獣医さんとの関係について

預かりボランティアをしていると、何かしら預かっている猫に体調不良が見られることがある。
軟便だったり、猫風邪だったり、症状は様々。
野良ちゃんだった子、多頭飼育崩壊の子、色んな環境から、いきなり環境が変わって不調になる子も少なくない。

依頼主のボランティアさんが私に預ける前に、獣医さんに診せてから虫下しや、目薬、抗生物質などをもらって猫を預けにくることが殆どた。
しかし、検便やワクチン接種は預かって少し経ってから私が地元の獣医さんにお願いしに行くことがある。

獣医さんも、家で飼われている猫を診ることが大半なのではないだろうか。ボランティアで猫を診せに行くと、あれこれ証明書をもらわなければならなかったりするのだが、
(例えば検便結果証明とか)証明書を書いてもらうにも2000円いただきますと、言われたこともある。
他にも初診料で500円、再診療で500円、結構費用はバカにならない。獣医さんも商売のうち、タダでこれらの費用を無料にするようなことはまずない。
それと、飼い猫に対しては理解がある良い先生が、ボランティアで預かっている猫に対しては、なぜか冷たいと感じたことがある。
検便や証明書を出してはくれたものの、なぜか渋々で、正直、今度からは違う獣医さんに診せにいこうと思った瞬間である。

また、コクシジウムが猫の検便で発覚して、猫に対しては国内では未認可だから、バイコックスやプロコックスを投与してもらえないということもあった。
野良猫は、まずコクシジウムがいると思って良い。
未認可だけど、投与を選択肢に全く入れてもらえなかったのには、少し困った。

今や、何でもインターネットで口コミが広まる時代。
TNR活動や、保護猫ボランティア活動に理解がある病院とホームページにでも書いてあれば、そちらに連れて行く方が賢明なのかもしれない、料金的にも、治療内容的にも、もう少し保護猫にも理解のある病院が見える化すると良いなと思った。

もちろん、今までお世話になった獣医さんには感謝している。彼らが診てくれたことにより、何匹もの命がつながって、今では幸せに暮らしている猫たちも多いのだから。

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