見出し画像

違和感は「人生の転機」の徴(しるし)かもしれない

理不尽な現象が続いたら考えたいこと

 同じことをやっていたのに、自分だけ指摘された。
 同じ結果を出したのに、同僚は褒められて、自分はけなされた。
 特に理由もないのに、周りの人と明らかに態度が違ってとげとげしい。

 生きていれば、そんな理不尽な目に遭うことがあります。
「現象は同じなのに、どうして私だけこんなにネガティブな目に遭わなければならないんだろう…?」

 明らかに自分に落ち度があるのなら別ですが、特に理由もわからず、不思議で仕方ない時。
 それは、もしかしたら、
「今いる場所は間違っているよ」
「もっと活躍できる場所や仕事があるはずだよ」
「その人とは関わらない方がいいよ」
というメッセージなのかもしれません。

 普段、「見えない世界」には頼るまいと決めている私ですが、何回も「あれ?」が続くと、さすがに考えます。
 論理的に考えておかしいな…。
 同じことをしているのに、捉えられ方の違いでこんなに評価が違ってくるのか…それってアリなの?
 同じことを言っているのに、こんなに冷たく受け取られるのはなぜ?

実例 ブラック企業からの転職

 これはわかりやすかったのですが、美人の同僚と私の扱いが全然違いました(笑)

 同じ器具を使って、同じ測定をして、同じ結果が出た時。
 どちらも結果として”失敗”だったのですが、私に対する社長の評価は、
「どうしてあいつはあんなにダメなんだ。何やらせてもダメだな」
だったのに対し、美人の同僚に対する評価は、
「あなたの測定は信用できるから、あのバカを指導してやれ」
でした。

 これには当時の上司も首をひねったほど。
「同じ結果が出てるのに、どうして評価が違ってくるんだ?」
 まあ、反論すると物が飛んでくるので、誰も社長に指摘はしませんでしたが。

 そして、その半年後、私は「退職勧奨」という形でその職場を去ることになります。
 正式に退職を言い渡され、「最終勤務日」まで決められ、私は限られた時間の中で転職活動を始めることになりました。

 すると、本当に不思議なのですが、転職活動開始後すぐに入社が決まった会社では、その「最終勤務日」の翌日が「勤務開始日」に指定されていました。(中途採用だったので、もちろん交渉で調整は可能だったと思いますが。)

 転職活動がすんなり終わったこと、その転職先がホワイト企業だったこと。その後10年、同じ企業に勤められていること。転職先でいろんな出会いがあったこと。
「私には行くべき場所が他にある」からこそ、元の職場では「ここにいちゃダメ」だと知らせるため、理不尽な目に遭っていたのかもしれません。

 ちなみに、その元職場は、数年後、銀行から数億円の融資を受けたとして新聞に記事が載っていましたが、当時でも、事業をはじめて5年以上経つのに黒字に一度もなっていない状態。
 今は会社が存続しているのかもわかりません。

働き方でも友達関係でも

 数年、やってきてだいぶ慣れてきた…。
 けれども、始めた当初の情熱はだいぶ薄れてきた…。

 友達だと思って色々協力していたけれども、なぜか危害を加えてきた。
 しかも謝罪の言葉はなく言い訳しかしてこない…。

 これらは、私が最近感じた「違和感」「理不尽」です。

 もしかしたら、「数年やってきた」ことも、そろそろ潮時で、新しいことを始めるべきなのかもしれません。
 友達だと思っていた人だって、本当は「関わってはいけない人」なのかもしれません。

 なお、危害を加えられたケースでは数カ月悩んだ末、関係を切りました。
 結果、周りから「明るくなったね!」と言われたり、自分自身の考え方が前向きになったりと、いい変化が起こりました。
 切られた方は気づいてもいません。それだけの関係だったことを証明する形ともなりました。

 違和感や理不尽は、その場で対処するのも手の一つですし、緊急だったり対処法がわかるのであれば、そうした方がいいです。
 でも、どうしたらわからない時は、とりあえず様子見をしつつ、違和感や理不尽と向き合うことを続けていけばいいのかなと思います。
 どう行動したらいいかがわかることもありますし、強制的に理不尽から離れられるイベントが起こる可能性もあります。

 どちらにしても、「理不尽」「違和感」は、「本当にいるべき場所から外れている」「関わっていはいけない人と関わっている」ことを教えてくれているのではないでしょうか。
 はっきりとわかる感覚ではなくても、一瞬「あれ?」と思ったら、その感情に目を向けてみるといいのかもしれません。

 

いいなと思ったら応援しよう!