっちゃうと結構沈黙しちゃうのよね…決勝戦の「まっしろしろすけ(仮)」視点を見てみると、Ashimuさんやずべりちゃん、蒼紅ちかちゃんが盤面が思いっきり負けているときでも声を出していたし、やられっぷりを笑いに変えていた…!
どうしても勝ちたくてアツくなっちゃうあたしたちがこれを見習うのはそう簡単じゃないかもしれないけど、エンターテイナーとしてこの境地にたどり着きたい…!
《まったくもってベビーフェイスじゃなかった》
「夢幻連合のようなヒールからの脱却」をしたいと思って掲げた目標でしたが…「素敵なベビーフェイスは、老獪なヒールがいてこそ輝く」…大会開催からあたしたちがずっと仕掛ける側だったので相対的にちょっぴりヒールでしたね…そして、やっぱりいたずら大好きだしあたしたちメンバーの性格からして無理でした…!
というわけで、「ぶりっつ!」はベビーフェイスは諦めます…!
第11章 「ぶりっつ!」Season2
前回の「夢幻連合」のときは、おのおのが忙しくて自分の活動に邁進していること、一匹狼のコンセプトであることから、決勝戦終了時点でチームは解散という形にしていた…
しかし、あたしが「クレイドル」や「まっしろしろすけ(仮)」のような愛されるチームを育てたいという気持ちが強いこと、そしてみんながヒストリックブロールやEDHが好きという共通点があったことから、「ぶりっつ!」は決勝前日の段階で全員の同意を得て、電脳灯争戦終了後も常設し定期的に活動していくことに決めた…!
そして、「クレイドルのとりぷるさん」のように、あたしが一歩引いた位置でプロデュースしたり企画したいことから、あたしの代わりに実働のできる6人目のメンバーを募集…正確にはこの構想の段階ですでに決めていて、メンバーの許可を得てお迎えさせていただいた…!
北の大地育ちの褐色クリエイター系Vtuber、KOKIだあ…!
「電脳灯争戦Ⅲ」をずっと見守り、次こそは出たいと話していたこと、MTG関連では視聴者をお絵描きしてイラスト化したりヒスブロ対戦会をしたりする配信をしており将来性があったこと、そして褐色バ美肉が性癖にヒットしたことが決め手になった…!
「電脳灯争戦Ⅲ」の閉幕1か月後に、さっそくお披露目配信を行ったが、初対面と思えないほどになじんでたので一安心…!
今後の「ぶりっつ!」の活動方針だけれども…
・ヒストリックブロールやEDHを主軸に、MTGをどんどん推していく!
・(あたしやブランちゃんが中心になるかもだけど)「MTGの語り部」として、過去のMTGの歴史を後世に語り継ぐ活動も検討
こんな感じでやっていこうと思ってるよ…!
そして2023年11月17日にはさっそくだけれど…「電脳灯争戦Ⅲ」の運営に専念していた「電脳機構」のみんなの闘争本能を解消させるために「ぶりっつ!」が一肌脱ぐよ…!
もちろん、「ぶりっつ」はKOKIちゃんのデビュー戦でもあるのだあ…!
今一度、あのアツい5対5の対抗戦の興奮、熱気を味わってほしい…!
「ぶりっつ!」は今後もマイペースで走り続けます、ぜひぜひこれからも応援してね…!
おまけ
気の迷い
「ぶりっつ!」とひらがなで書くと、なんか「っ」「つ」と続いてなんとなく見た目が悪そうに見えたので「ぶりッつ!」に変えようかと考えたけれども、羽交い絞めにされて止められた…
幻の完全詠唱
ブランちゃんの本来の口上はもっともっと長かったんだけど、ブランちゃんが「口上は短いほうが好き」という要望を出してかなり短くなったんだ…!
これが、「幻の久里瀬・L・ブラン 完全詠唱版」だあ…!
引き抜き大作戦
緑担当として「エニィ・ターゲット」がチームに入ってくれたわけだが、もしも加入がかなわなかった際には「のあずあ~く」(あるいはもりいつつ?)から満天みつきさんを引き抜く構想があったのだ…早々にもりいつつは今回不参加という情報が流れていたので、結構真面目に候補として検討していたよ…!
電脳灯争戦 全アーカイヴ
《公式 本戦前特集》
電脳灯争戦!!参加チーム紹介!!!
第三回電脳灯争戦!!対戦チーム!!大抽選会!!!
《公式 エキシビジョン》
電脳ファイレクシア戦線
総合配信 のあずあ~く メガネオ
最終試練
総合配信 チャレンジャー ドリームチーム
《ぶりっつ!前哨戦》
深緑戦
ぶりっつ! クレイドル
龍鬼戦
ぶりっつ! じょーくるほーぷす~バ美肉タッチおじ~
彩鏡戦
ぶりっつ! メガネオ
海神戦
ぶりっつ! のあずあ~く
《電脳灯争戦Ⅲ 本戦》
【予選】
「メガネオ」VS「ベンチウォーマーズ」【Kaldheim BLOCK】
総合配信 メガネオ ベンチウォーマーズ
「ぶりっつ!」VS「クレイドル」【Arcavios・BLOCK】
総合配信 ぶりっつ! クレイドル
「のあずあ~く」VS「じょーくるほーぷす~バ美肉タッチおじ~」【Innistrad BLOCK】
総合配信 のあずあ~く じょーくるほーぷす~バ美肉タッチおじ~(1)(2)
「 UPOTU BLACK 」VS「 まっしろしろすけ(仮) 」【神河・BLOCK】
総合配信 UPOTU BLACK まっしろしろすけ(仮)
【準決勝】
「ベンチウォーマーズ」VS「ぶりっつ!」 【Capenna BLOCK】
総合配信 ベンチウォーマーズ ぶりっつ!
「のあずあ~く」VS「まっしろしろすけ(仮)」【Dominaria BLOCK】
総合配信 のあずあ~く まっしろしろすけ(仮)
【決勝】
「ぶりっつ!」VS「まっしろしろすけ(仮)」【 New Phyrexia 】
総合配信 ぶりっつ! まっしろしろすけ(仮)
《電脳灯争戦Ⅲ 終了後企画》
第3回電脳灯争戦:決戦の後に【打ち上げ】
電脳灯争戦Ⅲ 主催の一人感想会