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【スウェーデン2024.3】 #6 スウェーデン国鉄(SJ)を利用するときの注意点

スウェーデン旅行で郊外の町に出かけるときには、基本的にはスウェーデン国鉄(SJ)を利用することになる。

キャッシュレス先進国なスウェーデンは、基本的には観光客にはありがたいのだけど、今回レクサンドにてプチトラブル発生…。

結論から言うと、「スウェーデン初心者がSJを利用するときは、ストックホルム中央駅で切符を買っておくのが間違いない!!」

スウェーデン旅行を計画している方の参考になれば幸いです!


SJ奮闘記①どこで切符を買えるのか?@ストックホルム中央駅

SJの切符は、ストックホルム中央駅のインフォメーションで購入できる。

ストックホルム中央駅で切符を買えるらしいということは事前に調べていたけれど、駅構内をどれだけ歩いても券売機は見当たらず。

諦めて駅のインフォメーションで「どこで買えますか?」と尋ねてみると、「ここで買えますよ」とのことだった。

観光パンフレットを並べていたので、ただの観光案内所かと思いきや、切符が買えるとは!

無事にレクサンド行きの切符を手に入れることができた。
帰りの分は、スケジュールが確定していなかったこともあり、このときは購入せず。

後から思うと、このときに帰りの分も買っておけば良かった…!

まさか、数時間もスマホとにらめっこすることになろうとは、このときは知るよしもない。

SJ奮闘記②クレジットカードが使えない@レクサンド

ここからが本当に大変だった…。

公式サイトからクレジットカードでも購入できるとのことだったので、レクサンド滞在中に切符を買おうとしたところ、何度試してもエラー画面になってしまうのだった。

カードの問題かと思い、別のカードで試してもそれもエラーに。
もう一枚カードを持ってきていたので、それで試そうと思ったけど、そもそもJCBは対応していなかった。

カードのセキュリティの問題かと思い、早速カード会社に問い合わせた。

スウェーデンと日本の時差は8時間。
このときはスウェーデンが早朝4時、日本は12時。
タイミングが悪いことに、日本はちょうど昼休みだったので、なかなかチャットに繋がらない。

待つこと約10分。

ようやくつながるも、「利用履歴はない。詳細を調べてメールで連絡する」との回答だった。

嫌な予感は的中し、「カードのセキュリティは問題ないので、決済側の問題だろう」との返信だった。

SJ奮闘記③SJのお問い合わせフォームに連絡するも強制終了

カードの問題ではないなら、SJに連絡してみるしかない。

私たちの英語力でスウェーデンの会社とやりとりなんてできるのだろうかと不安だったが、仕方ない。

SJのサイトにアクセスすると、スウェーデン語か英語かの二択を迫られる。


お問い合わせフォームを探してみると、以下のようなページを発見!

どうやらチャット、電話、メールでお問い合わせできるらしい。


電話は自信がなさすぎる、メールだといつ返事が来るか分からない…ということで、消去法でチャットで問い合わせることに決定。

こんな画面が表示される。


日本でもよく見るパターンだけど、最初はAIが回答してくれて、それでも解決しなかったらスタッフにつないでくれるパターン。

こちらは実際の画面。
イエスプリーズ!
(後から思うと、カメラで撮るんじゃなくて画面録画しておけば良かった。画質が荒くてすみません)


まずは彼が挑戦してくれたけれど、英語が得意ではない私たち。

せっかくスタッフにつながったのに、今の状況を詳しく正確に入力しようとして、一定時間が経過してしまったせいで、チャットを強制終了されてしまったのだった…!

日本でも、同じような仕組みはあるけど、でもこれは結構強制終了までの時間がかなり短かった…。

「あっ、待って!まだ打ってる!!!」と思っている間に強制終了だった。

SJ奮闘記④Google翻訳を駆使してなんとか購入

その教訓を生かして、

  • まず「英語が得意でないので返信が遅れるかもしれません」と断りを入れる

  • とりあえずすぐに一言だけでも返す

という作戦を立てて、私が挑戦した。

やりとりの流れは以下の通り。

①「カードが使えない」と伝える
→決済額の上限を超えているのではないかとの返信。
カード会社にはすでに確認済み、と回答した。

②こちらから、「予約なしで乗ることができるか」を質問
→「No」とのこと。

教科書以外で初めて見た”No, you can’t”!!!

後から調べたところによると、予約なしで乗車したときの罰金は1万円以上。
痛すぎる出費は回避したい。

③「予約時に入力した電話番号を教えて」と言われる

「お支払いリンクをお送りできるかどうか確認します。予約時に記入した電話番号を教えてください」とのこと


④お支払いリンクを送ってくれた!
”if I make the reservation for you and then I send to you to pay for” Google翻訳で調べてもよく分からなかった一文。

もしかして!と期待しつつ、「ここで予約してもらえるということですか?」と聞くと、「Yes」との回答!(スタッフさん、アホな質問してすみません)

いまだに意味がよく分かっていません。
どなたか英語得意な方教えてください…。


送られてきたリンクに従って、メールアドレス、名前、乗りたい電車の時間、等級、予約変更可否を伝えると、メールが送られてきた。

⑤リンク先のロック解除、決済
リンクにアクセスすると「ロックがかかっています」と表示されて焦ったけど、それを伝えると、解除してくれた。
どうやら、スタッフ側が解除する仕組みだったらしい。
これで、無事に決済が完了!

感謝を伝えようとしたときには既にチャットが終了されていたので、アンケートにめちゃくちゃお礼のメッセージを書きました。


こんな早朝から(6時台)対応いただけて、本当にありがたかった。

前日のうちにストックホルム中央駅で買っておけばこんなことにはならなかったけど、これもまた旅の醍醐味。

日本からでも購入できるらしい

「予定が決まっているなら、安く購入できるので早めの予約がおすすめ」とガイドブックにもあったのだけど、そのときの気分で考えたいなぁと決断を先送りにしてしまっていたのが今回のトラブルの発端。

日本で購入しておくのが一番お得&安心。

また、予約するときに「refundable(返金可能)」という選択肢があったので、返金不可の切符より少し価格は高くなってしまうけれど、予定が確定していない方はそれを選ぶのも良さそう。

そういえば駅には券売機も改札もなかった

キャッシュレス化が進んだスウェーデンでは、切符購入は基本的にはネットで行うものらしい。
ストックホルムの地下鉄には改札があったけれど、SJの駅には券売機どころか改札すらも見当たらなかった。
車内で必ずチケットの確認があるので、改札も不要ということなのだと思われる。

と言っても、私たちはストックホルム中央駅、レクサンド駅、ボーレンゲ駅しか利用していないので、他の駅にはもしかしたらあるのかも。

…いや、3つの駅にないならやっぱりない可能性が高いんじゃないだろうか?


今回、切符が買えると同時にチャットが終了したので原因は結局分からないままで、モヤモヤが残っている。

スウェーデンの鉄道事情に詳しい方、もしご存知でしたら教えていただけるとありがたいです!

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