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東京の休日 #62 〜『ベルナール・ビュフェ回顧展』年末年始は絵画と自分と向き合う美術鑑賞を〜
「素直な愛情をもって、絵と対話してほしい」
と言葉をのこす画家
ベルナール・ビュフェの展覧会が
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)で
開催されています。
『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』
2020/11/21(土)~2021/1/24(日) 。
1928年にパリで生まれ、
戦後のフランスで一世を風靡したビュフェ。
【ベルナール・ビュフェ回顧展】
— Bunkamura公式ツイッター (@Bunkamura_info) December 12, 2020
ビュフェは若くして美術界のスターダムに駆け上りましたが、彼と親交を深めた人々もまたカリスマ揃い。 ここからは同時代を生きた彼らの人物像を随時ご紹介します!また違った視点で展示を楽しめるかも?https://t.co/i6260zbnJq #ベルナール・ビュフェ #ミュージアム pic.twitter.com/OI3rIBMh1V
展覧会のポスターから
「黒い直線」の印象をいただいていたのですが
実際に絵画と対してみると
その印象はより強いものとなりました。
乾いた黒もあれば、艶やかなそれもあり
立体的に浮き出ているものもあれば、
柔らかい線として感じられるものもあり
ビュフェの筆跡が
生き生きと絵の中にのこっていました。
これだけの才能がありながらも、
孤独と戦い続けた彼の絵には
いわゆる”美しい”風景や情景ばかりでは
ありません。
それでも「生きた証」である作品からは
絵と向き合う彼の純粋さを感じ、
何度も胸を打たれました。
風景画に人物を描かないビュフェ。
パリのコンコルド広場や
ニューヨーク:ブロードウェイの絵画は
まるで「今」を表しているようで
寂しさと、またここに賑わいが戻る日が
来ますようにというあたたかな願いが
沸き上がってきました。
カランク(入り江)やミコノスの通り
などの風景画も素晴らしく
旅の気分を味わせてもらったようでした。
ゆったりと静かに絵画と自分と
対話することのできた年末の良きひと時。
観賞後は、ロビーラウンジで
展覧会とタイアップした
ショコラショーをいただきました。
モノトーンに赤は
ビュフェの絵画のイメージそのもの。
チョコレートの美味しいお味がしました。
写真・文=Mana(まな)
『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
会期:2020/11/21(土)~2021/1/24(日)
※1/1(金・祝)のみ休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_buffet/