腹ぼてのアコギを安価になんとかする方法
フラットトップのアコースティックギター(= いわゆるフォークギター)は弦の張力を表板がすべて受け止めるため、何年か経つと徐々に表板のお腹の部分が浮いてくるのが普通です。
あまりに表板を丈夫に作ると振動が阻害されるため華奢な細工が採用されることが多いからで、強度と鳴りはトレードオフの関係にあると考えられています。
お腹が浮いてきたギターは弦高が上がり演奏性が悪くなるので、度が過ぎてくると弦を支えるサドルという白い部品の高さをお腹が出た分だけ削って調整するのが普通です。
これがどんどん進行して、いよいよサドルの削り代が無くなると、簡易的にはサドルを支えているブリッジを削る、本格的にやるならネックをボディから取り外してヒール部の角度を変えて取り付け直す、といった大掛かりな修理が必要となります。
自分にとってかけ甲斐のないギター、市場価値の高いギター、高価なギターであれば惜しげもなくその修理費用を支払うことができるのでしょうが、ほどほどの価格の(でも愛着のある)ギターのお腹が浮いてきてしまったら…?
このような状況に置かれた方々のために4年ほど前に思いついた「ほとんどギター側は無改造でお腹の浮きを安価に効果的に抑え、かつ使用 (演奏) を継続できる方法」を記します。
部品を作ってボディ内に設置します
ボディ内に部品を設置したまま違和感なく演奏できます
一定期間が経過したら腹ボテが治っている、という代物です
部品製作のために指定された寸法・規格の木材・金属部材・木ネジ・ボルトなどを購入・入手する必要があります
更に、ノコギリ・ヤスリなどの一般的な工具を使用して入手した木材や金属部材を加工する必要があります
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