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電脳灯争戦 観戦ガイド

いよいよ7月20日より、2週間にわたる「電脳灯争戦」本戦が開幕します!
いったいどんな企画なのか、見どころはどこなのかを簡単に解説します!




「電脳灯争戦」ってなあに?

「電脳灯争戦」は、遊我さんが主宰する「マジック・ザ・ギャザリング・アリーナ」の「ヒストリック・ブロール」というフォーマットを用いた、5人チームによる団体戦!
お互いに1対1の1本勝負で対戦し、結果的に相手チームより多く対戦を勝ったチームが勝利チームとなります!




そもそも「ヒストリックブロール」とは?

「ヒストリックブロール」は、「ヒストリック(禁止カードが若干あるが、原則MTGアリーナに収録されているカード全て)」のカードプールに準じて100枚のデッキを準備し、2人で対戦するフォーマット!

ヒストリック・ブロールのデッキは一番左の統率者と、残り99枚のカードで構成されている


現在の禁止カード


「統率者」は「伝説のクリーチャー・カード」か「プレインズウォーカー・カード」から1枚を選択します。
「統率者」の固有色ルールに従い、99枚のカードを投入してデッキを作成する必要があります。
(上図の場合、固有色は青と緑なので、青と緑のカードとアーティファクト、および無色のカードだけでデッキを作らなければなりません)
各カードは1枚ずつしか入れることができないので、対戦するたびに同じ展開が再現されることは少なく、そこが観戦するうえでの魅力でもあります。

対戦は1対1で行われます。
各プレイヤーのの初期ライフは25点と、他のフォーマットよりちょっとだけ多いです。
1本勝負なので、補正として1回だけフリーマリガン(マリガンしても手札を減らさず引き直す)ができます。


右下の《贖いし者、フェザー》が統率者

各プレイヤーの統率者領域には選択した統率者がセットされ、手札のほかに統率者領域からマナを支払って統率者をプレイすることができます。


統率者領域から統率者をプレイしたところ


戦闘や呪文によって破壊された統率者は、墓地に行く代わりに統率者領域に戻ることを選択できます。統率者領域に戻るたびにプレイするためのコストは2マナずつ増えていくけど、再度統率者を統率者領域からプレイすることができるのです!

墓地に落ちた統率者を統率者領域に戻したところ。
再キャストのコストが2マナ増えて「2白白赤になっています」




「電脳灯争戦」のみどころ

【冷酷な対人メタ合戦!】
1週間前に対戦組み合わせと使用統率者が発表されるので、その後の1週間でその対戦相手を倒すことに特化したデッキをお互いが作ることになります!
相手の統率者から、やられそうなことを予測し、先回りして対策をすることになります!

墓地を活用するデッキならあらかじめ墓地対策を投入!
ライブラリーからえぐいクリーチャーやプレインズウォーカー?
出させなければいいのだ!

また、固有色があらかじめわかっているので…

色対策も投入可能です!

もちろん、メタられる側もこれらの対策を予想したうえで、戦略をずらしてきたり、場合によっては統率者をほぼ活用しない、別コンセプトのデッキを組む(通称、見せ統率者ともいいます)ことで相手の対策を無駄にすることもできるので、この読み合いがとってもアツいのです!

【読み合うのは対策カードだけじゃない!戦うレンジの読み合いもある!】
統率者の中には、長期戦に持ち込まれればぶっちぎりの威力を発揮し勝利をもたらしてくれるものが結構多いです。

ですが、これらが出て威力を発揮するまでに押し切ってしまえば関係ないと言わんばかりの「アグロ戦略(軽いクリーチャーの序盤攻勢で早期に倒す)」や、着地さえさせなければ問題ないというコンセプトで組まれた「クロックパーミッション戦略(序盤にクリーチャーを展開し、相手の対応を強いらせて反撃を打ち消し呪文で封殺する)」が出現し、統率者の強さが勝利に直結しなくなってきています。

相手はアグロで来るのか、コントロールでゆっくり来るのか、その中間のミッドレンジか…これを予測しあうのも電脳灯争戦の醍醐味です!この予測をうっかり外してしまえば、待っているのは悲惨な結末…!

【各チームの熱すぎる友情とチームワーク!】
各対戦は、総合配信の他に、各チームの視点配信の計3チャンネルで配信されます。試合中は各チームメンバーが別チャンネルに入り、相手の声は聞こえない状態でみんなで相談しながらプレイをしていくので、思考の過程やプレイヤーの喜怒哀楽を感じるためにも、皆様にはぜひとも3チャンネルとも同時に視聴して楽しむことをお勧めします!



対戦組み合わせとチームの概要

それでは、出場する8チームを1回戦の対戦組み合わせとともに簡単に紹介しましょう!
この中から応援したいチームを見つけると、一層電脳灯争戦を楽しめると思います!

