2020 洗濯機や流し台から海と寿司が見える
#2020年 これほど学び多き年はなかった。
(ダークな内容も含むため早めに振り返りUP)
これまでの逆境とは異色。本気で #生存権 を脅かされるという体験をした。(している)
#香害 という名の香り付け #柔軟剤 が威力を発揮する春夏は特に、揮発した有害物質に神経がやられ全身の筋肉硬直と激しい痛み、カウンターを食らったように意識が飛び……来る日も来る日も独りベッドで動けず心の中で #HELP ! と叫んでいた。助けに来てくれたのは市民の命を守る義務感から一人の警部補だけだった。
この事態を把握しようともがくうちに医師から初めて聞かされた症候群名、 #化学物質過敏症 。
診断書をもって懇願するも他人への加害など知らぬ存ぜぬ隣人の厚顔無恥。身内の困り顔、不思議顔。打合せに向かう途中駅で倒れたときの怪訝な顔、顔。「お客様によって香りの感じ方はそれぞれと承知しております」合成洗剤柔軟剤メーカーの能面。「機序(1対1の因果関係)が判明しないので何とも出来ません」国、警察、弁護士の鉄仮面。製品に明らかな問題あれど香料の成分表示義務がなく機序不明、国から十分な研究費も下りぬため、外圧を待つしかありませんと研究者の諦め顔。
#青き衣を纏いて 覚醒し、#腐海 化した現代社会に気付くと同時に(安全な空気が吸えないぞ日本)、人間社会とは如何にいとも簡単にそして完全に #マイノリティ を迫害するかを学んだ。一人も取り残さぬ社会などとは程遠い。無関心を装う人間ほどまた怖いものはない。
いよいよ人生の #ラスボス 来た!と対峙し、安全な製品を造り対抗するか、自らの命をもって社会に訴えるか前向きに検討した。(実際に命をもって抗議した人々がいることも事実)
歴史からも学ぶうち、肌色などの特性や生まれた場所で謂れなき迫害を受ける者、大人や他人の我儘で人権を搾取される子供達、生存圏を侵され続ける物言わぬ生物たちと見事にシンクロした。この体験は尊く貴重なものである。性善説であった価値観を変えた。この世界は正義と悪、陰と陽で完成されているのだ。
しかし、どうだろう。
不幸そうに見えて、それだけではなかった。
#危険物センサー を身につけたことで、#無添加 や #無農薬 の食品を選び、有害物質が含まれる日用品も一切選ばぬ安全な生活と知識を手に入れた。
今や洗濯機や流し台から海と寿司が見える。(マジで)
自分の入口と出口が認識できる暮らしは、真の自律であり、己や愛するものの未来あるこの星を守り守られるという #生産性 に優る普遍の価値を手に入れたと同義。
物言わぬ者の代弁者にもなれた。
公然と理不尽を訴える強さも身につけた。
「思いの丈は話せたかい? ……すごいね。ちっとも重い話なんかじゃないよ。また君が何かやる時には協力するから」と、渦巻く闇をまるっと包み込んだ光が、#松任谷正隆 さんだった。
「無理に動かなくていいよ。自然に身を任せて。貴女なりの伝え方で発信してごらん。きっと同志に出逢えるから」
常に魂に寄り添い導いてくださったのが、 #河森正治 さんだった。
突然Twitterで #ダークサイド から現れた #ヒーロー にドン引きしつつも見守ってくれた皆さん。共に真実と苦しみを知る蒼き衣を纏いし者たち。勢いにおされて全面協力してくださる誇り高き学び舎。飽きて捨てたペットにも屋根と食べ物を与えた良心的な主。玄関で身ぐるみ(移香)を剥がされると知ってもなお訪ねてくれる友。昔から如何なる時にも認め励まし伴走してくれる同志……その存在と残り時間がある限り、微力でも悪魔の力を手に入れた正義のヒーローになれる。
人はひとつの姿に見えて地層のように面を持つ。踏ん張るための岩盤や、その下に流れる清水や……来年は自分にどんな切り口が現れるのか楽しみである。
おまえはまるで #あしたのジョー だ。踏ん付けられてもTシャツの中で生き、寿司まで食ってしまう #ど根性ガエル だ。
もう、いい。
そろそろ、来年こそは新たな一面を発掘し、「涙がでちゃう、女の子だもん」と言えたい。
この世界が少しでも優しいものでありますように。
この世界の悲しみが少しでも浄化されますように。
あたたかな場所にいけますように。
良い年でありますように。
愛を込めて。
皆様、どうぞ良いお年を。