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【スウェーデン2024.3】 #2 最も美しい首都、ストックホルムへ
4泊7日のスウェーデン旅行、2日目!
長い長い移動を経て、ようやくスウェーデンへ!
実質的な初日であるこの日はストックホルム観光。
街の美しさに感動しきり。
特に、トップ画像に選んだストックホルム市立図書館は本当に美しかった…!
ヘルシンキ・ヴァンター空港に到着
ヘルシンキには早朝4時に到着。
広々として清潔感のあるヘルシンキ・ヴァンター空港。
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荷物検査の前にお手洗いへ…と思ったら、こんな素敵なものも発見。
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荷物検査を終えてしばらく歩くと、入国審査のカウンターが見えてきた。
「Sightseeing…」「7days…」と身構えて行ったけれど、特に何も聞かれることはなく、スタンプを押されるのみだった。
日本のパスポートのおかげなのか、いかにも観光客な見た目のおかげなのかは分からないけれど、無事に入国できたので乗り継ぎの搭乗口の方へ進む。
すべてのお店から北欧を感じる…!
マリメッコ、ムーミンなどなど、かわいいお土産たちを眺めながらも、「今回はフィンランドに来たわけではない、スウェーデンに行くんだから…!!」とここでは我慢。
Aspire Lounge by Gate 27@ヘルシンキ・ヴァンター空港
このときまだ朝の6時ごろ。
エコノミーでぐっすり眠れるはずもなく、とにかく眠い。
プライオリティパスを利用できるラウンジを発見したので、ソファでもう一眠りすることに。
こちらは保安検査後のシェンゲン圏内のエリアにあるラウンジ。
乗り継ぎのストックホルム行きのゲートのすぐ近くで、とても便利だった。
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早朝なのに案外人が多くてあまり写真を撮れず。
ちなみにアルコールもあったけれど、眠すぎたのでさすがに断念。
ストックホルム・アーランダ空港に到着
搭乗時間が近づいてきた!
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そして、いよいよスウェーデンに到着!!
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みなさんの大切な故郷におじゃまさせていただきます…!と背筋が伸びた。
この旅に向けてゲットしていたAirTagを確認すると、荷物もちゃんとスウェーデンまで届いていることが分かって一安心。
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無事荷物は回収できたのだけれど、彼のスーツケースは塗装が剥がれてかなりボロボロに…。
私のスーツケースも傷が増えていた。
海外ではかなり雑に扱われると聞くし、これくらいは仕方ないかな。
市バスと電車でストックホルム中心部へ
地球の歩き方やYouTubeで予習したのだけど、空港からストックホルム中心部までのアクセスはざっくり3つの方法がある。
1つめが「アーランダエクスプレス」。
高いけど早い。
2つめが「バス」。
そこそこのお値段でそこそこの所要時間。
そして3つめが、私たちが利用した「市バス+郊外電車」。
時間がかかるけど安い。
風景も楽しみながら移動できるかなと思い、行きはこちらを選択。
ちなみに帰りはバスを利用。
コストと所要時間のバランスを考えると、バスがベストかなという印象。
チケット売り場とバス乗り場が分からず、「この辺のはずなんだけどな〜」とターミナル内をぐるぐる移動。
この日は先を急いでいるわけではなかったけれど、大きな荷物を転がして移動するのが大変で…。
すぐスタッフさんに聞くべきだった。
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終点で降りるのであまり気を張らなくても大丈夫だけど、あと何分で着くか分かるのはありがたい。
バスでは大音量でラジオが流れていた。
運転手さんの好みの局なんだろうか。
日本もそのくらいの緩さはあってもいいと思うなあ。
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犬が乗ってきたときはびっくりした!
ペットと飼い主に寛容な国、スウェーデン。
40分ほど電車に揺られ、ストックホルム中央駅に到着。
そのままホテルのあるHötorget駅を目指す。
そして、Hötorget駅の改札を抜け、地上に出ると…!
そこには美しい風景が広がっていた。
ついに、スウェーデンに来たぞー!!!!!
