168.自分を俯瞰して遠く離れて見ることができると、過ちが極端に少なくなる
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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よくビジネスの世界、とりわけモノつくりにおいては「俯瞰(ふかん)して物事を見なさい」と言われることが多いと言えます。この“俯瞰”とは高いところから下を見渡すことを意味しており、転じて広い視野で物事を全体像で捉えることを意味します。
客観的に見ることと似ているようですが、客観視は第三者の視点で見ることから目線は対等です。俯瞰する場合は天の上にいる“神の視点”から対象を含めた全体を見渡すことになります。
実はこの俯瞰、かなり難易度が高く「しっかり見る」にはちょっとした訓練が必要になってきます。しかし“俯瞰力”を身につけると、過ちや失敗が極端に少なくなるという有難いメリットがもたらされます。そのために必要なのは、「疑い」・「可能性の模索」・「主体付近の客体化」だと言えます。
「疑い」とは世の一般の常識を疑ってみることです。「本当にこれが正しいのか」「他に意味を含んでいないか」という視点から、対象を見る訓練をすることを意味します。そうすることで、意外な盲点や気づきがもたらされるでしょう。
「可能性の模索」は、他にどんな方法があるかを可能な限りリストアップすることを意味します。ゴールにたどり着く方法は1つとは限りません。もしかしたら意外なルートが複数あることも考えられます。
「主体付近の客体化」とは、自分という主体とその近辺を客観視してみるということを意味します。ここで大切なのは“自分だけ”を切り取って客観的にみるのではなく、周辺ごと見るということ。そうすれば「自分を含んだ立ち位置」まで把握できます。
これらを意識的に日常生活の中へ取り入れてみると、自然と俯瞰してものを見ることができるようになり、取り組みの本質からズレたり軸のブレが解消されるはずです。
Q.あなたはどうやって俯瞰して物事を捉えますか? どのような場面で俯瞰するでしょう。