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「本を語る」2024/6/7 「音を追究する」


❶[1BOOK]
「音を追究する」
大橋理枝・佐藤仁美著 放送大学教材
一般社団法人 放送大学振興会
2016年3月20日 第1刷

❷「本を語る」
この本は、「放送大学」のテキストです。しかも、2016年度のものなので、このカリキュラムが今も存在しているのかは不明です。
[思いついたこと]
60歳を迎える頃、仕事でもプライベートでも、記憶力の衰えを感じることがあり、とてもショックを受けました。そういえば、本も読んでいないし、ブログも書いていない。脳を活性化するためには、どうすればいいんだろう。そんな時、radikoのタイムテーブルに「放送大学」を見つけたのです。そうか、この手があったのか! 私は通信制で大学を卒業しています。しかも38歳で。つまり、社会人になってからずっと、勉強は続けていたのです。
[そして]
独立起業を目指し、大失敗をすることになるのです。自分がいかに世間知らずであり、実学の知識不足であるかを思い知りました。それ以降、借金と生活の追われて、生きるのが精一杯、とても本を読むとか、勉強するとか、余裕はありません。つまり「時間もお金もない」状態で20年を過ごしたわけです。「このまま一生を終わるのか・・・」と呆然と立ちすくんでいた時、「物忘れ」に気づかされたのです。
[しかし]
時間はともかく、お金がない〜この状況下で、できることは何かと探した結果、「放送大学」に行き着いたのです。最初はラジオを聴くだけでしたが、ちょうど年に2回の学生募集の時期となり、1科目だけ受講して、単位を取るためのシステムや他の受講生の様子を探ってみることにしました。すでに大学は卒業しているので単位を揃える必要はありません。だからできるだけ「面白そうな授業」を受講することにしました。それが「音を追究する」だったのです。
[だからこそ]
このテキストも、非常に綺麗にアンダーラインが引かれています。それだけ丁寧に読んだのでしょうね。しかし、課題の提出の時、ガツンとやられました。読んでるだけでは、頭に入っていないのです。今度は、高校時代のようにノートにまとめてみようとしました。でも、どこも重要なことだらけで、まとめるどころではありません。それじゃいっそ、「丸写し」してみたら?一文字、一文字、手で書いていくと、どうやら脳に刺激が伝わるようです。それから3年くらい、手書きの「筆写」を続けることになるのですが、結果だけ言うと、その効果は絶大でした。それは今の私を見れば、わかると思います。


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