【スウェーデン2024.3】 #4 スウェーデン人の心の故郷、ダーラナ地方へ
4泊7日のスウェーデン旅行、4日目!
この日の目的地は「レクサンド」。
「スウェーデン人の心の故郷」と言われるダーラナ地方にある町で、夏の訪れを祝う夏至祭が開かれる。
冬が厳しいスウェーデンでは、夏至祭は大切なお祭りなのだそう。
旅の間初めて天候に恵まれて、ストックホルムがついに本気出してきたな!と感じた(ただしレクサンドは曇っていたのでトップ画像の天気はイマイチ)。
思っていたよりおいしい!スウェーデンのご飯@ホテル朝食
北欧に行ったことがある人から「ご飯はあまり期待できないよ〜」と言われていたのでその覚悟だったのだけど、スウェーデンのご飯はちゃんとおいしくて、ホテルの朝食バイキングではついつい欲張ってしまう(失礼なこと考えてすみませんでした!)。
この日は残念ながらユニクロおじさんとは遭遇せず。
快晴のストックホルム
スウェーデンに来て、初めての快晴!
ホテルを出た一歩目から、前日までと全然違う。
美しい景色を目に焼き付けようと、早めにホテルをチェックアウト。
ガムラスタン駅で下車して、ストックホルム市庁舎へ。
曇りのストックホルムでも十分満足していたのだけど、太陽は偉大。
「息をのむ」という言葉はこういうときに使うのか…!と感動。
海外では、仕事のときはスーツを着ないらしい、と聞いたことがあったけど、確かにスウェーデンはそうらしい。
この日は月曜日で、日本なら通勤ラッシュくらいの時間だけど、街を歩くのはラフな服装の人ばかり。
さらに印象的だったのは、日本のように早歩きで先を急ぐ人がいなかったこと。
こんなふうに、もっとゆっくりと、一日一日を大切にして生きていきたいなあ…、ストックホルムの通勤風景を見てそんなことを考えた。
ストックホルム中央駅からSJ InterCityに乗車
ストックホルム中央駅に到着。
ストックホルムに到着した日にチケットを予約していたので、スムーズに乗車できると思っていたのだけど、駅の中で少しだけ迷子に…。
改札を探していたのだけど見当たらず。
どうやら改札はないらしく(列車の中で切符を確認するからかも?)、ずんずん歩いていると乗り場に到着。
そのまま車内に乗り込み、予約した座席を見つけると、進行方向と逆向きの席だということが判明。
乗り物酔いしないタイプではあるけど、レクサンドまで3時間逆向きはちょっと辛い。
切符を買うときにお願いすれば良かったかも。
日本の電車なら椅子の向きを変えられるのになあ。
これまでは「日本もスウェーデン見習うべき!」と感じることの方が多かったけど、こういう細かいところは日本さすが。
レクサンドまで3時間の電車旅
チケットは要予約。
日本で特急自由席に乗ったときのような感じで車掌さんが一人ひとり確認していく(2人一緒に予約していた私たちは、なぜか1人分しか確認されなかった。システム上で分かるのかも?)。
10分も走る頃には、景色は田舎に。
一眠りして外を見ると、すっかり雪景色に!
レクサンドの宿のホストさんから「ストロンガーシューズがいいよ」とアドバイスをされていたにも関わらず、この旅行のために買ったスニーカー(しかも白)で来てしまった私。
「荷物になるから、積もってたら現地で買えばいいよね」と、スノーブーツの準備はしていなかったのだけど、ストックホルムにはほぼ雪がなかったので結局購入せず。
レクサンドも大丈夫だろうと完全に油断していた。
レクサンドはストックホルムよりも北にあるんだから、そりゃあ雪も積もってるか…。
このスニーカーで大丈夫だろうかと少し不安になる。
前日の夜にcoop(スウェーデンにも生協あるんだね)で買ったパンを食べたりしているうちに、あっという間にレクサンド駅に到着。
レクサンドに到着
「世界の車窓から」で見た駅だー!!!
駅の周りはストックホルム中央駅とは全く違う雰囲気。
ざっくりいうと、都会から田舎に来たな!という感じ。
ホストさんとの待ち合わせ時間まで、駅周辺を散策することにした。
少し歩くと、夏至祭のメイポールを発見。
夏にはここで踊ったり歌ったりするのかな、と想像するだけで楽しい。
もう少し歩くと、アイスホッケーのアリーナを発見。
レクサンドの街並みに似つかわしくない、新しいアリーナだった。
アイスホッケーはスウェーデンではかなりメジャーなスポーツらしい。
試合の日は大盛り上がりに違いない!
そして、その奥にはスポーツ施設。
テニスコート、野球場、サッカー場があった。
スウェーデンに野球場があるのはかなり意外だけど、今まで見たどの野球場よりも低いフェンス。
これで本当に野球ができるのだろうか。
さらに進むと、なんと「日本庭園」が。
雪で辺りは真っ白だったので、どんな日本庭園なのかは残念ながらよく分からなかった。
後から調べると、当別町では毎年夏至祭を開催しているとのこと。
ぜひいつか行ってみたい。
来た道を戻り、フィーカ用のクッキー、晩ごはん、翌日の朝ごはんを購入。
ホストさんとの出会い
ホストさんとの待ち合わせ時間に合わせて駅に向かう。
車種や服装など何も聞いていないので、ちゃんと合流できるだろうか、と思っていたら、まさしく「誰かを迎えにきたような方」を見つけた。
目が合って、握手をする。
笑顔が素敵なホストさん!!
せめて挨拶だけは!とスウェーデン語を勉強していたのに、緊張で「ナイトゥミーチュー」と言ってしまった…!!!!
ストックホルムから特急で3時間と離れており、目立った観光地もないからだろう、挨拶もそこそこに「なぜレクサンドなの?」と尋ねられる。
細々説明するといろいろあるけれど、迷った結果「フィーリング」と答える彼(そして固まる私)。
最初のきっかけはアイスホッケー。
アイスホッケーのチームがある町を探す中でレクサンドと出会った。
レクサンドについて詳しく調べているうちに「スウェーデン人の心の故郷」であることを知って、「もはやアイスホッケーを見れなくてもここに行きたい!」ということで決めたのだった。
まだ訪れて数時間だけど、そのフィーリングは間違っていないと確信。
町の雰囲気、ホストさんの雰囲気、すべてが最高!
レクサンド旅行記は思い出たくさんで長くなりそうなので一旦ここまで!