独学

ベランダに鴉の羽
萎んだ蕾と堕ちたハイビスカス

器用に生きる君には見えない
きっと見えない
僕はしょうもないなあ

口を滑らす鳩の目
何もしなくてもわかるよ
僕は不幸だ

バスを待ちながら孤独に苛立つ
何かしよう何かできるはず
そう思っては石の上

KISSの温度から流れ込んでくる
色とりどりのアレ
流星みたいな空模様

綺麗な花を写真撮って
僕だけのものにすることも
許されないこんな世の中

狂っちまえ

喉が渇いて、対価を払って
潤しても心は寒くて寒くて

この目に映る世界は
尊くて儚くて綺麗だ
だけど暗くて寒くて汚くて
何を想っても拙い

だけどわかるよ今に至っては
最善の方法などないこと
味方は己の精神

KISSの温度から流れ込んでくる
色とりどりのアレ
流星みたいな空模様

締め付ける包帯など
取ってしまえよ
いつのまにか忘れた名前
今溢れ出していく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?