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木星がAsc軸を通過後の12年のテーマ

木星がAsc軸を通過した後は、人生の居場所が変わっている

 西洋占星術のお話です。
 たまに不意に気になって、自分でホロスコープを出して未来予測をしたりしています。

 過去記事で、「トランジット木星が出生図の12ハウスを進行している時は、とてもしんどい時期になる」と書いています。

 ここ2年ほど、私の木星が出生図の12ハウスにいたので、なんだか精神的に色々としんどいことがありました。(精神だけじゃなくて、それ以外の分野にも影響があったかも。たとえばお金とか)

 今、木星は逆行していて、いったん12ハウスを抜けた木星が12ハウスに戻ってきている状態です。
 ということは、私の「しんどい時期」はまだ続いているということ。

 物心がついてから、トランジット木星が出生図の12ハウスを通過することが2回ありましたが、2回とも通過しきった後、居場所が変わっていました。
・24年前→高校から(浪人を経て)大学へ
・12年前→ブラック企業(北海道)からホワイト企業(東京)へ

 今、逆行している木星は、来年2/4を境に順行に戻ります。
 そして、Asc軸を抜け切るのが2025/4/26。
 私の居場所はまた、変わるのだろうか…?今のところ、前兆などはありません。

木星がAsc軸を通過する時のホロスコープで12年のテーマがわかるらしい

 木星が12ハウスにいる間はたしかにしんどかったので、「トランジット木星がAsc軸を通過した時のホロスコープチャート」についても調べてみた方がいいかもしれない。ということで、まずは、物心ついてからの過去2回分について調べてみました。

 ちなみにどうやって「トランジット木星がAsc軸を通過した日を調べたのか」。
 ①Star navigator(https://www.arijp.com/horoscope/index.php)というホームページで、「三重円」を選択します。

 ②N-Tのアスペクトを表示に✔を入れます

 ③チャートを出します。

 ④ネイタルのAscとトランジットの木星のアスペクトが「0.00」になるまで日付と時間を調整しながらチャートを出し続けます。
 地道です…。

24年前のチャート

 友達がほとんどできず、何かやるごとに悪口を言われて嫌われていた高校生活が終わり、浪人時代が幕を開けた年の6月のチャートです。
 浪人して大学生活に入り、そのままずるずると大学院生(という名のニート)を経験し、最後は就職活動につまづくところまでの期間です。

 上半分と下半分に、同じ数くらいの天体が配置されています。
 前半はゲーマーになり家にこもり気味、後半はコアタイムが12時間ある研究室にいたので、こっちも引きこもり気味。
 個人天体が下に固まっているので、心情としてはうちにこもっていたと思われます。

 Ascは牡羊座なのでチャートルーラー(チャートで一番重きを置くところ)は火星、火星は9ハウス射手座。

 太陽と土星が2ハウスでコンジャンクションを取っています。
 Tスクエアが1つ、調停が4つくらい。
 火星・冥王星と土星・太陽・木星・水星が反対側の位置にあるのが目立ちます(オポジション)。

 太陽が2ハウスにあることから、「才能、収入」がテーマであり、土星コンジャンクションというところから、「苦労ポイント、努力ポイント」でもあることが伺えますね。
 義務教育が終わって、「自分の道を歩く」「稼ぐ手段を身に着ける」ための大学・大学院生活と考えるとしっくりいきそうです。チャートルーラーの火星9ハウスにも通じます。
 ただ、6ハウスに月があり、「日常にいる場所で安定を求めるものの、自分が何をしたいのかわからなくなる、マイノリティーになる」と暗示しており、実際にその通りになっていきます。
 また、9ハウスにある射手座火星は「高度な学問に力を注ぐ」ので、大学・大学院生活に合っていそうですが、そのすぐそばにキロン(カイロン)がある通り、そもそも所属していた場所が苦手分野だったので、その「高度な学問」はきちんとモノになりませんでした。

12年前のチャート

 転職を機に関東で一人暮らしを始めてから今までの時期をカバーするチャートになります。

 チャートルーラーは金星(Ascは天秤座→支配星)。金星は8ハウス双子座にあります。
 好奇心を持って楽しくいろんな人の考えや教えを吸収していく、特にレジャーの分野で?という感じです。
 実際は新しく入った会社で、上司と同僚に恵まれ、「お前は本当に社会人か?」レベルの楽しさで楽しく新しい仕事に取り組む期間になりました。

 右側に天体が偏っており、さらに、個人天体は上半分に全て固まっています。
 「周りの人の影響を受けながら、社会的な立場を固めていく」ということだったのですね。

 太陽は8ハウス。先輩たちの教えを吸収していく時期。
 それと同時に、8ハウス双子座にある木星が海外へのあこがれを、同じく8ハウスにある水星が本を買い占めて知識を仕入れることを暗示しています。
 実際、一人暮らしを始めてから語学の勉強に力を入れはじめ、数か国語の検定に合格し、海外旅行にも行っています。本棚からは本が溢れるレベルで詰まっていました。
 また、9ハウス魚座にある月が、固定観念が嫌いだったり、旅に出たい衝動を表しており、実際に、固定観念について考える機会があったり国内旅行に何度も出かけたりしていました。

 Tスクエアも調停もあるけれども、仕事そのものは順調でした。ただ、関東に来てから数年間は友達ができず、休日に暇をもてあましたことも。ここはもしかしたら、5ハウスのキロン(カイロン)が影響しているのかもしれませんね。

次はどうなるんだろう

 次にトランジット木星が出生図のAscを完全通過する瞬間のチャートです。
 1ハウスにたくさんいすぎでは…?
 チャートルーラーは天王星(Asc水瓶座→支配星は天王星)、3ハウス牡牛座。
 本物や変わらないものを追求しながら、それでも周辺環境に変革を起こす…と読めます。

 冥王星以外の天体が下半分にいます。社会的なことよりも、個人のことに意識が向く時期になりそうです。
 それに、個人天体は全て左側。ということは、「自分自身の感覚や能力を大切にして、自分らしく動く」傾向になるのでしょう。
 昔の内向きで、人の顔色をうかがってばかりいた自分が自分らしく動く!?とちょっとびっくりしています。

 太陽自体は2ハウスにいますね。稼ぐこと、才能がテーマとなりそうです。牡牛座なので、自分の感性を大事にすることが鍵となりそう。ただ、これ、冥王星と火星とのTスクエアを形成していますね…。

 1ハウスに土星、金星、海王星。5度前ルール適用なら月と水星は2ハウスです。
 1ハウス土星:忍耐力、感情を表に出すことに課題
 1ハウス金星:愛されキャラ
 1ハウス海王星:感受性と芸術性

 2ハウス月:お金や暮らしの安定がそのまま心の安定に直結
 2ハウス水星:コミュニケーションや文章、職人的なもので稼ぐ
 ただし、キロン(カイロン)もまた2ハウスにあるため、今回も才能や稼ぐところで何か障害があるのかなぁと。

 …とりあえず、自分の感性を大事にしてね、ということでしょうか。もう少ししたら、答えが見えてくるのかも。

 ただ、過去2回と異なり、Ascが不動宮(過去2回は活動宮)のため、実際には何にも変わらない可能性もありそうです。

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