電車の中のおじさんおばさんは不機嫌なわけではないんだよ。
私も若い頃は思っていた。
なぜ中年以上の人々は、そんなに不機嫌な顔して電車に乗っているのかと。
でも自分が中年になったらわかってしまった。
不機嫌なわけじゃない。顔の筋肉がたるんでるだけなんだって。
ふと窓に映った自分の顔を見たときの自分の口角の下がり具合は、2度見からの3度見いけるぐらいに想定外。
本人はそこそこ機嫌よかったりするのに、窓に映ってる私ったら、なんとまぁブスッとしてるんでしょう。
恐ろしいことに、知り合いに会ってニコッとしたつもりのときでさえ、鏡の前で再現すると能面だったりするからね。
筋肉が動いていない。ぴくりとも表情変わってない。
ボトックスも打ってないのに!
そもそも、表情筋って自分が思ってるほどに動いてないものだと思う。
お店の店員さんなどを撮影するとき、カメラマンさんと一緒に
「笑ってください。もっと笑って大丈夫ですよ~、もっと~」
というやりとりは日常茶飯事。
緊張もあるとは思うけど、ご本人がステキににっこりしてるつもりの笑顔は、写真で見るとギリ微笑んでるかなっていう感じ。
プロのモデルやタレントが一瞬で花が咲いたように笑えるのは、プロの技だ。そういう人たちは、無表情のときでも口角が上がっている。
要するに、訓練なのだ。
腹筋を鍛えるように、口角を上げる訓練をしているから、微笑み顔でもばっちり笑っているように見えるし、無表情も不機嫌に見えない。
だからね。私も電車の中では、意識して口角をあげるようにしているよ。
あげてるつもりで、口角まっすぐなってればいいほうだと思うから。
不機嫌そうな人より、にやにやしてる人だなと思われたほうがいいでしょう。たぶん。
ついでに目の下の筋肉を永作博美の笑顔のモノマネしてるつもりでくいっと上げたりしてね。上がんないけどね。
筋肉問題ならば鍛えれば多少はマシになると思うから、今からでも笑顔がステキで無表情でも不機嫌に見えない人になりたいと思う。
それで顔のたるみがぜーんぶ飛んでいったらいいのになぁ。
時代も令和と新しくなるしね。
自分にもフレッシュさを求めたい。
最後まで読んでくれてありがとうございます! 夏は引きこもりたい派です。冬だって引きこもりたい派です。