なぜ僕たちは理想通りの行動が取れないのだろう?
プロローグ
こんにちは!心庵まもると申します。
瞑想研究実践家として活動をさせて頂いています。
この度、kindle本、POD本として初めての書籍がリリースされました。
書籍名は「超・瞑想力 ー悩み葛藤を楽に超えていく方法ー」です。
以下、ページにて購入できます。
是非、チェックしてみて下さい。
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note記事では瞑想に関する雑記、書籍などの新刊紹介やその中で触れられていることに纏わるお話しなどを投稿していこうと思っています。
今回のテーマは「なぜ僕たちは理想通りの行動が取れないのだろう?」です。
誰もが皆、理想を思い描き期待を抱いて生きています。
願いを実現さするべく努力を積み重ねていることでしょう。
しかし、理想通りに事は運ばない。
期待は裏切られてしまう。
このようなことの繰り返しになることも多いのではないでしょうか。
なぜ理想通りに事が運ばないのか。
つい、嘆き節が口をついて出てくることもあるでしょう。
「上手くいかないのは努力が足りないのだ」
「努力のやり方、方法に問題があるのではないか」
このように考える人もいるかも知れません。
確かに努力に質量があるならば、それは人により異なることでしょう。
理想へ向かう方法も人それぞれになります。
努力の質量が大きい方が成功率は上がりそうです。
また、やり方が間違えているならば、理想からかけ離れた方向に進むこともあるでしょう。
しかしながら、如何に努力の質量を上げよう考えても、いざ実行に移す段になると上手く行かない。
学んだ方法で事を運ぼうと試みては挫折を余儀なくされる。
このような経験をすることは珍しいことではありません。
理想に向かう行動を取ろうとしても上手く行かない理由は一体どこにあるのでしょうか。
正しい行動は正しい認識から
あなたは、目を閉じたまま真っ直ぐに歩くことが出来ますか?
「そんなの簡単だよ」
そう思うならば是非試してみて下さい。
そして、暫く歩いてから目を開き自分が本当に真っ直ぐに歩けていたか確認してみましょう。
おそらく少し、あるは大分、直線からズレて歩いていたことに気づくはずです。
そのことに気づいたら今度は目を開いたまましっかりと自分の状態を確認しながら歩いてみて下さい。
そうすると真っ直ぐに歩くことが出来るはずです。
これは論ずるまでもなく当たり前の事と思うかも知れませんね。
しかし、多くの人が目を閉じていても真っ直ぐに歩くことが出来ると謎の自信を持っているのです。
自分が思っているほど私たちは正しく行動することは出来ません。
物事を正しく認識した上で注意深く行うことで初めて正しい行動を取るスタートラインに立つことが出来るのです。
別の見方をすれば、私たちは正しく認識していると思い込んで、いつも間違った行動を取っているのではないか。
このような疑念も浮かんできます。
実際のところ、この疑念は理想通りの行動が取れない実情を言い当てているのではないかと感じます。
無意識の罠
私たちは気がつくと無意識のうちに行動しています。
朝目覚めてから夜床に就くまでの間の7、8割は無意識での行動ではないかと思います。
「それは言い過ぎでは?」
こう思われるかも知れませんが、実際のところ私たちの毎日の生活は同じようなことを繰り返していると感じている人は多いのではないでしょうか。
本当は同じ一日など一つとして存在していません。
それにも拘わらず毎日がルーチンだと感じるのは、殆どのことを意識せず行ってしまうからです。
朝起きて、顔を洗い歯を磨く。
最寄りの駅まで歩き、電車に乗り職場のある駅で降りる。
仕事も慣れてくれば流れるようにこなしてしまうでしょう。
気が付けば一日は終わり、同じように床に就いて眠るだけ。
こんな風に一日をまとめて仕舞うことが出来るとしたら注意が必要です。
それは、大切な一日をしっかりと意識して生きていないことを意味しています。
折角の人生の一日が無意識の中に埋没して消えてしまったということです。
正しく認識するということは、無意識である状態を改めるということになると言えるでしょう。
瞑想は正しい認識を取り戻す行為
無意識になることなく、正しい認識をするために何が有効であるのでしょうか。
結論になりますが、瞑想です。
瞑想というと何か特別な行為であるように思われがちですが、そうではありません。
瞑想の一番の重要なポイントを言えば、無意識からの脱して物事を正しく認識することにあります。
正しく認識することが出来ると何が正しい知識で何が正しい理解であるかが判然としてきます。
そうすると正しい行動をするための道筋が見えてくるのです。
正しい行動の道筋が見えてくるということは、即ち、理想通りの行動が取れるようになります。
理想に向かう前に理想に向かうことが出来るだけの状態を整える。
ここから始めると良いのではないでしょうか。
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