いつか「満てる」その日まで ~BODY JOURNEY~
先週末、古本屋さんに本を売りに行って、売った代金でお迎えした本。
2年ぐらい前に知って、読みたいなぁ、と思いながら後回しにしているうちに忘れてしまっていた本だった。
出会うものには必ず出会うし、出会うタイミングってあるんだなぁ、と、思った。
本の中に、「高知の方言で、『死ぬ・命が尽きる』ということを、"満てる”というんだよ」 という言葉があって。
なんだか、あたたかい気持ちになった。
満てる、って、なんてあたたかい言葉なんだろうか。
この地上でのお役目を満了する。 終了ではなくて、満了。
旅立ちのとき、 魂は、満ち満ちて、身体から離れてゆくんだ。
そんなことを想いながら、数日前に受けたロミロミの施術中に、ああ、満てるって、きっとこんな感じなんだろうなぁ、と、気持ちよく空間に魂がたゆたうようなイメージがよぎる瞬間があった。
私にとってロミロミを受ける時間は、身体だけでなく、魂までしっかりとケアされるような時間で。 こころと身体と魂がしっかりコネクトされて、受けるたびに、どんどん本来の自分に還ることができるような氣がする。
まるで、脱皮するように。
身体って、こころって本当にすごい。
人をたちどころに癒やしてしまう、両の手も本当にすごい。
ケアということにずっと関心をもってきたのに、自分自身のケアにはどこか無頓着だったのは、自分という人生の物語を主人公として生きる覚悟ができていなかったから、と、最近気がついた。
物語を書きかえる時期がきている。
自分の人生を、しっかり主人公として引き受けていく時期が。
そのためにはまず、身体とこころと魂の全部を繋いで、大切に丁寧に扱うことが必要だったんだなぁ、と、あらためて。
人生に必要なものは、必要な時に必ず与えられる。
だから、与えられた時にはしっかりと両腕を開いて、抱きしめるように丁寧にありがたく受け取ろう。
身体の変化は人生の変化なんだなぁ、と思う今日この頃。
出会いで人は変わってゆけますね。
いつか満てる日まで。 私も、この世界を、あたたかなもので満たしてゆくことができますように。