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本を買わないことが、読書の質を高める

こんにちは。今回は、私の本の買い方についてお話しします。

これまで1000冊以上の本を読み、400冊ほど購入してきた経験から得た考えをシェアしたいと思います。

本を買うときの新しいアプローチ

私の本の買い方で一番のポイントは、欲しい本があってもすぐに買わないということです。

これは最近始めた方法で、以前はまったく逆のことをしていました。

2、3年前までは、直感でいいと思った本はすぐに購入していました。その結果、買ってよかったと思える本や何度も読み返したい本にも出会えました。

しかし、多くの本は「とりあえず読んだ」だけで終わり、身にならない、血肉にならないと感じることが多かったです。

結局、購入した本の半分以上をブックオフなどで売却してしまいました。

この買い方に問題を感じ、新しいアプローチを試し始めました。新しい方法では、本屋で気になる本を見つけたら、その場でパラパラと読みます。

いい感じだと思っても、すぐには買いません。この作業を2、3回繰り返します。2ヶ月後、3ヶ月後にまた同じ本を見て、「いいな」と思っても、もう一度待ちます。

ようやく3回目くらいで、「今、この時期に読むべき本だ」と感じたら購入します。

この方法を実践してみると、本当に良かったと思える本に出会うことが多くなりました。

なぜこの方法が効果的なのか

この方法が効果的な理由は主に三つあります。まず、何回も吟味することで、本当に自分に必要な本かどうかを見極められます。

次に、その本の内容を知りたいと思える「今」という瞬間を大切にできます。

そして、待つ間に、無意識のうちにその本の内容を知りたいという欲求が高まります。

修行の師弟関係との類似点

この方法は、昔の修行における師弟関係に似ているかもしれません。師匠はすぐに弟子に教えず、雑用をさせて待たせます。

弟子の学びたい気持ちが高まってから、ようやく教えます。これにより、弟子の学習意欲と吸収力が高まります。

本の買い方も同じで、待つことで本の内容を知りたいという意欲が高まり、読んだ時の吸収力が格段に上がるのです。

実践の結果

この買い方を実践した結果、最近購入した本は読んでよかったと強く感じ、何度も読み返したくなり、売りたくないと思えるようになりました。

そのような本は、思い切ってマーカーやペンで線を引き、何度も読み返すようにしています。

まとめ

本を買わないことが、逆説的に、本当に読みたい本に出会う秘訣かもしれません。

すぐに満足せず、じっくりと本との関係を育むことで、より深い読書体験が得られるのです。

皆さんも、新しい本の買い方を試してみてはいかがでしょうか。きっと、本との新しい出会い方が見つかると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。

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