「本を語る」100日100冊チャレンジ 第66日「自分をよろこばせる習慣」
❶[1BOOK]
「自分をよろこばせる習慣」今日からうまくいくシンプルな77のこと
田中克成 すばる舎 2023年2月7日
❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
☆幸せを手に入れるシンプルで究極の習慣
大事なことは、習慣を続けることではありません。
自分の悦びを探し続けることです。
①自分を好きになるためのシンプルなコツ
☆思い込みの力を利用する
自分の都合のいいように思い込むことで、人は誰でも思いどおりの自分をつくることができます。なぜなら、私たちの脳は、必要なものを自動的にサーチするようにできているからです。
②超・自己中心主義で進もう
☆「与える者は与えられる」の本当の意味を知る
「縁ある人にしか出会わない、せっかく縁あって出会った人に、本を売ろうとするのではなく、お前の体験を語って救ってやるんだ」(アーサー・ホランド牧師のアドバイス)
結果に期待するのではなく、すでに与えられている“今ここにある互いの豊かさ“こそが、この法則の真意です。
③いつまでも悦べる生き方
☆「自分クレド」を持とう
「自分クレド」とは、悦れる自分と、悦れる人生をつくるための“指針“です。
パッとひと目で自分のあり方を点検できる「自分クレド」があれば、ワクワクしながら理想の自分に近づけると思いませんか。
❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「自分クレド」をつくる。
[思いついたこと]
実は、この本のキモは、「悦」にあります。「喜び」と書かずにあえて「悦び」という字を使い、「悦る」ことを推奨するのです。つまり言い換えれば「ワクワク」です。そして私の今のテーマに繋がるのです。「はじめに」の前に、いくつかの質問があります。「子どものころになりたかった職業は何ですか?」「昔から好きなことは何でしょうか?」などなど。
私の答えは、ずっと昔から「作家」でした。好きなことは、本を読むこと、文章を書くこと、そして話をする=語ること、つまり作家です。
でも「ハマっていること」はたくさんありました。今も好奇心は旺盛で、ここで取り上げる本も、幅広いジャンルにわたっています。最近は、流行りの本を扱うことも増えました。そこにも意図があります。同時代の作家さんたちには、実際に会う機会が来るでしょうし、その時にサインを求めることもあるでしょう。その時のために、新刊を買って読むようにしているのです。
[そして]
「著者と読者」として会うだけでなく、「作家仲間」として会える日が来るのを楽しみにしています。私にとって、書店は「ライバルでいっぱい」です。かつて貧乏のあまり、怖くて近づけなかった大型書店に、今は「リサーチ」に行くのです。作家になった以上、ベストセラー、ミリオンセラーを目指すのは当たり前。売れる本を書かなければ意味がありません。今、何が流行っているのか、誰が注目を浴びているのか、新しい「言葉」は何か?
私は、本そのものも好きで、本に囲まれているだけでも幸せです。引っ越しには苦労しますが、本のない生活は考えられません。だから、いちばん好きな場所「古本屋さん」になろうと思っています。普通の書店ではなく、図書館でもなく、独特の匂いのする「古書店」。現在は、実店舗がなくてもオンラインだけでも成立します。尼崎のコバショのように、自分の好きな著者、好きな本、読んで感動した本だけを扱う本屋さんを目指します。
❹[1episode]
☆いつか死ぬほどときのために、24時間、悦っておこう
新潟で療養する日々を過ごしながら子ども時代の夢を思い出したときに、「年齢的に無理だから」とあきらめて、ほかの夢を追う選択肢もありました。
ですが、あきらめる前に「世界チャンピオン」にはどんな「悦」が隠れているのかを探したことが、私の人生を180度変えてくれることになりました。
あの日以来、私の人生は楽しくて楽しくて仕方ありません。
本書で紹介した77個の習慣のどれかひとつだけでも試してみてください。それだけであなたの人生は動き出すでしょう。
日々「悦る習慣」で幸せな人生を送ることができれば、いつか人生を終えるときに、感謝の気持ちいっぱいに次の世界は旅立てるはずです。
本書の原稿が〆切を迎える日、友人のTwitterの投稿でこんな言葉を見つけました。
「人は幸せになるために生きるんじゃなくて、宿命を果たすために生きるんだって」
何か月も「幸せになるため」の本書を執筆してきた最終日に、この言葉に出会えて、とても清々しい気持ちになりました。
「悦る習慣」を実践し、本当の幸せ、本当の悦びを得られたとき、私たちはこの命に宿された役目(宿命)を果たすことができるのではないでしょうか。
あなたの毎日が、悦びにあふれた人生となりますように。
#望月俊孝
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#継続は力なり
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