114.誰かになる必要は無く、誰もがなれない自分になることで宿命を果たす
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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自分の憧れの存在や理想とする人、尊敬する人物になりたいと考えるのは当然のことですよね。そうなるために自己研鑚をして一歩一歩成長していく、それはとても素晴らしいことだと言えます。
しかし、自分がその憧れの対象そのものになる必要は無く、仮に完璧にその存在を精巧に真似ることができたとしても、それはコピーでしかなくオリジナルを越えることはできません。そこには創造的成長性が無いからです。だからこそあくまで目標とするに留め、“自分らしさ”というものを見失わないようにしなければなりません。
人にはそれぞれ生まれてきたことの“意味”があります。それを成し得るのは、他ならぬあなた自身ただ一人です。仏教用語には“主人公”というものがありますが、これは“個”としての本当の自分という意味。誰にも代えの無いかけがえのない自分を大切にしましょうという言葉です。それこそが“宿命”を果たすということに繋がるものと思います。
宿命とは「命に宿る」と書くように、生まれ持って変化することのないあなた固有の生命の営みのことを指します。しかし、これは磨き上げることで輝きを放つ珠になったり、逆に放置することでただの石ころになったりもします。
誰かの真似をしても、それはその人の人生を生きることであり、あなたの人生ではありません。今の自分がどんな存在であろうと、あなたは「自分」を生きなくてはならないのです。そうして、誰もがなれない自分になれたとき、きっと宿命を果たし生まれたことの意味を全うできるはず。
あなたの人生は、あなたという人物が“主人公”なのです。
Q.あなたがなりたいと思う人物像はどんな人ですか? あなたの宿命は何だと思いますか。