お金との付き合い方から性格が見える
日々、生きていると、〝生活に必要ではないけれども出ていく出費〟というものがあります。
それが、知識や知恵が載っている本だったり、イベントだったりします。
本だったらまだ高くても数千円なので、多少値上がりしても気持ちに痛みがありませんが、イベント費用の方は、1.5倍とか2倍という勢いで値段が上がっていくので、参加すらためらってしまうほどです。
このような、〝生活に必要ではないけれども出ていく出費〟で、人の性格って見えてくるなぁと感じています。
イベント主催者のお金の使わせ方と人格
特に、イベントを主催する側の人だと、誰かを誘う時に、「軽く誘う」「イベントやっているよと紹介するだけ」「説得する」「あなたには絶対に必要と言う」「なぜか最初から参加する事が決まっている」などの対応で、主催者の人格が見えてきます。
このうち、誘う時に、「説得する」「あなたには絶対に必要と言う」「なぜか最初から参加する事が決まっている」をやりはじめた人からは、全力で逃げた方がいいです。
他人のお金を大事にできない=そもそも他人に興味がない、他人の気持ちを推測できない、他人が生活に困ってもいいから自分の懐を潤したい、という考えの人たちであり、関わっていると詐取されていきますし、いつか必ずトラブルになります。
必要かどうかは自分で決めること。誰かに説得される「絶対に必要」なんてものは存在しません。
会社員だとなぜか狙われやすいですね。安定した収入があるからたくさんお金を吸い取ってもいいだろう、という考えなのでしょうが、それも表面しか見ないで判断している、考えの浅い人だと自ら証明しているようなもの。
会社員って税金をすごく取られますよ。個人事業主のような、〝合法的に税金を0にする〟方法がありませんから。世の中の個人事業主で、税金を払っているひとはほとんどいませんよね。会社員は手取りも減っているので、生活するだけでいっぱいいっぱいの人が多いですね。
軽く「こんなイベントをやっているので、興味があったらどうぞ」と言うに留める人だと、無理強いがないので安心できます。
消費者としてのお金の使い方と性格
普段、イベントなどに誘われた時に、「恐れ」から参加している人を見かけます。
これに参加しないと嫌われてしまうかもしれないという恐れが一番多いのではないでしょうか。
小さい頃から、人の顔色を伺いながら生きてきた人に多い傾向です。
また、将来のお金の不安から、余計なもの2一切お金をかけない、と決めている人もいます。これも、恐れから来ていますね。
気持ちはわかりますが、どっちも〝楽しめていないな〟と思います。
本当にやりたいことだったら、お金をかけてやればいい。やりたくないこと、興味がなければ断ればいいのです。
ただ、このシンプルな事が意外と難しい。
自分にとって本当に必要なもの、自分が楽しめると思うものをまず発掘しないといけないからです。
恐れだけで行動している人は、「こうしなければいけない」圧力の中で育ってきているため、自分と向き合ってきた経験が乏しいからです。
そしてこういう人が、他人から詐取されやすくなります。
私はたくさん巻き上げられてやっと気づいたクチですが、できれば、そうなる前に一度、自分と向き合う時間を持てたら良かったなと思っています。
お金をバランスよく使える人って、必要なものも楽しめるものもわかっている人。そういう使い方ができればなと思っています。