世界の悪と闘うジャズ
ヤマハジャズフェスin浜松で、
私が大好きなジャズピアニストEmmet Cohen
のトリオを聴きに行ってきました。
Emmet CohenのYouTube番組
"Live from Emmet’s Place"は、
私が育休中にハマって、
ジャズって良いかも!って初めて思った、
まさにジャズを始めたくなったきっかけを
くれたもの。
番組ではライブ感とリラックス感が
組み合わさっていて、
それでいて毎回出てくるミュージシャンが
ジャズをあまり知らなくても
もう150パーセントファンになるような
とにかくスンバラシイ人たちばかりなのです。
そして浜松でのトリオのライブ演奏も
まさに異次元で、
なにしろ、お三方とも、
楽器を「弾いてない」な、と。
それぞれが楽曲で感じているリズムから
流れ星のように生み出される、
こぼれ出す、
music。
あんなに自然で美しくて、
音楽への喜びに溢れている、
そんな演奏はなかなか日本では出逢えないかも
しれません。
あとでパンフレットを読んでいると、
「世界を音楽で癒すために、努力している。
そして世界の悪と闘うために頑張る。」のだと。
さすがスケールがちがう。
よくある、
自分らしく生きるために〜
一回きりの人生、
自分が楽しく幸せに生きようぜ!
そんな次元とはまるで違う、
音楽で世の中をよくしていこう、
周りの人たちを元気に幸せにしていこうと
本気で取り組んでいる、
あーそういう音楽だったのだなと
改めて感じさせられました。
ジャズはクラシックより
もっともっとその人の人生観が
聴いている側に通じてしまう、
感じさせてしまう、
そんな音楽でもあると思います。
プレーヤーの生き方が
音に、その音楽空間に映し出される。
そんなことを感じ、
ますますジャズの世界への魅力が深まった
時間でした。
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2024年10月27日
第32回ヤマハジャズフェスティバルin浜松
エメット・コーエントリオ
Emmet Cohen(p)
Reuben Rogers(b)
Joe Farnsworth(ds)
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