みんながやってるのに逆効果な「残念な勉強法」3選
こんにちは。
富裕層向け個別指導塾で、生徒・保護者・講師を繋ぐ「受験プロジェクト・マネージャー」として100組以上の家庭をサポートしてきたマモ〜です。
生徒の学習計画立案から保護者の不安解消、講師との方針調整まで、受験に関わるあらゆる側面をトータルでサポートしてきました。
今回は「残念な勉強スタイル」というテーマでお話しします。
受験やテスト勉強を頑張りたい学生さんや、そんなお子さんを持つ親御さん、また実際に資格や仕事に関する勉強をしたい社会人の方にもお役に立つ内容だと思います。
私の経験から言える残念な勉強法
学習塾で100組以上の親子・生徒さんを見てきました。成績がいい子、そうでない子、いろんな生徒さんの共通項が見えてきました。
また、生徒に勉強法を教えるにあたって、関連する本も数十冊以上読んできました。
そんな経験から、成績が伸びない「残念な勉強スタイル」を3つ紹介します。
1. 電子機器を近くに置いている
一見便利そうなスマホやiPad。学校でiPadが支給され、宿題もiPadでやり取りする時代です。
でも、テキストや教科書、問題集など紙を使って勉強する時は、電子機器は絶対に近くに置かない方がいいんです。
なぜでしょうか?様々な実験結果から、スマホなどの電子機器が視界に入るだけで学習効果が下がることが分かっています。
アメリカでの実験では、授業内容を手書きメモで取ったグループと電子機器でメモしたグループを比較したところ、手書きグループの方が明らかに習得率が高かったのです。
人間の脳は気が散るようにできています。電子機器には気が散る情報がたくさんあるため、目の前のことに集中しにくい構造なんです。
だから、スマホのような電子機器が目に入るだけで、気が散って集中力が下がり、学習効果も下がってしまいます。
私自身の実体験でも、スマホを別の部屋に置くか見えないところに置くかで、習得率が全然違いました。
2. 友達と一緒に勉強している
カフェや学習塾でよく見かけるグループ学習。でも、成績の良い子は必ず1人で勉強しています。
自習室では、知り合いが同じ塾に通っていても、1人で黙々と自分のやるべきことを淡々とやっているんです。
一方で、成績が伸び悩んでいる子は、隣に友達がいる状態で勉強しています。話すまではいかなくても、時々聞き合ったり、話したりしている感じです。
そういう子は残念ながら、成績が伸びません。
これには理由があります。友達が近くにいると誘惑に負けやすくなるんです。人間はそもそも誘惑に弱いもの。
勉強って好きでやってる子はそうはいないので、友達が緩むと自分も緩んでしまいます。
また、お互い分からないことを聞き合うのはいいことのように見えますが、それが続くと目の前のことに集中できなくなります。
カフェで電子機器を目の前に出して、友達と横で勉強している光景をよく見かけますが、それは遊びと勉強の中途半端な状態です。これは避けた方がいいですね。
3. テキストを見ているだけ
教科書や問題集、自分が解いたノートをただ眺めているだけの勉強。これが一番残念な勉強法です。
なぜかというと、見ているだけでは自分が何を分かっていて、何が分かっていないのか、それすら分からないんです。
勉強で成果を上げるには、分からないところを特定して、その原因を追求して、分かるようになって、定着させる。このプロセスが大切なんです。
私自身、英語の文法書をただ見て「分かった気」になっていた時期がありました。問題集もパラパラ見て「まあ、分かるだろう」と思っていました。
でも、実際に手を動かして解こうとすると、よく詰まってしまったんです。
大切なのは、声に出して覚えたことをアウトプットすること。インプットだけでは意味がありません。
私の経験から言うと、インプット1に対してアウトプット9ぐらいの割合で勉強するのがベストです。
成績のいい子に共通しているのは、とにかく手を動かしていること。ただ見ているだけの子はほとんどいません。ひたすら問題を解いているんです。
ただテキストを見ているだけでは、なんとなく勉強している気分になれますが、本当の理解には繋がりません。
まとめ
以上、残念な勉強スタイル3つを紹介しました。
電子機器を近くに置く:スマホやiPadを目に見える場所に置くと、勉強効率が激減します。
友達と一緒に勉強:遊びと勉強の中途半端な状態になりがちです。
テキストを見ているだけ:アウトプットなしのインプットだけでは、本当の理解に至りません。
これらは100組以上の生徒を見てきた経験と、私自身の学習経験から導き出した結論です。明日からでも、ぜひ試してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。