053.問題が起きた原因を、自分に有りと帰着できれば自己成長に繋がる
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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問題やトラブルは多かれ少なかれ、必ず起こるもの。そんなとき、どのように受け止めどう活かすかが、自分自身の糧に繋がると言えます。しかし中には、理不尽なことや自分に責任のない出来事もあるでしょう。
そんな時に思い出してほしいのが“自分原因説”です。これは「すべての物事の原因は自分にある」という考え方。対するものに“他者原因説”があります。例えば、もし部下がミスをしたとしたら、前者の場合「もしかしたら自分の指示が悪かったのかも」と反省に繋がり、後者の場合「こんな簡単なこともできないのかな」と不満に繋がるでしょう。
仏教用語には「因果因縁」という言葉があります。これは物事の原因や条件のことを指すもの。「因果」は原因と結果、「因縁」は直接的な原因と、間接的な原因や条件を意味します。様々な出来事はこの二つによって成り立っているとされ、過去の行いが原因になり現在の結果に繋がり、現在の行いは未来の結果に繋がるのです。
自分に原因を帰着すると反省(成長)になり、他者に原因を帰着すると不満に繋がるというのは、機会をどう捉えるかという自己の置き方によります。
一見自分には直接的な非(因)が無いように見えても、どこかに間接的な原因(縁)があると考えれば、未来(果)の自己成長に繋がるはずです。
Q.これまで一番理不尽に感じたことは何ですか? その間接的な原因が自分にあるとしたら、どこでしょう。