学生講師と組んで成績を上げる!個別指導を成功させる3つのポイント
こんにちは。
富裕層向け個別指導塾で、生徒・保護者・講師を繋ぐ「受験プロジェクト・マネージャー」として100組以上の家庭をサポートしてきたマモ〜です。
生徒の学習計画立案から保護者の不安解消、講師との方針調整まで、受験に関わるあらゆる側面をトータルでサポートしてきました。
前回、プロ講師と学生講師それぞれの特徴についてお話ししました。
学生講師は料金面で魅力的な一方、指導経験の少なさを不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、学生講師との個別指導を成功させるための3つのポイントをお伝えします。
Point 1:明確な目的意識を持つ
まず最も重要なのが、目的意識です。「なんとなく成績を上げたい」では不十分です。各教科で具体的に何を達成したいのかを明確にしましょう。
例えば、
英語:「不定詞の3つの用法を理解し、実際の英文を見てどの用法かが判断できるようになる」
数学:「2次関数の応用問題を自力で解けるようになる」
このように具体的な目標を設定することで、講師との共通認識が生まれ、効率的な指導が可能になります。
実は、目的意識の有無は成績向上に大きく影響します。
同じ講師に教わっても、明確な目標を持って取り組む生徒は志望校に合格する一方、漠然と授業を受けているだけの生徒は全く成果が出ないということは珍しくありません。
Point 2:事前の授業設計を徹底する
学生講師の場合、突発的な質問への対応力はプロ講師に劣る傾向があります。しかし、これは事前準備で十分カバーできます。
具体的な進め方として、
次回の授業で扱う範囲を明確に決める(例:教科書の○○ページ~●●ページ)
特に理解が難しい箇所を事前に伝える
講師に関連問題の準備を依頼する
このように授業の方向性を予め決めておくことで、講師は十分な準備ができ、質の高い指導が可能になります。
Point 3:「わからない」を言語化する力を養う
個別指導の最大の利点は、一人ひとりの「わからない」をピンポイントで解決できることです。しかし、これを活かすには生徒側の言語化能力が重要です。
例えば、
「この公式は知っているけど、この問題にどう使うかわからない」
「途中までは解けるけど、ここからが分からない」
このように具体的に「わからない」を説明できれば、講師は必要な部分だけを効率的に指導できます。
ただ漠然と「わかりません」と言うのではなく、どこまでわかっていて、どこからわからないのかを明確にする習慣をつけましょう。
まとめ
学生講師との個別指導を成功させるカギは、
具体的な目標設定
入念な事前準備
言語化能力の向上
の3点です。
これらのポイントを意識することで、学生講師との個別指導でも十分な成果を上げることができます。
むしろ、これらができていない場合は、プロ講師との指導でも効果は限定的になってしまうでしょう。
大切なのは、講師の経験年数ではなく、生徒側の取り組み方なのです。