劇症型溶連菌感染症(STSS)が急増中:子どもによくみられる「溶連菌症」とは区別が必要です
「劇症型溶連菌感染症(STSS)」とはどんな病気?
劇症型溶血性連鎖球菌感染症(STSS)は、溶連菌の一種であるA群 溶血性連鎖球菌(溶連菌)が原因で発症する感染症で、「ヒト食いバクテリア」と呼ばれることもあります。
STSSは、通常は細菌が存在しない血液や筋肉といった組織に溶連菌が侵入し、数十時間以内に手足が壊死したり、複数の臓器が機能しなくなるなどの深刻な症状が急激に進行(劇症化)し、発症した方の30%の方が死に至るという、致死率の高い感染症です。
溶連菌が劇症