音楽で日常を変えていく
私は幼少期から
クラシックの演奏会ばかり行っていましたが、
大人になって初めて
ジャズやポップスライブを聴きに行った時、
聴衆と演奏者の距離感の近さに驚き、
感動しました。
クラシックの音楽会は私の中では、
美術館や展覧会
のようなイメージです。
壮大な芸術作品を、
少し離れたところから
みる、
感じる。
芸術を「味わう」感覚です。
それに対してジャズやポップスのコンサートは、
時には演奏に合わせて身体を揺らし、
時には歌手と一緒に歌い・踊り、
演奏者も聴衆も一体となって
同じ空気を感じて、
共鳴して、
その場のエネルギーが循環して
どんどん熱くなっていくのを
感じることができます。
私の理想は、
奏でるヴァイオリンの音色が
聴いてくださる人々の心と共鳴して、
元気や勇気が湧いてきて、
その日のみんなの日常が
良くなっていく、
幸せになっていく、
そんな音楽を奏でることです。
クラシック、
そして特にジャズやポップスも、
演奏者と聴衆の皆で作っていく音楽。
ただ静かに聴いていただくだけでなく、
思わず身体が動き出す
心が踊り出す
そして自分も周りも元気になる
そんなヴァイオリンを奏でられるように
そんな時間を人生の中に
どんどん増やしていけるように
していきたいと思っています。