合格発表と向き合って。前を進む人に私が出来ること
国立大学の合格発表が続く毎日。
受験生の親だった昨年までを思い出し、今でも胸が苦しくなる…
私が受験生のころ、信じられないことに、
高校や大学の合格発表は新聞に名前が掲載されていました。
あんなことされてたら、
4年前の私ならどうにかなってたかもしれない。
子どもが二人とも望む進路を進めなかったので。
必死に頑張った受験生。頑張ったのは本人。
不合格は私のことではない。
分かっていても、やっぱり辛くて、
ご飯が食べれなかったり、仕事をしてても涙が頬を伝ったり…。
本人たちに、私がショックを受けてる様子を見せないようにするのに必死で、この気持ちは私のエゴなのか?と自問自答した。
広島駅西陸橋を自転車で渡っていて、
河合塾や東進が立ち並ぶ「親不孝通り」が目に留まり、またキュンとなった。
不合格の情報、どこで仕入れたの?と言わんばかりに、合格発表直後から
じゃんじゃんあちこちからハガキが来る。
「傷ついたキミ。ここしかもうないんだよ」って言われてる気がして、更に落ち込む。
(実際には、受かった後も来てたので単なる被害妄想)
国立一本で、どこからも合格通知来なかったので、予備校だけが長男を両手を広げて待ってくれていた。
部屋に篭ってしょんぼりしてる長男。
現実を受け止めないといけない。
「今あなたを受け入れてくれる所は予備校しかないのよ。
大学生になりたいなら、さっさと説明会行きなさい!!」
と叱り飛ばした。
渋々出かけた息子が
「保護者説明会もあるみたい」と言うから行ってみた。
子どもの前では泣けないけれど、
私は初対面の予備校の人の前でポロポロ泣いた。
人に話を聞いてもらうって、こんなに浄化されるのかってくらい!!
不合格食らった人は「腫れ物に触る」状態で、人が近寄ってこない。
よく考えると当たり前。
「どうだった?」って聞いてくる人いないし、
こちらから
「落ちました」と報告もしない訳だから…
なので親子とか親族とか、家族の会話ばかりが繰り返される。
久しふりに、家族じゃない人と
「自分の気持ちを聴いてもらう会話」をした気がする。
落ちた受験生の心を掴まないといけないから、向こうも必死なんだろうけど、
本当に嬉しかった。
私は人に頼れる性格なので、
優しさに甘えてたくさんお話聞いていただいたし、持ち帰って息子ともたくさん話し合った。
どこも受かってない。
選択肢はまず
✔浪人するか?しないのか?
(受験前に浪人ありきで受験校決めてるけど、一応念のため)
✔どこの予備校に行くのか?
次のステップ踏むために
決めなきゃいけないことは沢山ある。
辛いけど、
しっかり自分の心と向き合って決断してほしい。
結局息子は、この通りにはない駿台に入ると決め、この眺めとは縁がなかった。
けど、あの時の寄り添いにどれだけ救われたか…。
目の前で泣かせてくれ、ハガキもくれ、電話も何度もかけてきてくれた。
最後にかかってきた時、
「私はいいと思うんですけど、本人がコレコレこういう理由で駿台に入ると言うんです」とお断りを伝えたら、
「応援してます」と言ってくれた。
分かってますよ、営業って。
でも弱ってる私には本当に嬉しかった。
自分の意思で予備校選んだ息子は
一年後にリベンジ合格。
合格の報告は駿台と母校にしか行ってないけれど、
「あの時はありがとうございました」
って今更ながら伝えたい。
それか、恩送りって発想で、
誰にもその悲しみを言えず苦しんでいる親子がいるなら、
その気持ちを聴いてあげたい。
幸せな未来を叶えるためのサポート。
どん底にいた私がして頂いたように、今度は私が、誰かにしてあげたい。
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子どもはいつか巣立っていく。
それでも私の人生は続くのだから、巣立った我が子に誇れる生き方をしたい!
そんな自分の道を見つけたい人を応援しています
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◇CBL(コーチビジネス研究所)認定コーチ
◇エグゼクティブコーチ
◇人生ストーリー:インタビュー&ライター
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