象使いになるならルアンパバーン
今回、旅先をルアンパバーンにした最大の理由は、象使いツアーがあるからだった。
象の上のカゴに乗るんじゃなくて、象に直接乗りたい。
そんな希望を叶えてくれる場所が、ルアンパバーンのエレファントビレッジだ。
ルアンパバーン 中心部からガッタンガッタンの道を車で進むこと30分。
象の保護を目的とした施設なので、まずは象とラオスの人々との歴史を聞く。そして「進め=パイパイ」「止まれ=ハオハオ」とラオス語をレクチャーしてもらって、象にあいさつ。
サバイディー!
象使いは、どこからでも象に飛び乗れるし、象の上でリラックスしてたり、飛んでみたり。だから、簡単に乗れるかと思いきや、とんでもなかった。
まず、象によじ登る筋肉が、私にはない。上から下から支えてもらって、なんとかライドオン!と思ったら、歩き出した象の揺れるたびに自分も不安定になって、今にも落ちそうな危うさ。たびほ入ってきててよかったあ。
それでもなんとか平坦なところでの感覚をつかんだと思ったら、次は川へ。この、川に降りるための下り坂が怖かった。手を乗せている象の頭が下になるから、前に転がり落ちそう。しかも私が乗ってた象は食べるのが大好きで、左右の草を自由に首振りながら食べる食べる。私はそのたびに叫ぶ叫ぶ。
落ちないようにと力が入リすぎた私の手は、降りた後ぷるぷるになってた。明日は筋肉痛だろうな。
ナムカーン川の水は冷たくて気持ちいい。象も機嫌がいいのか、しきりに濡れた耳を動かしている。その度に、しっとりした耳が私の素足に当たって気持ちよかった。
象使いに水をかけられ、びちゃびちゃになりながら象をブラシで洗ってあげているうちに、象と心が打ち解け合えた気がした。
歳を重ねると新しい体験が減っていくとはいうけれど、まだまだあるな、初体験。
象さん、今日は乗せてくれてありがとう。
コプチャイライライ!