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期待以上の美しい街並みに、少し歩いては写真を撮り、また少し歩いては写真を撮り…を繰り返す。
このペースじゃホテルに着くのはいつになることやら…。
でも、ただ歩くだけで楽しいんだから仕方ない。
Espresso house
写真を撮りながらうろうろしていると小腹が空いてきたので、スウェーデンのコーヒーチェーン店、Espresso houseへ。
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店員さんに「以上ですか?」と聞かれて、何て言えばいいんだっけ…と思いつつ「OK!」と答えてしまう私。
彼がそのあと「That’s all」と答えていて、「それだ!!!」となった。
その後、他の店ではちゃんと「That’s all」と言えたからよし!
失礼ながらスウェーデンの食べ物に味は期待してなかったけど、どちらもとてもおいしかった!(彼は最終日にまたこのベーグルを食べていた)
ストックホルム市立図書館
宿泊するホテルに荷物を預け、最初の目的地、ストックホルム市立図書館へ。
Hötorget駅からOdenplan駅まで、地下鉄で移動。
ちなみに、ホテルはHötorget駅から徒歩3分ほどとかなりアクセスが良く、荷物も預かっていただけたので、身軽にストックホルム観光を楽しめた。
円筒形が特徴のこの図書館は、有名な建築家であるエリック・グンナール・アスプルンド氏の設計だそう。
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入口には開館を待つ人々。
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ちなみに、土曜日の開館時間は12〜16時までとのこと。
ホワイトな職場だなあ。
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開館し、続々と建物の中へ入っていく人々。
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下からの角度だと伝えきれないので、上からの写真も!
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建築には疎い私ですら、うっとりしてしまう美しさ。
この3層になった書架は「知識の壁」というそうだ。
写真を撮っている観光客も多いけど、本を返却したり勉強していたりしている人もおり、地元の方にも愛されている図書館だと感じた。
もしこんなに美しい図書館が近くにあったら毎日通ってしまいそう。
驚いたのは、Japanskaのコーナーがあったこと。
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冊数はそれほど多くなかったけど、遠く離れた異国の地で日本の書籍を目にするとは!
さらにもう一つ衝撃だったのは、トイレが有料だったこと。
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こんなところにもキャッシュレスが!
5SEK(約70円)。
どこのトイレも無料で利用できる日本の方が世界の中で見ると変なのかもしれないなあ、とも感じた。
私がトイレから出ると、順番待ちをしていた女性が、ドアが閉まり切る前に入って行った。
気持ちは分かるけど!!!
別に損をしたわけではないんだけど、もやっとしたのだった。
ずっとイライラしても仕方がないので、図書館内を一周してみると、なんと漫画コーナーを発見!
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漫画は日本が世界に誇れる文化なんだなと感動した。
図書館にこんなにたくさん漫画があること自体もうらやましい。
建物の美しさだけでなく、いろんな発見があってとても楽しめた。
もっと長い期間の旅なら丸一日図書館にいたいし、なんなら毎日でも通いたいくらい楽しかった。
ストックホルム中央駅
地下鉄でストックホルム中央駅まで移動。
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スウェーデンはキャッシュレスの国らしいけれど、少しは現金もないと困るかも?と思い、駅の両替商で5000円分だけ両替。
そして、翌々日に乗るレクサンド行きの列車を予約。
インフォメーションの「i」マークのカウンターで購入できた。
スウェーデン鉄道(SJ)に乗る人は、ここでチケットを買っておくのがおすすめ。
でないと、私たちのように大変なことになるかも…(詳しくは別記事で執筆予定だが、レクサンドから帰って来れないんじゃないかと本気で焦った)。
ストックホルム市庁舎
駅から徒歩でストックホルム市庁舎まで移動。
ツアーに参加すれば内部を見学できるようだけど、英語だとどうせ理解できないしな…ということで、ツアーには参加せず。
外からでも十分満足。
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ちなみに、市庁舎の地下にあるStadshuskällarenは、ノーベル賞受賞者のディナーと同じメニューをいただけるレストラン。
公式サイトから予約可能で、検索すると最初はスウェーデン語で表示される。
分からん…!と諦めそうになるけれど、右上の3本線(初めて知ったけどハンバーガーメニューと言うらしいですね!)を押すとEnglishに切り替えられる。
「BOOK A TABLE」から予約できる。
ずっと迷っていて、「お高めだけど、1日くらい奮発するか…!」と決心してサイトにアクセスした頃には満席になっており、残念ながら予約は取れなかった。
いつかリベンジしたい!
