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一人歩きしている言葉たち

金儲けのための〝コーチング〟(本来はそういう意味ではない)

 つい最近、コーチングの宣伝文句が目に入ってきました。
 「心のブロックを取り除き、今までできなかったことができるようになれる、これまでにない講座です!」
 もう耳にタコができるレベルで聞いたことがある言葉です。

 〝コーチング〟を職業にしている人も随分と増えましたね。
 冒頭のような宣伝をしている人もたくさんいます。
 けれども、〝人生を変える〟とうたうタイプのコーチングで、本当に人の人生をいい方向に変えることなんてできないという事実に気づいている人はどのくらいいるのでしょうか?

 本当に〝人の人生を変えるくらい〟のコーチングをやるには、コーチングを施す側(コーチ)に、固定観念が一切ないことが条件になります。
 そうでないと、結局、コーチの価値観を押し付けてしまうだけの結果になるからです。
 固定観念なんて、自分では気づけないものだし、それゆえに、完全になくすのは無理です。

 コーチングを受ける人を自分のいいように洗脳して、都合よく動いてもらうことが目的のところがほとんどなのが実態です。

 本当は、本当の意味で、〝コーチング〟という、誰かの人生の目標を発掘して手助けするための事業をしたかった人がいるんだろうなとは推測します。
 けれども、今となっては単なる〝金稼ぎのための手段〟に成り下がっているところがほとんど。
 〝コーチになれば稼げる〟というメッセージが背後に隠れているのを察知すると本来はそいうい意味じゃなかったんだろうなぁと残念な気持ちにもなります。
 そんなもの標榜しなくても、日常生活で自然と、誰かの悩みに役立てるように〝コーチング〟している人もいます。
 逆に、〝コーチングを生業にしています〟という人を見ると全力で逃げたくなってしまうようになってしまいました。

敵視されている〝陰謀論〟

 コロナワクチン騒動で一気に全国区に広まった(?)陰謀論というものがあります。

 アメリカが、ユダヤが、、マイクロソフトがこんな闇みたいな目的で色々と日本人をダメにしようとしている、というもの。

 ワクチンに限らず、GHQの日本の教育、農作物などなど、そのカバーする範囲は幅広いです。

 その疑惑をマスコミなんかは〝陰謀論〟という、さも〝嘘八百が噂で流れている〟ように印象付ける言葉で処理しています。

 でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいのですが、火のないところに煙は立ちますか?
 国民の素朴な疑惑にきちんと答えないどころか、国民の疑惑が次々と現実になっているから、〝陰謀論〟が盛り上がるわけですよ?

 〝陰謀論〟という言葉からは、〝我々の思惑に従え〟という、権力者からの押し付けを感じます。

 ちなみに私は、件のコロナワクチンを全く打っていませんが、これも「反ワク」という言葉をつけられて、さも〝悪いことをしている〟かのように印象付けられていましたね。
 最近になって、ワクチンの実態が明らかになってきましたが、こういう言葉での印象操作は、悪い印象のまま、何十年も残っていくものです。

 ちなみに、余談ですが、コロナワクチンは、
「新しい作用機序の薬剤が、従来の薬剤の数十分の一の治験だけで世の中に出た」
という一点のみで、分子生物学や薬学関連を少しかじった人なら危険度がかなり高いと判断できる程度の代物です。
 実際、私の周りの理系の人は接種率がかなり低かったです。

物事の背景をちゃんと知ることが防御になる

 最近の日本は、どうにもきな臭い雰囲気です。
 詐欺のようなビジネスが跋扈しまくっているし、政府がやることも国民を苦しめることばかり。

 だから、自分で自分の身を守るためにも、世間の声をそのまま採用しないことが大事になってきます。

 特に、流行りのものは、
「それって何なの?」
「似たようなものはないかな?」
「それが起こる原因や原理は?」
ということをじっくり考えてみると、的確な判断が下せるようになっていきます。

 自分の頭で考えていくことが、ますます大事になる時代になってきたなと感じています。

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