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志望校決め、遅くてもいいんじゃない?

こんにちは。富裕層向け学習塾で講師をしているマモ~です。

今回は、ある生徒の体験から、志望校選びについて考えてみたいと思います。

突然の進路変更

私の塾に通う高校3年生の生徒が、共通テストまであと3ヶ月というタイミングで、突然進路変更を申し出てきました。

「先生、やっぱり建築じゃなくて、経営学部か商学部に行きたいんです」

それまで建築系の学部・学科を目指して勉強してきた彼が、突如として理系から文系への転向を決意したのです。

「今までの勉強は…?」

正直、この報告を聞いた時は驚きました。今まで理系科目を中心に指導してきたのに、突然文系科目が必要になるなんて。

「今までの授業は何だったの?」という気持ちが頭をよぎりました。

しかし、よくよく考えてみると、これはこれで良かったのかもしれません。

納得感のある選択

彼の話を聞くと、建築系を目指すと言いながらも、ずっと疑問を抱えていたそうです。

「本当に自分がやりたいことなのか?」という思いを抱えながら日々勉強していたのです。

そして、じっくり考えた末に、自分が本当に学びたいのは経営や商学だと気づいたのです。

早期決定vs納得感

確かに、志望校を早く決めれば勉強の方向性も定まり、受験対策もしやすくなります。

でも、それ以上に大切なのは、「本当にこれを学びたい」と自信を持って言えることではないでしょうか。

大学に行く目的は、単に就職に有利だからではありません。学びたいことを学ぶこと。それが一番の目的のはずです。

経験不足の中学生・高校生

中高生にとって、将来の進路を決めるのは本当に難しいことです。学校の勉強と部活動、アルバイトくらいしか経験がない中で、自分の人生の方向性を決めるのは至難の業です。

だからこそ、多くの経験を積み、人と接する中で、自分が本当に学びたいことを見つけていく過程が大切なのです。

遅くても、納得できる選択を

中学や高校の早い段階で志望校を決めてしまうより、時間をかけてじっくり考え、納得のいく選択をする方が自然だと私は考えています。

たとえ浪人することになっても、本当に納得できる進路を選ぶ方が、長い目で見ればいいのではないでしょうか。

まとめ

志望校選びに正解はありません。早く決めることも大切ですが、それ以上に自分が本当に学びたいことを見つけることが重要です。

みなさんも、焦らず、じっくりと自分の進路について考えてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が少しでも参考になれば幸いです。良い一日を!

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