最終話:泣いてばかりだった私が、運命の人に出会ってから
2015年1月。四年半暮らしたシンガポールから日本に帰国し
東京で、フランス人の彼との新生活をスタートさせました。
いわゆる文化の違いで、それなりにアレコレありつつ
あっという間に4年が経ち・・・
両親も、私自身も、
きっとこれは「フランス式の事実婚」というやつだろう
と勝手に納得しようとしていたころ
2017年11月
沖縄の海辺でプロポーズ
その翌年2018年6月
東京港区にて、めでたく入籍
2018年10月
祖父母や親戚が暮らし、子どもの頃の思い出の地でもある
沖縄で家族や親しい友人に囲まれて挙式
その翌年の2019年4月には
元気な男の子が誕生。
同年11月には
生後7ヶ月になる息子を連れて
日本の家族をフランスに招待し
彼の家族、兄弟、親戚、幼なじみ
そして、
オランダ、イギリス、ニューヨーク…
はるばる海外から駆けつけてくれた
シンガポールで出会った共通の友人たちに囲まれて
夢だった彼の実家のあるフランスの田舎町の小さな教会で
笑顔溢れる温かな結婚式を挙げることができました。
そして、いま奇跡のような確率で出会った大好きな人たちと
国境を越えて繋がっています。
今から10年前・・・
ドン底だったあのときの自分には、思い描くことすらできなかった
想像以上の未来がそこにありました。
愛されたいと願うばかりに
他の誰かになろうと必死だったあの頃の自分に
今ひとつつだけ
伝えられることがあるとしたら…
( 23歳 鬱々としていた頃 → 30歳 シンガポールから帰国する一ヶ月前)
シンガポールでの経験や
奇跡のような出会いを通して学んだ
世界基準の愛され力というのは、
雑誌で見たモテメイクを真似することでも
相手を喜ばせるための会話術を身につけることでもなく
自分が、自分らしくあることで
本当に大切な人たちと繋がっていく力。
一人ひとり、色も違うし、カタチだって異なる。
そして、正解もなければ、不正解もない。
だから、
誰が何と言おうと
自分がいま心から大切にしたいことを
ちゃんと大切にして生きればいいよ
きっと、そんなシンプルなこと。
いま振り返って
何が私の人生を大きく変えたかというと
特別なスキルを身につけたわけでも
引き寄せの法則を実践したわけでもなく
結局のところ
自分を信じる力、それだけなのだと思います。
今どんな状況だったとしても
そこに根拠なんてなかったとしても
なりたい自分になっていい
生きたい人生を生きていい
自分にはその未来を掴む力がある
自分と人生の可能性を信じて
一歩を踏み出し続けられるかどうか。
(2010年 渡星当日 → 2014年 帰国前の写真)
でも、
自分のことを信じたくても
どうしたって信じられないときもあるよね。
過去の私がそうだったように。
どうにかしたい気持ちはあるのに
どこに向かっていいのか分からない
叶えたい夢があるのに
一歩を踏み出す勇気が持てない
そんな自分を信じる力を失っていた私に
最初の一歩を踏み出す勇気をくれたのは
たったひと言の言葉
でした。
たくさんの人たちとの出会いの中で受け取った
この「言葉」という魔法の羽のバトンを
一人でも多くの人に繋いでいきたい。
そんなの無理だと笑われたって
あなたらしくないと周りから否定されたって
なりたい自分になればいい
叶えたい夢があるのなら手を伸ばし続ければいい
あなただけの特別な人生を生きていい
その「許可」を与えるのは、
他の誰でもなく、いつだって自分だから。
/
大丈夫、あなたならできる!
だから思い切ってやってみたらいいよ。
その先には想像を超えた
あなただけの面白い未来が待っているから。
\
きっとこれが、私が人生を通して
今いちばん伝えていきたいこと。
泣いてばかりだった私はいま
一緒にいることで、より自分らしくいさせてくれる「運命の人」と出会い
日々の中に溢れる幸せを感じながら
まだ見ぬ未来の可能性の先にある
美しい景色を、ひとつでも多く見るために
いまも尚、このストーリーの続きを紡いでいるところ。
その物語どこかでご縁がありましたら、とても嬉しく思います。
FIN