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【スウェーデン2024.3】 #3 魔女の宅急便のモデル、ガムラスタンを散策
4泊7日のスウェーデン旅行、3日目!
映画「魔女の宅急便」のモデルになったガムラスタンへ。
どこを切り取っても素敵な、ときめきが止まらない街だった!
自分の生き方を見つめ直すきっかけをもらえたり、スタッフさんの優しさにほっこりしたり、大充実の1日。
ホテルにて朝食
寒すぎる3月のスウェーデン。
ヒートテックを仕込んで、ホテルの朝食バイキングをいただく。
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この朝、旅での面白かったことランキング上位に食い込む出来事が発生!
なんとこの朝食会場で、彼と全く同じユニクロの服を来た欧米人を発見したのである!!!
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彼は「スウェーデンを意識してこの色にした」とのことなのだけど、もしあのおじさんも同じ考えで服を選んだんだったら面白いなあ。
いろんな意味で大満足の食事を終え、いざ出発!
地下鉄アート
スウェーデンの地下鉄アートが「世界一長い美術館」と言われるほど有名だということは、日本で調べて知っていた。
約100の駅でアートを楽しめるということで、きっとどこかで出会えるだろう!とあまり詳しくは調べていなかったのだけど、地下鉄での移動がメインのこの日、嬉しいことにいろんな駅で遭遇!
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これだけたくさんのアートがあると、ただの移動も楽しい。
でも、この美しい景色もスウェーデンの方々にとっては、きっと日常。
誰も写真を撮っている人はいない中で、観光客丸出しで写真を撮りまくるのは少しだけ恥ずかしかった(治安があまり良くない国での観光客感丸出しは控えた方が良さそうだけど、スウェーデンだし大丈夫かな!と撮影)。
シェップスホルメン島から船に乗船
この日最初の目的地はシェップスホルメン島。
この島に行きたいというよりは、「船に乗ること」が目的。
14の島々からなり、水の都とも言われるストックホルム。
せっかくなので船からの景色も楽しみたい!
観光客の方に人気なのは、野外博物館スカンセンやABBA博物館などがあるユールゴーデン島だと思うけれど、私たちは「穏やかさと静けさを感じられそうなシェップスホルメン島の方が気になる!」と意見が一致。
この旅では、自然の中でゆっくり過ごす時間を大切にしようと、シェップスホルメン島に行くことに決めた(もちろん時間が許せばユールゴーデン島にも行きたかった…!)。
シェップスホルメン島は、Kungsträdgården駅からシェップスホルム橋を渡り、徒歩で上陸することができる。
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日本でも冬のマラソン大会が多いけれど、寒いと人は走りたくなるものなのだろうか。
橋の途中には王冠があって、写真スポットになっている。
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駅から20分ほど歩き、島に上陸!
計画段階では、島の中にベンチなどゆっくりできそうな場所があれば、旅行記を書いたりしたいなあ、と思っていたけれど、寒すぎて断念。
景色を楽しみながらフェリー乗り場を目指すことに。
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少し待つとユールゴーデン島から船が到着。
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ちなみに、次の目的地はガムラスタンは、船の終点であるスルッセンから徒歩で行ける距離。
船でトラベルカードが使えないプチトラブル発生
船でもトラベルカード(ストックホルムの主な公共交通機関が乗り放題になるカード)が使えるので、機械にかざす。
しかし、反応がない…。
スタッフさんに何やら質問されたものの、全く聞き取れず。
彼が「昨日空港で買いました」と答えていたのを聞いて、「いつ、どこで買ったのか」を尋ねられたことを理解した。
どうやら機械の不調だったらしく、スタッフさんから私たちのトラベルカードの写真を撮られ、「OK!」と言われた。
ああー、緊張した!!!(私は何もしてないのだけど…彼よありがとう)
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乗って良かった!
けど寒すぎる〜!!!
