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東京→2021年山形へ移住。34歳。航空や広告関連に勤務。憧れの女性は菊池亜希子さん。

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東京→2021年山形へ移住。34歳。航空や広告関連に勤務。憧れの女性は菊池亜希子さん。

マガジン

  • MARUYOSHIKOSAKA STORY

    長野県塩尻市・木曽平沢の老舗職人工房「丸嘉小坂漆器店」に携わる人々の想い、ものづくりの大切さを伝えていく記事まとめです

最近の記事

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故郷 を想う

私には帰省 という言葉が存在しない。 実家は生粋の東京。 出身だけ兵庫県宝塚市であるが、当時父の転勤でたまたまそこにいただけ。幼いうちに東京に戻り、かれこれずっと都会暮らしをしている。 . 私は昔、そこまで行動力のある人間ではなかった。不自由なく暮らせれば、今ある環境に落ち着くことができれば、それで十分だと思っていた。ところが、大学の時のある出会いがその後の私の人生を変えるきっかけとなった。 それは「写真を撮ること」 私は大学に入ってから、大切な人に影響されフィルム

    • 山形の四季折々

      春夏

      • まちなかクラフト 2022夏

        2022年7月16日(土)・17日(日)。山形市双葉町にあるやまぎん県民ホール前芝生広場にて、「まちなかクラフトvol.13 2022夏」が開催されました。雨予報の3連休でしたが、1日目は曇天、2日目はお天気に恵まれ見事な快晴に。照りつく日差しにひたすら涼を求めてしまうくらいの日中でした。 「まちなかクラフト」とは、クラフト作家や手工芸作家、ものづくり職人を迎えての作品展示販売のイベントです。今回は春の開催より22組増え、そのうち山形市初出展の作家さんは15組参加。飲食ブー

        • MARUYOSHIKOSAKA STORY~職人技の奥深さにふれる~

          長野県木曽平沢に佇む老舗職人工房・丸嘉小坂漆器店は、「漆硝子」の技術開発にはじまり「一貫製作」による製造工程の確立、さらには「新規ブランドの立ち上げ」と、時代に合わせ絶えず変化し続けてきた。 製造面における強み古くより漆工業は分業体制(木地・下地・塗り・加飾)が主であったことから、丸嘉小坂漆器店も創業当時は一部の工程を担う下請けの職人工房であった。そこに、「木工」の技術を持った玲央さんが加わったこと、さらに「加飾」の技術を奥様・智恵さんが習得されたことで、「一貫制作」のでき

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        故郷 を想う

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        • MARUYOSHIKOSAKA STORY
          3本

        記事

          MARUYOSHIKOSAKA STORY~百色-hyakushiki-ブランドの誕生~

          「“漆”と“ガラス”を組み合わせれば、 今まで見たことのない、美しく強い製品になる」 美しい森と豊かな水に恵まれた旧中山道沿いの小さな町・木曽平沢。この地に、伝統工芸「木曽漆器」を生業とし、「漆塗りの家具づくり」を中心に扱う職人工房として、1945年丸嘉小坂漆器店が創業された。そして創業から約50年後、この老舗職人工房にて木曽漆器づくりの技術による新たな挑戦が始まったのである。 それが、「硝子」に「漆」を塗るという職人技のつないだ新たな風、「漆硝子」の技術開発であった。

          MARUYOSHIKOSAKA STORY~百色-hyakushiki-ブランドの誕生~

          MARUYOSHIKOSAKA STORY~伝統工芸への想い・大切にしていること~

          長野県は塩尻市・木曽平沢。 漆工・木工の町として江戸時代より栄えてきたこの町は、日本有数の漆器生産地として、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。 周辺は美しい山々に囲まれ、多くの自然資源に恵まれたこの地に、1945年職人工房・丸嘉小坂漆器店は創業されました。 ©有限会社丸嘉小坂漆器店 丸嘉小坂漆器店は、元々2代目社長の小坂康人さんが「呂色塗り」の座卓中心の制作をしていましたが、時代の流れとともに需要が減少したのを機に、本来では相性の悪いとされる「漆」と「ガ

          MARUYOSHIKOSAKA STORY~伝統工芸への想い・大切にしていること~

          永く愛せるもの

          先日、仮設の映画館にて『島にて』という映画を観た。 山形県の離島・飛島の、人口わずか200人弱となっているこの島において、存続していくために大切なこととは何かを考えさせられるようなドキュメンタリー。 私は、この劇中のとある地元の方の言葉が非常に印象に残っていた。 なにより、この話している時の表情と、なにもないを心から楽しんでいる、そこに「強さ」を感じられたのが印象的だった。 この方は、島でクリエイティブなことを生み出しているなどではない。普通に暮らしていて、純粋に心からこ

          永く愛せるもの

          庄内刺し子について

          ■庄内刺し子とは?庄内刺し子とは、前回のnote「繊細優美な日本の良さ。山形県・庄内鶴岡の旅。」で触れた通り、青森県津軽地方のこぎん刺しや、南部地方の南部菱刺しにならぶ日本三大刺し子のひとつです。中でも、難易度は高く、目が細かく繊細緻密なデザインが特徴的です。 作家さんは、刺し勇こと小野寺勇一さん。 刺繍と聞くと女性的なイメージを持たれがちですが、男性の方がすべて手作りされているのがまた印象的です。 小野寺さんは30代半ばに庄内刺し子と出会い、羽黒山山頂の先生のもとに師事

          庄内刺し子について

          繊細優美な日本の良さ。山形県・庄内鶴岡の旅。

          山形県鶴岡市とは? 皆さんは山形県庄内地方をご存知ですか。 庄内地方とは、山形県の日本海側に位置し、出羽三山と称された山々に囲まれ、広大な庄内平野も広がっている、海にも山にも囲まれた自然豊かな地域です。 そのため、四季折々の海の幸や山の幸にも恵まれ、自然の恵みがあり味わいがあります。 この庄内地方の中でも、酒田市と並んで中心的な存在なのが鶴岡市。観光名所では、羽黒山をはじめとする出羽三山やあつみ温泉、湯野浜温泉など、温泉宿も軒並み点在する地域としても有名です。 食文

          繊細優美な日本の良さ。山形県・庄内鶴岡の旅。