京都の休日 58 〜瓢亭(ひょうてい)別館】「朝がゆ」染みる初冬、名物の半熟玉子もたまりませんでした〜
初冬の京都へ
行ってまいりました。
ありがたいことに
また素敵な場所を訪れることが
できましたのでご紹介いたします。
「瓢亭(ひょうてい)」さん。
江戸時代後期より
南禅寺の地にお店を構える
老舗の料亭です。
こちらの別館(本館のお隣)にて
「朝がゆ」をいただけるとのことで
伺いました。
わたしのように
料亭は敷居が高いかしら。
と思われる方にも
テーブル席でお食事できる
別館はおすすめです。
さっそく
「朝がゆ」のメニューをご紹介いたします。
どれも朝に嬉しい優しいお味。
おかゆさんの
葛あんがとくに止まらなくなる
美味しさでした。
鰹節の香りは豊かで
お味はほんのり。
そして名物の「瓢亭玉子」は
半熟の黄身がとろりとしておりました。
こちらの玉子は創業当時の
腰掛け茶屋(お参りされる方のお休み処)の
時代から愛されているそう。
ちなみに
瓢型の三ツ重ね鉢の器には
「一帯青松路不迷」の文字が。
頼山陽(らいさんよう)が
詠んだ名歌の一節で
「南禅寺参道の松林の一本道を行けば
路に迷うことがない」という意味だそうです。
お料理もさることながら
器や、お店の雰囲気にも
うっとりとした朝。
心身癒される
旅のひと時となりました。
写真・文=Mana(まな)
また、7月、8月は
本店でも「朝がゆ」を愉しめます。
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