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Hötorget市場
ホテルにチェックインできる時間が近づいてきたので、Hötorget駅に戻り、市場に向かう。
ハムなどをつまみにお酒が飲める店など、たくさんの飲食店があって、見ているだけで楽しい。
小腹を満たすためにケバブのお店へ。
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スウェーデンにしては良心価格のケバブバーガー。
ピリ辛でおいしかった!
Queen’s hotelにチェックイン
そうこうしていると、ホテルにチェックインできる時間を過ぎていたので向かうことにした。
今回宿泊するホテルはこちら!
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部屋は広くはないけど清潔感がある。
お風呂場に浴槽がないことは覚悟していたので問題ないのだけど、あることに気付く。
この部屋、ドライヤーがない…?
いや、もしかしてこれがドライヤー??
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ノズルを外すと、弱いけど風が出る。
しかも、何度部屋を探してもよく知る形のドライヤーはない。
やっぱりこれがドライヤーなのか…!
ここに2泊するので、どれだけ髪がボサボサになってしまうのかと少しだけ憂鬱になる。
まあ、それも旅の醍醐味…!
テレビをつけると、アイスホッケーの試合が流れていた。
当然言語はスウェーデン語。
日本では馴染みのないスポーツ、馴染みのない言語で旅に来ていることを屋内でも実感した。
少し仮眠を取ると、夕飯の時間が近づいていた。
外は薄暗くなっている。
ストックホルムの3月は、気温も日の長さも日本の真冬と似た感じ。
Meatball for the peopleで夕食
夕飯は、せっかくなのでスウェーデン料理をいただきたいと選んだ「Meatball for the people」。
景色を楽しむために、地下鉄ではなくバスで行くと、予想通り美しい街並みが広がっていた。
店に到着すると、2組ほどが外で待っていた。
ドアを開けると、順番待ちのため名前を聞かれる。
店員さんは明るく陽気な方で、横で待っていたグループに話しかけていた。
どう見てもアジア系の顔立ちだけど、「from UK」とのこと。
留学生だろうか。
羨ましいほど英語がペラペラである。
こんなとき、私ももっと話せたらなあと思う。
10分ほど待った後、席に案内される。
ビールと牛、豚、ジビエなどいろんな肉のミートボールの盛り合わせを注文した。
猪や鹿は日本で食べたことがあるが、さすがにトナカイは初めて。
どんな味なんだろう。
まずビール、そのあとにミートボールが運ばれてきた。
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店員さんから、「Enjoy!」と笑顔で声をかけてもらった。
その一言でご飯がグッとおいしくなるような気がした。
なんでも楽しむ心は、日本でも大切にしたい。
想像以上にマッシュポテトがおいしかった!
ソースはオリーブオイルベースと思われる。
滑らかな口当たりなので、飲み物のようにするするといけてしまうのだけど、気付かぬうちにお腹いっぱいになってしまうので食べ過ぎ注意。
お楽しみのトナカイはというと…。
ハズレのラム肉とかなり近い味がした。
獣臭さが残っていて、きっとスウェーデンでも味というより物珍しさで食べられているんじゃなかろうか…。
最後に残していた牛豚のミートボールは無難においしくいただいた。
「お会計お願いします」は英語で何と言うのだろうか…と調べると、「Check please」とのこと。
そのまま!!!
無事にお会計を済ませて外に出ると、結構な人数が待っていた。
陽気なスタッフさん、おいしい料理に満たされて帰路に着く。
何でもない景色一つひとつが美しい。
まだまだ旅はこれから。
おやすみなさい。