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195.同業者に好意的な態度をとる「仁義」は、今昔変わらず信頼を向けられる
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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同業他社に対する関わり方というのは、複雑に考えられがちですが実はシンプルです。それは“お互い様”の精神であることだと言えます。いかに“かたき商売”だとしても、ヒトもモノも空間もシェアするという考え方が主流になりつつある昨今です。
そんな中で重要なのは、困った時はお互い様の精神。自社の出来ることを他社にしてあげることで絆が生まれ、相手も何かあれば助けてくれる。逆に言うと、他社の足を引っ張ったりすれば、相手側も敵愾心を持ち場合によっては潰し合いにまで発展してしまいます。
そうならないためにも、同業者との良好な関係を保つためには“仁義”の精神が大切になってきます。仁義と聞くと任侠の世界のようにも感じられるかもしれませんが、実は本来のところ儒教の根本思想に由来します。
儒教の徳目としてあげられる「五常(仁・義・礼・智・信)」のなかでも重要とされる理念が仁義。「仁」は他人を温かく思いやり慈しむことで、五常のなかで最高の徳目とされています。「義」は私利私欲ではなく、世のため人のために行動することを意味します。そして“仁義”と合わせると、道徳や礼儀において守るべき務めという意味にもなります。
この思想は、孔子の弟子や孟子らによって『四書五経』の「論語」として提唱されました。人と人との関係性において大切な理念は、時代を経ても色あせることはありません。もちろんそれはビジネスの世界でも当てはまるでしょう。
同じ業種で働く異業者だからこそ、今も昔も変わらず“仁義”を通せる企業は、周囲から一目置かれ信頼を向けられると言えるのです。
Q.あなたの業界に仁義はありますか? これからの仁義の在り方はどうなるでしょう。