セクシー女優としての覚悟と決意①

私がどうしてセクシー女優になったのか。

セクシー女優の方にはあるあるな
どうしてなったの?という質問。

元々私は10年近く、舞台を中心にお芝居をしていました。
10歳くらいからずっと女優になることが夢だったんです。

劇団に所属し、同時に事務所にも所属して
小さい頃からしっかり観客からお金をとって芝居をしていました。
それでも、中々給料がもらえる仕事はできなくて…
やる気、努力、目標をもっても
上手くいく世界でもありません。

それでも私は女優になりたいと思っていました。

長年いた劇団だったから
すごく、すごく、離れ難い場所でした。
私が有名になってこの事務所を大きくしたいとも思っていたくらい。
感謝しても足りないくらいの、
私のもう1つのホームでした。

でもここにいたらもう私は自分に厳しくすることが出来ないと思ったし、
もしかしたら私は10年近く芝居しかしてないから、
義務感で芝居をしているのではないか。
すごく苦しい悩みから解放されるには
1回離れて違う道に踏み出すしかなかったんです。

本当はもっと演技からかけ離れた仕事をしようと思っていたけど、
私が1年かけて選んだ仕事は、
セクシー女優でした。

結局女優に戻ってきてしまった。

やっぱり私は、自分を使って表現をすることが大好き。
そのことからは離れられないらしい。

初めてデビュー作を撮った時は
表現している実感はなかったけれど、
AVの作品は、
今まで作ってきた舞台や映画の作品と何も変わらない
みんなに見てもらうための作品。

私や相手役の男優、スタッフさんはみんな
プロとしてその作品作りに全勢力をかけて臨んでいる。
とっても誇りを持ってできる仕事。

ただ…
未だにこの仕事でひとつだけ悩んでいることがありました。

レイプものや女子高生を襲うもの等、
普通なら犯罪と言われることがAVでは当たり前のように起きる。
この作品を観ることで、
余計にそうゆう知識が増えて、犯罪が増えてしまわないか。
女の子が悲しい思いをするような事件が起きてしまわないか。

それだけが、本当に本当に不安で、
唯一その点で、
私は悪いことをしているんじゃないかと
心が痛くなっていました。

でも、最近のある人との出会い、言葉で
それは完全に払拭されました。
心が救われて、その晩は夜通し泣きました。

つづく。

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