【Mami】ADHD+適応障害 アラサー営業マン

2023年12月から適応障害で休職中。貧乏育ちの仮面お嬢様。なりたい自分になりたいな。

【Mami】ADHD+適応障害 アラサー営業マン

2023年12月から適応障害で休職中。貧乏育ちの仮面お嬢様。なりたい自分になりたいな。

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最近の記事

心療内科に行ってよかった。心療内科はもっと身近な存在であるべきだよね、という話

私はアラサー営業マン。 2023年12月に適応障害と診断され、現在も休職している。 毎週心療内科に通うこと約1年間。 なぜここまで落ち込むのか?大したことではないのに。 なぜ人に迷惑をかけると必要以上に悩むのか?誰かの助けになることは厭わないのに。 このような自問自答を繰り返し、ようやく自己理解が深まったと実感している。 私をよく知る人は、私のことを「超明るいアクティブで真面目な陽キャラ」だと思っているはずだ。 しかし、この精神疾患を通して、これまで自分がいかに無理を

    • 良い噂話はしたほうがいい!間接的な誉め言葉についての思索

      前置き:私は正直すぎて、時に苦しい 私は自他ともに認める”正直者”だ。 思ったことは何でも口にしてしまうタイプである。自分の良い部分でもあり悪い部分でもあると自覚している。 自分の正直さに悩んだことはあるだろうか? 正直でいることに疲れる。でも、嘘をつくことの方がもっともっと疲れる。 少し前に流行した人狼ゲーム。今でも大人数でやりがちな定番のゲームだが、私はあれが本当に苦手だ。 スマホアプリがグループの各メンバーにランダムで役割を与える。 人狼は村人を装い、毎晩1人襲

      • 私は、人に嫌われていないという自信がある。適応障害患者が自分を客観視してみた。

        とんだ思い上がりだ、自惚れるのも甚だしい、と思ってもらって構わない。 それでも、私は人に嫌われていないという自信があるのだ。 勘違いを避けるためにあえて繰り返すが、私は「嫌われていない」、それは私が「どんな人からも好かれている」と意味しているわけではない。 あくまでも、私を嫌う要素が無い、無害な人間だということを主張したい。 学生時代を含め、過去を振り返ってみても、自分が人に嫌われたり傷つけられた経験がほとんどない。社会人になり、転職などで今まで4つの職場を経験してきたが

        • メンヘラのアラサー女子から、傷だらけの少女へ

          横浜市内で電車に乗っていた時のこと。 MCMのリュック、厚底のサンダル、ブリーチで痛んだロングヘアの少女がいた。 私は人間観察が好きだ。 おしゃれな人を見かけると、つい手元のリングやネイル、バッグや靴まで見てしまう。 小汚い人がいたら、額に流れる汗や処理されていないボサボサのうなじまで見てしまう。見たくないのに。 その派手な少女は、車両に乗り込むや否や、空席が無いことに気づき、床に座りこんだ。その手に握るスマホは、誰かとチャットをしているように見受けられた。 不思議な子

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        • パスポートを紛失したら適応障害になったアラサー営業マンの話
          2本

        記事

          アラサー女子が考える死後の話

          決して重い話をしたいわけではない。 誰もが考えたことがある「死後」について、自分なりの答えがあるため、綴っておきたいと思ったまでである。 実家は代々仏教であり、葬式も一般的な仏教のスタイルで行う。祖父母の家には仏壇があり、お盆休みには墓参りに行く。手を合わせて、祖先に対して心の中で尊敬の意を表し、幸せに生きていることに感謝する。 しかし、このような気持ちが死んだ人に届くとは思っていない。 魂だとか、仏だとか神様だとか、目に見えないものは信じていない。 私は、目に見える現