ガムラスタンに到着
ストックホルム1の観光地、ガムラスタンを目指す。
…と言っても、スルッセンからガムラスタンは、「目指す」というほど遠くもなく、すぐに到着した。
ガムラスタンは、映画「魔女の宅急便」のモデルになった街。
もちろん私たちも、スウェーデン旅行の前に見返した。
まず、ガムラスタンで最も狭い通り「モーテン・トローツィグ・グレン」へ。
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正直に言うと、「思ったより広い!」という感想!!!
「場所を間違えたかな?本当にここ?」と思うほど、絶妙な幅だった。
そして次は大広場へ!
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ガムラスタンに足を踏み入れたとき、正直なところ「ストックホルムの景色はどこも美しすぎて、ガムラスタンが特別すごいかというと、そうでもないなぁ…」と生意気なことを思っていたけれど、この大広場はトキメキが止まらないかわいさ!
ちなみに、ガムラスタンは観光地として有名なので、お土産屋さんも充実している。
ダーラナホースショップに立ち寄ってみると、ダーラナホースの絵付けをしていた店員さんから「Hello」と声をかけられる。
「Hello」と返すと、私の発音がいかにもカタカナ英語だったからなのか、それとも見た目なのか(もしくはどっちも?)、店員さんから「あ、こんにちは!」と改めて声をかけられた。
日本人の店員さんだったようだ。
日本から遠く離れた土地で、ダーラナホースの絵付け職人として働いているなんて、尊敬するし、羨ましい限り。
以前見た動画で、ダーラナホース職人さんが「世界で一番幸せな仕事」と答えていたのがとても印象に残っている。
きっとこの日本人の職人さんも、そんな幸せな気持ちで絵付けをしているんだろうな…!
ダーラナホースちゃんをお迎えしたい欲求に襲われたけれど、翌日ダーラナ地方に行く予定だったので、ここでは我慢。
カフェでFIKA
店を出ると、ちょうど12時を知らせる鐘が鳴る。
スウェーデン文化である「FIKA(フィーカ)」を満喫することに!
フィーカとは、甘いものとコーヒーを楽しむこと。
なんと、スウェーデンでは仕事中にもフィーカの時間が設けられているというから驚き!
悩んだ結果、スウェーデン国旗が刺さっていて見た目もかわいらしい「セムラ」をチョイス。
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クリームたっぷりでおいしい!
シュークリームみたいな味を想像して食べたけど全然違ってびっくり。
スパイシーな風味は、「スパイスの女王」ともいわれるカルダモンに由来するものらしい。
甘党の私は最後までおいしくいただけたけど、甘党でない人には大きすぎるかも?
衛兵交代式@ストックホルム王宮
FIKAを満喫したあとは、ストックホルム王宮で行われる衛兵交代式の見学へ。
調べると、この季節は13時15分から行われるとのこと。
地球の歩き方によると、「ベストシーズンの夏は30分前から場所取りすべし!」とのことだが、このときは3月。
大丈夫だろうと思いつつも、その記事に倣って30分前に行ってみると、場所取りをしている人はほぼゼロ。
もう少しゆっくりできそう、とお土産コーナーを一通り見てから戻ると…
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わずか10分ほどの間に人混みができていた…。
オフシーズンの平日でこれだから、夏はどれだけの人が集まるんだろうか。
見に行かれる方は早めの場所取りがおすすめ。
出遅れた私たちは端っこから見ることにしたのだけど、結果オーライ!!!
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ちなみにトイレは有料で、なんと10クローナ。
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レシートのQRコードをかざすと入れるシステム。
アイアンボーイ@フィンランド教会
細い道を抜け、フィンランド教会のアイアンボーイにご挨拶。
周りのコインの大きさから分かる通り、とっても小さな像。
コインがたくさんあるけど、お賽銭みたいな感じで置いて行かれたものなのかなあ。
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哀愁が漂う。
頭を撫でると幸せになれると言われているとののとで、もちろん私も撫でさせていただいた。
良いことありますように!
