098.新たな重役に抜てきする・されるときは、宣誓による心構えの表出を
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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新たに役職者や重役に抜てきされるとしたら、普通の人は喜んだりやり甲斐を感じたりするのが通常でしょう。もちろんそこには責任も伴いますが、地位や収入の向上といった社会的・経済的評価を与えられるためです。
ただ、経営者を含め上位の役職者になればなるほど、必要となってくる資質・求められる能力があります。それは目下や外部の人との“接し方”だと言えます。
謙虚に腰を低くして、外部の若い営業員にも「感謝と挨拶」を欠かさなかったり、決して相手を見下さず、懐の深さを感じさせて「お互いに」メリットのある関係をつくろうとする姿勢を持っている、それが役職者のあるべき姿です。
能力や知識がある人なら世の中にはたくさんいます。もちろんそれも大切なことですが、そこに人柄というものが加わらなければ、人の前に立つ人物像としては役不足となってしまいます。企業にとっては、取引先との関係如何で未来が決定づけられます。そんなシーンで不遜な態度を取る人物を上に置いていたら、会社自体の在り方を疑われてしまうでしょう。
だからこそ心構えは重要であり、それを表出させる、あるいは宣誓してもらうくらいの気概を持ってもらわなければなりません。そうでないと役職を得たことで、自分は他より優秀だと勘違いをさせてしまうことも。そうではなく目下の自己実現を助け、他社にこうべを垂れる立場なのだと最初に認識してもらう必要があります。
そんな気構えのある人は、常に活躍している姿を見せてくれるでしょうし、恐らくどこの企業に在ってもトップまで昇り詰めるはず。
Q.これまでに偉そうな役職者に会ったことはありますか? 「立場が人をつくる」の良い例はありますか。