          アラサー女子が考える死後の話

          パスポートを紛失したら適応障害になったアラサー営業マンの話②

          ↓ 第一章はこちらです ―第二章 無事帰国― かくして、火曜日~木曜日は怒涛の日々を乗り越えた。奥野さんは予定通り帰国したが、私はビザ申請中のため、中国滞在はもう少し続く。 これまでの3日間、ホテルで1人になると必ず「私はいつ帰ることができるのだろうか」と涙で枕を濡らしていた。 書類発行の各種手続きにそれぞれどのくらいの時間がかかるのだろう。ビザの発給がうまくいかなければ、2週間何をして中国で過ごすのだろうか。ただでさえHさんやKさんを振り回しているのに、さらに2週間彼

          パスポートを紛失したら適応障害になったアラサー営業マンの話②

          貧乏育ちのアラサー女子、プチプラ高見えのプロになった話

          ー猛暑の候、私がいかに上手くおしゃれを保っているかを考えてみた。ー 私は女子大出身である。幼少期からピアノを得意とし、留学経験があるため英語も話せる。清楚なファッションを好む。服は丁寧に洗濯し、アイロンがけも怠らない。家の側のコンビニであろうと都心部であろうと、人が見ていようと見ていまいと、外に出る時は必ずメイクをする。常に清潔感を意識している。そんな私は、(自分で言うのも大変おこがましいが、)女子大生達の中に目立つことなく染まっていたと思う。 私のキャンパスライフは、そ

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          仕事を愛せるっていいなぁ。スタバの接客に思わず感動した話

          ー惜春の折、スタバの店員さんにおもてなしの心を学んだ話ー 私は最近、専らコーヒーに夢中である。なぜなら、納期2ヶ月のエスプレッソマシンをようやく手に入れたからだ。エスプレッソマシンが我が家にやってきてからは毎日コーヒーの勉強に忙しい。 コーヒーとは大変奥深いものである。豆の種類だけでなく、豆の挽き具合やお湯の入れ方によっても味が変わる、気まぐれなネコのような飲み物だ。そういやネコの糞から採取されたコーヒー豆を使用する高級コーヒーもあるのだとか。なんとなくサラッと学んでみよう

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          アラサー女子、ソロキャンプデビュー。キャンプ場のコインシャワーが難しすぎる話

          ー新緑の候、過保護に育てられたアラサー女子のキャンプの話ー 私は現在適応障害の療養のため、約5か月ほど休職している。 毎日とくにやることがない。今やらなければいけないことは掃除と洗濯くらいである。 勤めていた頃は全国あちこち営業に回り、めまぐるしい日々を過ごしていた。不本意ながらも療養目的で人生のボーナスタイムを与えられ、その使い道に困っている。 休職5か月となると、体調は相当安定しており、はたから見れば元気そのものである。家でじっとできない私は、基本的に毎日どこかに出

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          さつまいもプリンに飛んできた小さな虫の話

          ―新緑の候、公園でさつまいもプリンを食べていた時の話― 私は現在適応障害の療養のため、約5か月ほど休職している。 毎日とくにやることがない。今やらなければいけないことは掃除と洗濯くらいである。 勤めていた頃は全国あちこち営業に回り、めまぐるしい日々を過ごしていた。不本意ながらも療養目的で人生のボーナスタイムを与えられ、その使い道に困っている。 休職5か月となると、体調は相当安定しており、はたから見れば元気そのものである。家でじっとできない私は、基本的に毎日どこかに出歩い

          さつまいもプリンに飛んできた小さな虫の話

          パスポートを紛失したら適応障害になったアラサー営業マンの話①

          プロローグ このエッセイは私の闘病生活をおもしろおかしく綴ったものである。勘違いしないでほしいが、このエッセイはいわゆる繊細さんや生きづらさを感じる人々をターゲットとした自己啓発本のような内容ではない。精神疾患の方々に救いの手を差し伸べるようなエッセイとは到底言えまい。このエッセイを読むことで心が楽になるなどと期待しているのであれば、今ここで読むのをやめることをすすめたい。 2023年12月4日、私は適応障害と診断された。療養には非常に長い時間を要し、休職期間も決して甘いもの

          パスポートを紛失したら適応障害になったアラサー営業マンの話①