ノーベル博物館と”FOREVER YOUNG”
ノーベル博物館では、その名前の通り歴代のノーベル賞の歴史、受賞者の資料などを学ぶことができる。
ここでのお目当ては「職場のお土産用にメダルチョコを買うこと」と「カフェノーベルでノーベル賞晩餐会のデザートと同じアイスを食べること」の2つ。
英語の解説を読んでもあまり理解できないだろうし、お土産屋さんとカフェだけで寄ろうと考えていたけれど、博物館に入らないとどちらにも行けないつくりになっていた。
それなら仕方ない、入るか!くらいの気持ちだったのだけど、いざ中に入ってみると、とっても興味深い展示ばかりで勉強にもなった。
特に印象に残った展示がこの折り鶴。
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平和だからこそ、こうやって楽しく旅行ができているのだなあと、改めて感謝。
そして、楽しみにしていたカフェへ!
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私は、好きなものは最後まで取っておく主義なので、あまり好きではない綿飴からいただくことにしたのだけど。
こんなにおいしい綿飴は初めて食べた!!!
ふわふわで、甘すぎない。
普通の綿飴は時間が経つと萎んでしまうけど、なぜか最後までふわふわ。
正直、レジでは「アイスにこの値段か…!」と思ったけれど、大満足。
カフェで一休みしたあと、最後にお土産屋さんへ。
メダルチョコだけ買えればと思っていたけど、入ってみると想像以上に楽しい。
ノーベル賞受賞者の名言が入った鉛筆も購入。
音楽家として初のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランさんの「FOREVER YOUNG」をチョイス。
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身体は歳を取っていくけれど、「FOREVER YOUNG」の言葉の通り、心だけは永遠に若くありたい!
アラサーにもなると、遅くまで飲むと次の日には響くし、怪我も治りにくくなっている気がするし、いろんなタイミングで体力のピークを超えたことを感じざるを得ないのだけど、何歳になっても今が1番若いことに変わりはない。
これからの人生、迷うこともたくさんあるだろうけど、そんなときはこの鉛筆を見て、「どんな自分でありたいか」を見失わないようにしたいと思った。
ニシンバーガー@NYSTEKT STRÖMMING
ガムラスタンを後にして、ニシンバーガーを食べに行く。
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お味はあっさり目で、身はふわふわ。
小腹を満たすにはぴったり!
この店で衝撃だったのは味!…ではなく、電話しながら接客されたこと。
決してこれで嫌な気持ちになったわけではなく、「このくらいでいいよなあ」と感じた。
私自身、接客のバイトをしたことがあるから想像はできるけれど、丁寧なサービスの裏にはスタッフのストレスがあるわけで…。
適度なサービスの在り方ってどんな形なんだろう、と少し考えさせられた。
ホテルスタッフさんの神対応
晩ご飯はスーパーでお惣菜を購入。
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スウェーデンではアルコールのルールが厳しく、スーパーでは度数3.5%未満のものしか購入できない。
ホテルに帰ってきてから気付いたのだけど、白身魚のフライは要レンチン。
しかし、部屋にはレンジがない…!
フロントのスタッフさん(爽やか笑顔のイケメン)にお願いして、レンジで温めてもらった。
しかも、お願いしていないのにナイフとフォークまで貸してくれる神対応。
しかも英語力皆無なので、スタッフさんに「ディスフード…ウォーム…プリーズ?マイクロウェーブ?」と意味不明な片言英語で話しかけてしまった。
それにも関わらず、意味を汲み取ってくれた(後から思えばGoogle翻訳で調べていけば良かった。恥)。
こんな神対応してもらって、スウェーデン大好きにならないわけがない!!!
後から調べたところ「Can you microwave it?」で通じるらしい。
なるほど、マイクロウェーブと言ったらスタッフさんがピンと来たように見えたのはそういうことか、と納得。
ちなみに、嬉しい誤算で、お寿司はちゃんとおいしかった。
特にサーモンはさすが北欧!というお味。
カップの中身は、まさかソースじゃないよな…?と警戒したけど、ちゃんと醤油だった!
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レモンと寿司の組み合わせが斬新で良い。
スタッフさんのおかげで良い1日の締めくくりができた。
翌日はストックホルムを離れ、スウェーデン人の心の故郷、ダーラナ地方へ!