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自殺をとめるな

自殺を手助けすると犯罪になる。それが理解ができないのは僕だけではなかったようだ。
ニュースでその事件が報道された数日後、お昼の空いている電車に揺られていると隣に座っていた二人組が僕と同じ疑問を口にしていた。死にたい人は死なせてあげなよということも言っていた。

死にたいと言う人に「死んではいけない」と言うのはあまりにも残酷で無責任だなと感じる。
人を助けて正義のヒーローぶっているようにしか見えない。当の本人はまったく救われていない。

死ななければいいのか。自殺しなければ、本人はこれまでのどうしようもない辛さを毎日感じながら生きていくことになる。
「死ぬな」「生きろ」に類する言葉を言われると、これからも辛い思いをして苦しめと言われているような気持ちになる。

これらの言葉にはそれだけの重みがあると理解して言ってほしいものだ。
それもわからずに自殺をとめようとする偽善者は無責任だ。

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