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268.勝ち続けるための最適資本投入率と負けないための「手放す」選択

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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物事には“要”がありその見極めが大切だと言えます。要とは、そのものが成り立つための最も重要な起点。ここを押さえておけば全体像を捉えることができるため、負けが込むことは無くなると言えます。例えば、確率論における儲けの最適な資本投入率などが挙げられます。
 
それが「ケリー公式」であり、資金を増やす目的で取引をしたい投資家が、利益を再投資し将来の取引のためにリスクを負うことを前提に使用する定数です。これは投資の神様・ウォーレンバフェット氏も用いる手法とされ「f*(賭けるべき資金量の割合)= エッジ / オッズ = 期待値 / 見込まれる最大利益」で表します。
 
重要なのは最大利益が見込まれる資本投入量は、多すぎても少なすぎてもいけないということ。適切な投入量だからこそ試行継続も可能となり、リスクマネジメントもできるのです。これは仕事や博打における資本(時間・お金・労力)投入量にも同じことが言えます。
 
しかし勝ちにこだわり過ぎたり、負けを取り返そうと躍起になるあまり、必要以上に資本を投入し過ぎてしまうことで破滅を招くケースは少なくありません。そこで“手放す”という選択肢が必要になってきます。
 
手放すとは「認める・受け入れる・捨てる」という過程で、現実から目をそらさず今の自分を「認める」、過去への恐れや未来への不安を「受け入れる」、そして勝利や所有への捉われを「捨てる」プロセスです。
 
そして手放す対象は(経験抽出後の)努力、成功体験、失敗体験、我欲、執着、思い込みです。この過程を経なければ、どんなに勝ち続けていてもいずれは「運は偏りを嫌う」という黄金律により歪みを修正される、つまり大負けしてしまうのです。
 
もしも負けないビジネス・ギャンブルを目指そうとするなら、この手放すことの重要性を心得ておく必要があるでしょう。
 
Q.あなたは敢えて手放した経験がありますか? その時の心情はどのようなものでしょう。
 

68.何に時間をかけているか、誰から時間をかけてもらっているか