“何者か”になりたくて挫折したけど幸せになれた話「好きな仕事についたはずが……30代編」
やりたいことを見つけて100%幸せになるコツを書いています。
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とにかく働きたくなかった20代を経て、その後、副業でライターをしていた会社から、編集の仕事をやってみないか?と誘われてWebメディアの世界へ。
紆余曲折を経たが、この仕事で、私はやっと鬱状態になることがなく、ぎりぎり人並みと言えなくもないモチベーションで働けるようになった。
もちろん未経験の仕事だったので大変なこともあったし、今思えば迷惑も多くおかけしたが、「楽しいかも」と思える仕事につくことができた。
この頃も自分で何かを書きたいが何を書いたらいいかわからないという漠然とした欠乏感を心の底に抱えてはいたが。
数年が働いたのち、だんだんと女性メディアのテンションについていけなくなっていった。日本文化に興味が出てきたことも重なり、インバウンド向けの日本旅行メディアを運営する会社へ転職。が、スタートアップみたいな感じだったので仕方ないのだが、残業を厭わず働くまでの熱量に達せられず、退職。このとき35歳。
やっぱり週5日、通勤して働きたいと思える仕事は今のところ、ない、と判断し、派遣(時短)とフリーランスの仕事でやっていくことにした。
が、どうもしっくりこない。派遣は生計を立てるための仕事だからよいとして、フリーライターの仕事があまりしっくりこない。なんか、取材とかそんなに行きたくないんだよな、という違和感。
専門分野や興味がある分野について精通しているライターになりたいのだけど、どうも本当に書きたいことが見つからない。
ちょっと好きなことはあるけど「これで行こう!」というものが見つからない。(今となってはそんなもの見つけようするのが間違いなのだが)自分でWebサイトの運営をしてみようかなどいろいろ試行錯誤するも、そもそもWebサイトの運営も、興味があることや動機があやふやなためか、続けるのがむずいかしい。悶々とする毎日。
うーん、いつになったら私は"働きたくない"から解放されるのだろうかと、時に苛立ちも感じた。
いくら考えても、いろいろ試しても、しっくりこない。
とりあえず、派遣で始めたアルバイトの職場の居心地が良いこともあって、取材やインタビューありのライターの仕事はストップし、アルバイト中心の仕事にシフトしていく。
30代後半から少し前までだいたいそのような感じで生きていた。
40代編へ続く。