10月27日|そのままを受け取る
10月の中旬になって、体調を崩しては戻って…の繰り返しだった
今はゆっくりリハビリしながら呼吸をしているところ
本調子になるまで、焦らず自分のペースで歩いていこうと思う
さて、今日は「そのままを受け取る」
昨日東京になんとか移動してきて
今日はミーティング1つしか予定がなかった
どうしよっかな、せっかくなら出かけるかぁ
(しかし出かけたことによってミーティングの接続が途切れ途切れになってしまったのは別の話)
と決めてなんとなく電車に乗ってなんとなく彷徨ってると、ZENKAI同期から電話
ジャズダンスなんて見たことないけど
初心者でも大丈夫なんかな?
え、服装とか規定あるのかな?
なんて変にドギマギしたけど
こうやって声かけてもらえるのはありがたい
私でも大丈夫?って5回くらい確認して行くって返事した
行き先で指定されたのは新国立劇場で
思ったよりもホンモノすぎて
それはそれはドギマギしたけど
待ち合わせて到着した同期が相変わらず金髪にジーンズのセットだったから、なんだか安心した
ジャズダンスは初めての感覚っていう感じだった
一言でいうと「自由」って感じ
解釈や何を受け取るかっていうのが見ている人それぞれの自由、な気がした
これまで私、ダンスといえばバレエしか見たことがなかった
しかもくるみ割り人形や白鳥の湖とかのクラシックバレエだけ
バレエには解釈の「正解」がある
パンフレットに話のあらすじがあって
どんな振り付けがどう言う意味があるのか、までも決まってた
だから今回のジャズダンスは初めての経験だった
このダンサーさんのこの動きは何を意味しているんだろう
このパフォーマンスにはどういう思いが込められているんだろう
...ちょっと難しいかも
と思ったから隣の席に座る同期に話しかけてみた
どんな感じ?って
あ、説明忘れてた
この同期はほんのちょっと前まで舞台俳優をちゃんとやってたプロなんです
ここ大事だったよね
そしたら彼はこういった
確かに
綺麗だった
でその先に何が、とかどう言うパフォーマンスが、とかどういう物語や設定が、とかがくるかなと思ったら、その続きはなかった
思わず聞いちゃったもんね
うん、それで?って
そしたら「みんな楽しそうにしてるから綺麗だね」って返された
綺麗かぁ
確かに、綺麗だ
そう思うと同時に、同期のその感性がいいなって思った
成長するにつれ、難しいことを言えたり考えられたりするのがよしとされている気がしてた
テレビでも「そんな考えがあるんだ」って人とは異なるアイデアを話せる人が重宝されていたり、食レポは「美味しい」だけじゃ済まされなかったりする世界線だって気づいてしまったから
彼の「綺麗」は何も考えていない「綺麗」じゃなくて
今目の前で起こっていることを、そのまま受け取った「綺麗」だった
難しいことを考えるでもなく
複雑に解釈するのでもなく
純度100%の「綺麗」だった
それがいいなって思った
いつの間にか、物事を複雑に難しく考えるのがよしと思ってて
そうする習慣がついてしまったけれど
たまには物事をそのまま受け取ってそのまま表現してみようって
思った1日だった
(そしてちょっぴりジャズピアノに挑戦したくなった。あと表現する人への憧れもできた!)
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