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「本を語る」100日100冊チャレンジ 第42日


❶[1BOOK]
「うまく相談できない自分」にサヨナラする本
神戸正博 イースト・プレス  2023年3月17日

❷[3POINT]
①どんな悩みよりも「うまく相談できない悩み」のほうが深刻だと思え
「相談できない自分」という悩みをなくすこと。
「相談できない自分」から「相談上手な自分」になること。

②そもそも、悩みの正体ってなに?
それは、「解決策がわからないトラブル」だということです。
瞬間的な悩み・・・必ず解決策が見つかるもの
長期的な悩み・・・自分一人では解決できない、もしくは明確な解決策がないもの

③人生を幸せにするのは、「相談」の力である
相談というのは、すごく難しい作業です。だから、人生を幸せに生きていけるかどうかを決定づけるほどの影響があるのも、また「相談」の力なのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
人から相談される人になる。

[思いついたこと]
人から見ると、悩みがあるように見えないのが、私の取り柄です。実際は、人には言えない悩みをたくさん抱えているのですが、それを人に相談したことは、ほとんどありません。だから、「悩みがない」と誤解されて、人から相談されることが非常に多いのです。単純に、年齢を隠さないので、それなりの人生経験を積んでいると思われているのかもしれません。実際、話のネタには困らない人生を送ってきました。

でも、この本によると、私は「うまく相談できない」だけなのです。人に相談する以前に、相談されてしまうので、相談相手がいないのです。かといって、弁護士や司法書士などの専門家に相談するような悩みでもなく、カウンセラーに聞いてもらっても、解決するわけではないと、勝手に判断してしまうのです。さらに自分自身がカウンセラーになるために、勉強もしました。その師匠が、著者である神戸正博さんです。

[そして]
教わったのは、徹底的に「聴く」こと。相手に話させることによって、自分で解決策を見つけさせるカウンセリング手法です。でもその途中で、私は挫折しました。聴くことはできるけれど、最後にどうしても「アドバイス=口出し」してしまうのです。元来、せっかちですぐに正解を出そうとする性格なので、最後まで「聴ききれない」のです。これではカウンセラーは失格ですね。

そこで考えたのが「説教おばさん」でした。でも、世間一般の「説教」とは違うものを考えています。決して、相手を否定するようなことや自分の話にすり替えたりすることはありません。「人は人を鏡とすることによって、自分自身を見つめることができる」それに気づいたのです。オンラインでのセッションでは、常に相手と自分の映像を並べて、それぞれのリアクションを確認しながらお話をします。悩みが解決できるかどうかはわかりませんが、私と話をすると元気になるそうです。試してみたい方は、ご連絡を。


❹[1episode]
☆ 悩みをなくすよりも「自分を変える」ことのほうがはるかに大事
世の中の大半の人は悩みを抱えて生きていますが、不思議なことにほとんど悩みを抱えずに生きている人も確かに存在しています。
その人は生まれつきそういう性格なのか、と訊かれることがありますが、違います。本書の冒頭でも触れていますが、「うまく相談できる人」だから問題が発生してもその都度ちゃんと解決しているだけであって、普段は悩みなどないように「見えている」だけなのです。
本書は、目の前の悩みをなくすことを目的として書いたわけではありません。
「うまく相談できない自分」とサヨナラして、人生を変えてもらうために書きました。
つまり、「自分を変える」ために書いたのです。
悩みに対する一時的な解決方法を知っても、自分自身が変わらなければまた次の悩みに直面してしまいます。それではいつまでたっても、本当の幸せを手に入れることはできません。
問題が起こっても解決する方法を学び、「そもそも悩まない人」になるための最後のお話です。



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