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【行政書士試験】受験を決意したきっかけは、「怒り」でした
順調なサロン運営からの急転直下
シェアサロンや出張サービス等を経て、やっと自分だけのサロンを持てたのがちょうど2年前の2023年2月です。ありがたいことにお客様にも恵まれ、毎日楽しく平和に過ごしていました。
昼間も安定して集客ができていたので、夜遅くまでに設定していた閉店時間を自分の健康のためにも早めようと考えていた矢先に、大事件が起こります。(2024年6月)
サロンに隣接していた建物たちの解体工事(からのマンション建設工事、合計2年)が始まったのです。窓から手を伸ばせば足場を触れるほどの近距離かつ、サロンの建物は堅牢とは言い難いものだったため、ものすごい騒音と振動に悩む日々が始まりました。
仕事どころではなくなり、もちろん売上も激減です。
初めの頃は「騒音割引」をしたりして頑張ってはいたのですが、工事について相談した事業主の対応があまりにも酷くて心が折れてしまい、日中の営業は全くできない状態に陥りました。
それに追い打ちをかけるかのように、サロン利用者の悪質な迷惑行為(ここで書くことも憚られる内容🤬)を受け、心身ともにボロボロだったのが昨年の6〜7月です。
(ちなみにこの頃、プライベートでも最悪な事件が起こっていました😂)
※事業主の対応はこんな感じでした
担当者①
工事の予定表より早い日程で急に騒音が始まり問い合わせると、
「今日の作業はストップすればいいですかぁ?わざわざご指摘ありがとうございますー(半笑)。」
と言われる。
近隣住民対応担当者②
相談や質問を3つ送ったら2つは無視。間違いがあっても絶対に謝らないし、お互い日本語なのに話が全くかみ合わず。
担当者③(①の部下)
メールで良いと言っているのに無理やり会いに来る。その上、①②には会いたくないと言っているのに何の断りもなく連れて来る。
散々嫌な思いをさせて伝えに来たのは「こちらは何の補償もできないけど我慢してね」という内容でした。
3人とも、こちらの困りごとに寄り添うような姿勢は一切無くて本当にびっくりしてしまいました。
気持ちの方向転換
疲れ果てた私は、心の底から
「もうみんなほっといてくれよ」
と思っていました。
お客様に喜んでもらいたいという気持ちでまじめにサロン運営に取り組んでいただけなのに、しょうもない人たちに私の気持ちも生活も簡単に壊されてしまったんです。
悔しくて仕方ありませんでしたが、2か月近く悩みに悩みすぎて、何だかあほらしくなってきました。
「自分にコントロールできないこと」に対して怒ったり悲しんだりすることほど無駄なことはありません。こいつらにこれ以上無駄な時間とエネルギーを割いてやるもんか。
いきなりできた暇な時間、どうする?
心身が弱っていた上に昨夏は暑すぎたため、即移転という選択肢はありませんでした。
工事は月曜日から土曜日の、朝から夕方まで。その間の営業はすっぱり諦めて、夕方から営業することにしました。
でもそうなると、日中の時間がぽっかりと暇になってしまいます。
暇な時間があるとまたドロドロとした嫌な感情が溢れてしまいそうなので、何かに思いっきり集中しようと考えました。
私は新しいことを学ぶのが好きで、今までもいろいろな資格や検定を受けてきましたが、ネイルやエステ、ピラティスやアロマ、色彩など女子っぽい民間資格ばかり。そこで、一発難関国家資格に挑戦することに決めました。
また、私は見た目や雰囲気でなめられがちなのもあり、そういう時に負けないためにも法律の知識が欲しいと以前から思っていたので、法律系の資格に絞り込みました。難易度やとっつきやすさ的に宅建が良いかなと要項を見てみると、まさかの前日が出願締切(笑)それならば、と次に選んだのが行政書士でした。
合格後即独立できるという点も、ずっとひとりでやってきた私にとってはとても魅力的に感じました。
最悪な経験を原動力に変える
このように、私の受験のきっかけはかなり特殊でした。一言でいうと『怒りの資格取得』です。
この最悪な経緯があったからこそ、「絶対に負けたくない!」という強い意志をもって試験に向けてモチベーションを維持できました。
生半可な覚悟では試験会場にも辿り着けなかったと思います。きっかけは何であれ、想いの強さが私の原動力になってくれました。
そういう意味では、私を傷つけた人たちにもある意味感謝です。ぜったい許さないけど(笑)。