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「本を語る」2024/6/24「奇跡のコース」


❶[1BOOK]
「今まででいちばんやさしい『奇跡のコース』」
アラン・コーエン著 積田美也子訳 フォレスト出版
2015年10月15日 初版発行

❷「今日の言葉」
☆自分の代わりは誰にもできない
本当は、誰かが失えば私たち全員が失い、誰かが得れば私たち全員が得るのです。
「私が癒されるとき、私ひとりが癒やされるのではない」
したがって、人類に最も大きく講演できるのは、あなたが幸せでいることです。
苦しみという古くからの不毛な物語にはもう飽き飽きです。
そろそろ卒業しなければなりません。

❸「本を語る」
毎週日曜の夜に「読書会」を開いています。昨日、参加者のお一人がこの本を紹介され、自分も持っており、すでに一度読んでいることを思い出しました。
[思いついたこと]
その本を読んだのは、2021年10月30日でした。その年の3月でいったん仕事を辞め、雇用保険を受給しながら、身体を休めている時期でした。思えば、子どもを産み育てるおよそ2年間を除いて、ずっと何らかの形で働いてきました。アルバイト、パート、派遣社員、契約社員など大部分が「非正規雇用」です。だから、年金も受給資格(当時の)ギリギリで、何とか最低限の「老後」を確保しました。
[そして]
ようやく、「仕事に行かなくてもいい」時間を確保して、毎日「読書」とSNSの発信、そして「個別対応の読書指導」を中心に生活していたのです。この頃は、ようやく「スピリチュアル」の世界も受け入れられるようになり、さまざまな「自己啓発」の本を読んでいた頃です。この本には、付箋や傍線がたくさんついています。「毎日継続すること」に必死であり、読書から何かを見出そうと、必死の思いで日々暮らしていたことを思い出しました。
[しかし]
この頃は、「継続すること」が最優先で、本の中身については、「3ポイント」を抑えれば十分と思い込んでいた頃なので、キリスト教がベースとなっているこの本の内容については、個々の言葉には頷けるものの、全面的に「神に委ねる」という表現には抵抗がありました。
これらを丸ごと受容できる人って、どんな人なんだろう?とさえ思っていた記憶があります。「1000日チャレンジ」のほぼ真ん中あたりで、私はまだ、そんなことを考えていたのです。たくさん読んだからといって、すべてが腑に落ちていたわけではなかったのです。
[だからこそ]
1000日という大きな区切りをつけたとき、「燃え尽き症候群」に襲われ、しばらく立ち上がれませんでした。しかも、末弟の死という追い討ちまであって、およそ半年の「心の空白」ができてしまったのです。その時、救ってくれたのも本であり読書でした。私は今、「読書で人生は変えられる。何歳からでも奇跡は起こせる」と信じています。自分自身のこの4年間の「格闘」を思い起こすたびに思い出します。それをお伝えするのが、自分のミッションなのだと。

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