猫の環境変化によるストレス
つい先日、生後半年の子猫をトライアルということで、里親に出した。
里親さん宅に行く前までは、元気いっぱいで餌もガツガツ食べ、全く排泄にも問題なかった。
私が預かりを依頼された初日も、その子は全く問題なく、体調を崩すようなこともなかった。
性格は天真爛漫な子で、きっと里親さん宅でもうまくやっていくだろうと思っていた。
だがしかし、里親に出した途端、餌を吐き戻し、軟便を繰り返すのだという。にわかに信じられなかった。
獣医さんによると、急激な環境の変化によるストレスで、食べ物を受け付けなくなり、うまく消化もできなくなったのだろうとのこと。
家族構成だったり、先住猫や他の動物の有無、家の間取りや騒音、日当たりや室温、猫専用の隠れ家があるかないか、トイレの位置や砂の種類、ストレスの要因は挙げればキリがないくらいだ。
すんなり新しい環境に慣れてしまう猫もいれば、そうでない猫もいる。
逆に里親にとっても、新しく猫を迎えたは良いものの、生活が今まで通りには行かなくなり、先住猫・犬との折り合いがつかなくなるケースだってあるだろう。
そんな時は、譲渡キャンセルも視野に入れる方が良いと思う。譲る側も譲ってもらう側も、その点もしっかり事前に話をしておくべきだ思う。
猫も人間も両方ハッピーになるということを第一に目指すところだと思う。