本戦のトーナメント表

【7月20日 木曜日】

「ベンチウォーマーズ」は、第3回電脳灯争戦で初めて結成された新興チームで、「メガネオ」のリーダー・眞白井エイドのDiscordサーバのチャンネルに集うメンバーが結成したチームです!
それぞれのプレイヤーが他のMTGトーナメントで好成績を収めている実力者で、ヒストリックブロールの実力は未知数ながら今大会のダークホースと目されています!

「メガネオ」は第2回電脳灯争戦から引き続きの参戦となる「眼鏡男子グループ」です。MoToは第1回電脳灯争戦の優勝メンバーでもあります。ヒストリックブロールの経験は豊富ですが、前回は初戦敗退となってしまい今回はリベンジに燃えています。

奇しくもDiscordサーバでの主従関係の対戦となりました。「メガネオ」がきちんと格付けを済ませるのか、それとも「ベンチウォーマーズ」が下剋上を成し遂げるか?


【7月21日 金曜日】

「クレイドル」は第2回電脳灯争戦で結成された「緑色を愛するゆかいな仲間たち」で、電脳灯争戦以外でも年間を通してメンバーがコラボ配信を続けるなど、その絆は非常に強いです!
リーダー・とりぷるのカリスマは絶大で、熱狂的クレイドルファンが大勢存在しファンアートも多数制作される、大人気チームなのです!

「ぶりっつ!」は、第2回電脳灯争戦で準優勝となった「夢幻連合」のリーダー・真名結が「今度は新しいチームを作ってベビーフェイスになる」と宣言し、その果てに結成された新興チームです。精力的に活動を行っており、本戦までの間に4試合の前哨戦をこなして試合勘を磨いてきました。

この2チームは4月の前哨戦で対決しており、その時は「ぶりっつ!」が4勝1敗で勝利しています。
しかし、今回はお互いに本気の統率者選びをしており、今度は激戦になることは間違いないでしょう!



【7月22日 土曜日】

「じょーくるほーぷす バ美肉タッチおじ」は、「リーダーの天紅龍のDiscordサーバに集うメンバー」で構成された新チームです。今回初参戦の天紅龍に、第2回電脳灯争戦出場経験があるギガントサウルスちゃんとユウキ・ルーンハート、そして「MTGおじ」からは新デッキ投稿に定評がある村雨猛と、負けたらわさびを喰う配信でおなじみのらひにきが控えます。日々MTGの研究には余念がなく、実力は折り紙付き!

「のあずあ~く」は第1回電脳灯争戦から継続参戦する「銀河海賊チーム」です!
のあずあ~くは構成員が非常に多いため本隊レギュラーになるのも大変なようで、その選抜を勝ち上がったメンバーの実力は相当なもの!前回大会では2回戦でマッチアップした、その大会での優勝チーム「Bird Watch」をあわやのところまで追いつめました!

滅亡の災厄と、救済の箱舟…
運命は一体どっちに転ぶのか…!?
ちなみにギガントザウルスちゃんにとっては古巣との対決になります!
「船長を食べちゃうぞ」とのことで、殺る気満々みたいです!


【7月23日 日曜日】

「UPOTU BLACK」は「動画投稿を活動の中心とするメンバーのチーム」で、第2回電脳灯争戦からの継続参戦となるが、今回は新メンバーとして黒咲ルイを迎え入れました。各人のプレイングスキルは非常に高く、オンラインでのMTGトーナメント予選突破の常連になっているメンバーが複数在籍しています。前回は2回戦で敗れてしまい、リーダーの黒音紅ケイの今回にかける思いはアツいでしょう!

「まっしろしろすけ(仮)」は第2回電脳灯争戦から継続参戦となる「白髪美女美男のチーム」で、今回は新たにAshimuをメンバーに迎えています。各メンバーがMTGを愛し、しかしながらそれぞれが競技・主催・ヴォーソスなど、違った形のMTG愛を見せるのが特徴的!こちらも前回は2回戦敗退であり、もっと上を目指そうという気持ちは強いようです!

奇しくも「黒」と「白」の対決、どのように白黒つくのでしょうか…!?


一足先に雰囲気を感じたいなら

前哨戦の映像があるので、これを見て気分をアゲていきましょう!
《公式主催エキシビジョン》
・新ファイレクシア 総合配信  メガネオ視点       のあずあ~く視点
・最終試練     総合配信  チャンピオン視点  チャレンジャー視点

《ぶりっつ!前哨戦》
・深緑戦      ぶりっつ!視点     クレイドル視点
・龍鬼戦      ぶりっつ!視点     じょーくるほーぷす視点
・彩鏡戦      ぶりっつ!視点     メガネオ視点
・海神戦      ぶりっつ!視点     のあずあ~く視点

また、第2回電脳灯争戦で「夢幻連合」を率いた真名結が残した、前回大会の記録があります。

夢幻連合の隆盛と衰退~電脳灯争戦//~


さあ、本戦開幕はまもなく!お楽しみに!!


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